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育て直し 1986年 8月6日(水) 10ヶ月 泣いて要求を通そうとする子どもに、親切にしてはいけない

【日記】
 自分のしたいことの要求が、かなり激しくなった。思いが強くなったということだろう。意思がはっきりしてきたとも言える。だから「したいことができないとき」や「自分の思いと、親の思いが一致しないとき」は、かなり激しく泣き続ける。

かなり、激しい

 特に最近は、「お風呂とねんねは、お母さんでないと嫌だ」と要求して激しく泣く。どうして、お父さんだとだめなんだ!!こういうときは、梓の言うことを聞いて上げた方がいいのか?

 まだ、それほど数は多くないが、こっちの質問に答えてくれるようになった。例えば、犬がいい例だ。梓が指さして「わぁーわぁー」と言うので、逆に、「わんわん、どれ?」と聞き返すとちゃんと、もう一度犬を指差して答えてくれる。もすぐ、喋りそうだ。

犬だ!!

   🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 🐱 

【解説】
 激しく泣くからと言って「分かった、分かった」と、凸凹タイプの子どもの要求を安易に飲んではいけません。泣いたら、思いが通ったという成功体験になるからです。
 凸凹タイプは「泣いたら要求が通るんだ」と、間違ったことを覚えてしまいます(平均タイプは「僕のことわかってくれて、ありがとう」と思います)。すると、次から凸凹タイプは、泣いて要求するということを繰り返すようになります。そして、親が要求を飲んでくれないと、更に激しく泣くことで要求を通そうとする、悪循環になります。
 必ず、「共感」と「覚えて」を使って、言葉で要求することを覚えさせるか、最低『ありがとう』を言わせるようにさせないといけません。まだ無理だと思わず、やっていくことをお勧めします。
 お母さんとお風呂に入りたい、と泣いている例で書きます。  

お母さんと入りたがるのは、なぜ?

 【セリフ】
父「何だ、急に泣き出して。お父さんとお風呂の入るのが嫌なんだね(「共
 感」
)。」
子「わぁ~。」
父「多分、お母さんとお風呂に入りたいのかな(「想像」)?」
子「だだっだ・・・(そうだよ)。」
父「分かったよ。でもね、泣いいてもなにも分からないよ。だから、『嫌
 だ』とか『お母さんがいい』とか言ってね(「覚えて」)。覚えた?」
子「・・・(へぇー、そう言うだ)。」
父「今日は、お母さんが無理して入ってくれるって言ってるからね。お母さ
 ん『ありがとう』言いわないといけないね。」
子「うううっふ(ありがとう)。」
父「そうだね(「共感」)。ありがとうだね。」

お母さんがいいよ!!


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