育て直し 1986年 6月3日(火)何かを教えたいなら「もう1回」を教えましょう!
【日記】
今日は、少し、風邪ぎみ。グズグズと機嫌が悪い(病気だから、当たり前。早く気付けばよかったが、風邪じゃなく花粉症だったかも)。
ことある事に同じことを繰り返し教えていたら、梓からやってくれるようになることが分かった(そんなことは、当たり前か?)。今は、御飯やおやつや、おもちゃのときに使えるので「ちょうだい。」を教えている。これを学んだら、次は何を教えたらいいんだろう。
今日、「洗濯をして」と久美子に頼まれた。いいよと洗濯物置き場に行くと、梓のうんち付きおしめもバケツにつけてあったので洗った。梓のだと思えばなんとか我慢できた。自分だったらやらないかも。パンツを捨てるだろう。考えてみれば(考えて見なくても)、障害者通所施設での仕事のときも、うんちをおもらした子どものおしめを洗っている。
(大学を出て、まさかこんな仕事をするとは)しかし、我が子のうんち付きおしめの洗濯は、何故か仕事とは少し違った感じがした。
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【解説】
教えたいことがあるときには、繰り返し「覚えてくださいね」と「覚えて」を使います。凸凹タイプには、「~しなさい。」と命令的に教えてはいけません。
柔軟性が弱い(抑制が弱い、新しい物を避ける)と、何でも自分で決めたいので、とりあえず新しいことは「僕は、したくない」という反応をしてしまうからです。結果として、新しいものを学ぼうとしなくなります。
だから、「~しなさい」ではなく「覚えてね」を使います。命令に従わなくていいので、知識として覚えて置くだけなので覚えてくれます。その内、自分で思いついたかのように、その覚えたことをやり始めるので心配いりません。
「ちょだい。」を教えていると書いていますが、早く覚えておくと発達の助けになる言葉から教えていくと良いでしょう。元発達相談員としては、「もう、1回」をお勧めします。良い行動(好きなこと)を獲得したときに、これを教えておくと「もう1回」「もう1回」と子どもが言い出して、良い行動が早く定着するからです。
本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。