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育て直し 1987年 1月3日(土) 子どもが指図するのは、頼まれないのに親切にしたから
【日記】
お正月なので、私家でゆっくりしたかったが、梓が行きたがるので神社公園に散歩に行った。家で、じっとしているのはどうもイヤやらしい。
途中、道をよく覚えていて、二股になったところで「神社公園はどっち?」と聞くと、正しい方の道を指差すことができた。👍
公園で、遊ぶ遊ぶ。いつ帰るんだと言う感じ。全然、お和装にない。ブランコしてすべり台して、砂遊びして、追いかけごっこして、正月だぞ!!
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昼から、近所の大型スーパーの本屋さんに、絵本を買いに行った。そのスパーは今日から、ようやく開くらしい(ちょっと前までは、5日からしか開かなかった)。もちろん、梓のお年玉で買う。お小遣いの2重渡しはいない。
何を買おうかなと、本屋の中をウロウロしていたっら、ばあちゃんのところに置いてあるのと同じネコの本を見つけて、欲しいと言い出した。「おばあちゃんところにあるから、だめよ」と言うと、駄々こねをはじめた。それでも「ダメ!」を繰り返していたら、床の上で身体をそっくり返して怒っていた。①👨🎓 こんなときの梓の自己主張は、本当に驚くほどきつい。
![](https://assets.st-note.com/img/1707835261920-AXC48hmsiw.png)
その他、最近、親に「これし(てよ)」「あれし(てよ)」と色々親に向かって指図してくる。要求を出すのはいいことだと思うが、その要求に答えてあげないと、怒り出す。②👨🎓 その時のエネルギー量も過ごい。
👍 【解説】【セリフ】なし 「共感」で褒めてください
👨🎓 【解説】【セリフ】あり
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【解説】①
「だめ」というのが一番ダメです。「買わない親」と「欲しい子ども」の全面戦争になります。そして結末は「子どもの時間切れ粘り勝ち」か「親の実力行使による本屋から退場」になってしまいます。どちらの結末も、愛着にとって最悪です。器から愛情が減っていきます。
この場合、「共感」と「覚えて」でお願いさせてから買ってあげるか、「買って欲しい」ではなく「読んで欲しい」に思いをずらしていくかのどちらかの関わり方になります。
「読んで欲しい」にずたらしたときは、恥ずかしいですがその本屋さんで読んであげるといいでしょう。つまり、立ち読みです。
「読んで欲しいに、ずらした」方の関わりで【セリフ】を書きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1707836039628-xNQ3qAamIR.png)
【セリフ】①
父「そのネコ本が、大好きなんだね(「共感」)。」
子「そそお(そうだよ)。」
父「同じ本がおばあちゃんところにあるから、買わなくてもいいよ(「覚え
て」)。」
子「えええ(でも、欲しいよ)。」
父「本当は、ここで読んで欲しくなったんじゃないの(「想像」)?そうで
しょう。」
子「・・・(そうかも)。」
父「それでは、『読んでください。』とお願いして。いくよ、頭を下げて
ね。せーの。『読んでください。』(「すみません」)」
子「・・・(読んで欲しくなってきた)。」
父「偉いね、頭下げたね(「共感」)。じゃ読んであげようね。店の中だか
ら、小さい声で読むよ。」
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【解説】②
『親に指図してくる』のは、凸凹タイプの子どもに「共感」と「覚えて」でお願いさせてないのに、親切にしてしまったときに起こる現象です。
凸凹タイプの子どもが「思いやりによる親の親切」を勘違いをして、自分の既得権のように思い込んでしまっている姿です、親を「どんなことでも要求したら、僕に~をしてくれる人」だと勝手に思い込むのです。「親の子どもに対するやさしい気持ち」が理解できないので、このようなことが起こります。つまり、ありがたい優しい親ではなく、言うことを聞く奴隷の親だと思っているのです。当然、本人は、王様の僕と思っています。
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既得権を拒否された子どもの怒りは、それはすごいものです。当然やってくれると思っていいることを、親がやってくれないのですから。奴隷が王様に反逆したようなものです。そうならないように、日頃から必ず『お願いさせてから親切』にしましょう。(これは、大きくなって『頼み力』になります)
本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。