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育て直し 1986年 6月9日(月) 初めてのピンチ把握(つまむ)は、手指の基礎

 甲州街道を歩いていて、雨のため件のサンダルで靴擦れになってしまいました。上野原宿で(あんドーナツを買って)おしまいにしました。今日から、#noteを再開します(ホテルのWiFiから)。

【日記】
 梅田に、映画を見に行った(子どもを見捨てて遊びに行くのか、と当時は怒られてました。見た映画は確か『デルタ・フォース』だった)。
 梓のお土産(自責の念から?)に阪急百貨店で、いたずらボックス(ネジを外したり、金槌で出っ張りを打ち付けたりするおもちゃ)と紐を引っぱると猿が登っていくおもちゃを買って上げた。今、回す、叩く、引っ張るが一番楽しそうなので「喜んでくれたらいいな」と言う思い。

多分、これだった!

 梓がいたずらで、醤油を飲んでしまった。ものすごく、咳き込んでいる。びっくりしつつも、緊急処置でお茶を飲ませた。① たいしたことはなかったので、よかった。今後、梓の探索と好奇心に注意しないと(目を離し過ぎだと思う)いけない。

 5秒位なら、一人で立っていられるようになった。(これは、いいことなのか?)音楽を鳴らすと、リズムに合せて身体を振るようになった。② 踊っているつもりのようだ。

 日頃の様子をよく見ていると、かなり小さいものも上手に掴める、つまめるようになった。③ すごい。人差し指と親指で、うまくつまんでいる感じ。
 
 「散歩に行って、犬を見つけると触りたがる」とおばあちゃんが、言っていた。「それはいいことだ。犬好きかな?」と思っていたが、実は、梓は犬を見つけると、しっぽやあっちこっちに無理やり引張るから、犬の方は嫌って逃るようだ。④
 
分かる、分かる犬の気持ち。梓は、今、引っ張るのが好きで力の加減ができない…。遊んでいる時に、私の髪の毛もよく引っ張る(将来、禿げたらこれが原因かも)。

犬にも「うまく逃げて欲しい」と言いたい

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【解説】①
 この時期は、何でも口で探索する時期でもあるので、動き回るタイプ(凸凹タイプ)の場合、目を離すのは厳禁です。しかし、すべての危ないものを子どもから離してしまう(片づけてします)ことは、子どもにとって良くありません。危ないものを学ぶ機会が、なくなるからです。
 何でも触らせてあげた上で、危ないものも含めて「覚えて」で、触っていいかどうかを教えていってあげることが大切です。

これを、結構飲んだらしい!!

【セリフ】①
父「珍しいものをテーブルで見つけたね(「共感」)。だから、なんだ
 ろうと思って嘗めてみたんだよね(「想像」)。」
子「ぺ、ぺ(そうだよ)。」
父「それは、醤油というものだよ。子どもにはからすぎるし、たくさん飲ん
 じゃうと毒にもなるんだよ。」
子「ぐ、ぐ(毒なの?)。」
父「だから、それを触ったり嘗めたりするのはやめてください(「覚え
 て」
)。分かった?覚えてね?」
子「ううう(僕もこりたから、もう嘗めない)。」

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【解説】②
 運動の得意な赤ちゃんは、音や映像に共鳴して体の方が勝手に動いてしまうことがあるようです。
  逆に言うと、音楽に合わせて踊っていたら運動神経が良い証拠とも言えます。だから、 様々な音楽を聞かせてあげることは、赤ちゃんには有効だと考えています。どんどん聞かせましょう(モーツァルトとかが、いいのかな?)。

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【解説】③ 
 小さいものをつかむのを、ピンチ把握といいます。最初は、親指、人差し指、中指でつかんでいますが、徐々に親指と人差し指の先だけでつまむことができるようになります。
 これができることは、指の発達にとって大切なことです。箸を持つ、ヒモを結ぶ、紙を折るなど、複雑な手の巧緻(こうち)運動の基礎となる重要な運動機能だからです。
 当然「共感」で大いに褒めてあげることの一つです。これを見つけたら、手指を育てるために大いに褒めましょう。 

可愛がり方をしらないだけ

【解説】④
 赤ちゃんが、犬に興味を持つことはいいことです。でも、犬との関わり方は、まだ知りません。引っ張ったり、叩いたり、下手したら嘗めたりするでしょう。それが、赤ちゃんの関わり方だからです。
 「想像」「共感」「覚えて」で、関わり方を教えてあげましょう。「尻尾を、ひっぱたりする」ことは、叱ったり、止めることではありません。

【セリフ】④
子「・・・(これなんなの?)。」
父「それは犬(ワンワン)だね(「覚えて」)。犬好きだね(「共 
感」
)。」
子「ふふう(犬というの)。」
父「触ってみたいのかな(「想像」)?犬(ワンワン)はね、こうやって触
 るんだよ。見ててね。」
子「・・・」
父「ナデナデ。ナデナデ。こうやると、犬は喜ぶんだよ分かった?」
子「はあ・・・(そうやるんだ)。」
父「引っ張ったり、叩いたりしただめよ(「覚えて」)。覚えてね。そうじ
 ゃないと、犬さん逃げちゃうからね。」
子「ぐぐう(逃げてしまうんだ。止めないとね)。」

尻尾を引っ張られたら、たまらん


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