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トラブルと決断の《甲州街道日記》 その12

 「晩ごはんを食べる予定の食堂」でのやっと食べられた昼ご飯のあと、さて、今日のゲストハウスは・・・?

Ⅻ.12 月28日(水)-4

 今日のゲストハウスは、バーベーキューハウスだからキャンプ場風だった。「ILA 白州バーベーキューハウス」と看板に書いてあるが、バーベーキューできないバーベーキュー場だ。コロナの体制なので、肉が扱えないだそうだ。入って、右に曲がるとプレハブの受付けがあった。呼び鈴を押すと、気の良さそうなお兄さんが出てきて対応してくれた。

入口です

 部屋に案内しながら、色々お話してくれた。「北杜市で遊べる宿泊施設を、ちょっとずつDIYで進めてます」と言っていた。つまり、キャンプ場すべてが手作りだといわけです。だから、部屋はトタンで覆っただけなので、寒いかもしれない、石油ストーブを付けてこたつに入ってください、寝るときは電気毛布を使ってください、シャワー室は制作途中で隙間があいているので寒いので工夫して入ってください、などアドバイスがあった。(12月に隙間風の入るシャワー???)

 部屋の感じは、なんと言っていいか難しいが、東南アジア風かな?でも、ストーブとこたつをつけると暖かく、寝るときは電気毛布もあるので問題はなかったです。

これが、お部屋です

 昨日、シャワーを浴びていないので今日はどうしてもシャワーを浴びたい。シャワー室を覗いてみると、後付の外付けでトタンとレンガで壁を作ったものでした。狭いといいのに、逆に不必要に広いシャワー室でした。 
 工夫してもいいということなので、熱湯を10分ほど出しっぱなしにして、湯気をシャワールームいっぱいに溜めてみました。それでも、足元のレンガが冷たく、震えながら入りました。多分ですが、夏のキャンプなら問題ないでしょう。

 その後、ちょっとワシントン・ポーの本を読んでリラックスしました。私は本を読むと、心も体もリラックスします。本の内容は、おぞましい死体が出てくる連続殺人ですが、それでも同じ効果が得られました(仕事して疲れたときも、テレビの見すぎのときも、漫画の読み過ぎのあとも読みます)。

 さて、すぐさま晩ごはんの買い出しの時間です(大丈夫、お腹は空いています。嘘です)。先程、昼ごはんを食べたところような気がします(気がするのではなく、実際に2時間前に食べたとこですが…気休めに、この様に書いてみました。)。

 また、歩いて『国境』まで引き返して行きました。冬なので、いつの間にか空は暗くなっています。周りに明かりがなく、星が綺麗に見えています。月の明かりで、明るいので道はよく見えます。遠くに見える「国境」の看板の明かりを目印に歩きました。暗いので、15分ほどかかりました。

夜の「国堺」!!

 歩きながら、晩御飯は中華風にしようと考えていました。メニューにあったものを思い出して食べたいものを決めていました。それと、もう一つ、気がかりなことがあります。2時間前に昼ご飯を食べたたやつが、また来やがったなと思われないかということです。思われたら、とっても恥ずかしいです(忙しいので、覚えているはずありませんが…)。

メニューの一部です

 心配は杞憂に終わりました。入っていたら、普通に対応してもらえました(当たり前です。覚えていても、言わないでしょう)。晩ごはんは、予定通りテイクアウトにしました。エビフライとシュウマイと春まきを注文しました。ラーメンも頼んだのですが、「持って帰れません」と断られました。

 ゲストハウスの近くに「自動販売機村」と書いた自動販売機がたくさんあるところがあったので、寄ってみましたがお酒は置いてませんでした(あたりま前です。ドライバーさんのための自販機村ですから)。しょげて帰ってきたら、ゲストハウスの事務所の前に酎ハイの自動販売機があったので、レモン酎ハイを3缶買いました。

 晩御飯は、中華を楽しみながワシントン・ポーの本を読みました。本がものすごく進みました。でも、中華の油でだいぶ本が、汚れてしまいました。大丈夫です。私は、本好きで、その上、本が読まれてボロボロになっていくのがたまらなく好きだからです。ワシントン・ポーのシリーズは最高です。出てくる、自閉症スペクトラム的な女の子の成長が素敵です。

読んでたのは、2冊めの「ブラックサマーの殺人」

 明日は、大したトラブルが有りせんようにと願いなら、11時には寝ました。

本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。