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日記

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記事一覧

24/9/3 ダンスと再び

24/9/3 ダンスと再び

朝5時。空は朝日が少しずつ夜を白く塗っている途中で、薄暗く透明なネイビーだった。日が短くなっている。
今日は久しぶりに出社をしなくてはならない。6時半ごろに家をでる。

曇り空。外は涼しい。天気予報では気温は30度にいかないようだ。よく歩くのが早いと言われるが、今日は早く歩く気がしない。大学通りの途中で雨がぱらぱらと降ってきた。傘は持っているが、わざわざ傘を広げるほどではない。

新宿駅東口広場の

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24/9/1 消失の消失

24/9/1 消失の消失

今日もまた不思議で嫌な夢を見た。これでもうお終いなんだと自覚する夢だった。前は夢の中で友達から電話がかかってきて起きたけど(現実ではかかっていなかった)、今日は自力で起きた。朝のいつも起きるぐらいの時間だった。頭が重い感じがして、外は曇りで、雨あがりだった。

冷房をとめて窓を開ける。秋の虫の声が、夜中に降った雨に濡れて聞こえ、部屋を湿らせていた。

日記を書こうと思って、カレンダーを見て8月を振

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24/8/31 おちついている

24/8/31 おちついている

ゆっくりと進む台風のせいか、しばらく雨が続いた。昨日の夕方出かけたときに雨が上がって、そのまま降らないと思ってたけど、夜中にまた降ったらしく、朝起きたら開けっぱなしにしていて窓から少し雨が入っていた。レースカーテンの裾を触ると、少し湿っているように感じる。まだ雨は少し降っていたので、寝起きながらも慌てて窓を閉めた。

少しして、雨が上がったので窓を開ける。今日は夕方まで降らない予報なので、溜まって

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【日記】23/9/1〜9/3 第2回小鳥書房文学賞一次審査通過作品

【日記】23/9/1〜9/3 第2回小鳥書房文学賞一次審査通過作品

9月1日

9月。風がさわやかに吹いている。

3時頃に目が覚めてしまい、 2時間ぐらい寝つけなかったので眠い。
深夜に目が覚めたとき、タバコが呑めたら救いがあるんだろうなと思う。
引き戸をスライドし、サンダルを履き、タバコに火をつける。2時間後には、光に飲まれ消えゆく月を見上げ、煙を吐く。吐息で作る、人為的朧月。
深夜にふと目が覚めた時間というのは不思議だ。昨日のボーナストラックのようでもあり、

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24/8/26 シークエンス

24/8/26 シークエンス

窓を開ける。涼しくて気持ちいい風が吹く朝。窓を開けていても、結局はいつもすぐに暑くなってしまうけど、今日は出かけるまで気持ちいいままだった。ほんのわずかに、口にするのは躊躇われるほどだけど、秋を感じた。

しかし外に出てみたら、やはりまだ暑かった。風は少しだけ強く、干してきた洗濯物が心配になる。

大学通りの南側では毛虫がたくさんいた。そういえば去年もぎょっとした。これは大丈夫なんだろうかと思った

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24/8/25 残暑一日目、かつての山崎邸

24/8/25 残暑一日目、かつての山崎邸

昨夜は今年の夏を全部出し切ったはずなのに、なんかそわそわしていて、もしかしたら眠れないかな?と思った。それならと本を読もうと思ったけど、体力的には疲れているようで、本はすぐに枕元に置いた。

眠りもなんか浅かったというか、どこを彷徨っている感じか分からなくて、夢の中で友達から電話がかかってきて、それで夜中に目が覚めた。スマホを一応見ても、誰からも連絡は来ていなかった。電話がなくて目が覚めなかったら

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24/8/24 あたらね

24/8/24 あたらね

遠くからゴロゴロと雷が転がる音が聞こえてきて、東の空は暗雲が立ち込めていた。天気アプリの雨雲レーダーを見たら、東ではなく北の空が豪雨を示す、真っ赤な雲だった。

そんななか、今日は主催として企画をした『良音(あたらね)』の準備のため、谷保の友達の家にランプを借りに行く。一旦会場の小鳥書房に立ち寄って荷物を下ろし、雨は大丈夫だろうという強がりと祈りを込めた早歩きで友達の家に行く。線路を渡り、谷保天満

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24/8/19 アフター・ザ・パスト

24/8/19 アフター・ザ・パスト

祭りが去ったあとというのはとても楽しかった分、少し元気がなくなる。土曜日はSONIC MANIAから帰ってきて、お昼まで寝て、結局何もせずにいた。日曜日もあまり覚えていない。
お昼に一時間ほど寝る。いつも昼寝から戻ってくるのは大変だけど、今日はインスタの通知をきっかけに戻ってこれた。最近少し疲れ気味だ。
夏の予定がいっぱいで疲れていたけど、Bruno Berleの『É Só Você Chegar

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24/8/16 アフター・ザ・ストーム

24/8/16 アフター・ザ・ストーム

4時ぐらいに目が覚めた。強い雨の音が聴こえる。間違いなくたくさん降っている。
台風は南の気分を運んでくる。カラッとした明るいのではなく、少し湿り気のあるブラジル音楽が外の嵐と合う。

こんな天気だけど、今日はSONIC MANIAに行く。払い戻しもできるみたいだけど、やはりどうしてもArcaはみたい。一緒に行く友達のうち一人は、体調がよくないこともあって行かないことになったけど、もう一人は行くこと

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24/8/11 カラークルージング

24/8/11 カラークルージング

昨日は深夜を通して起きていたのもあって、いつもと違うリズム、休止の多いリズムで過ごしていたけど、今日は朝6時過ぎぐらいに起きて、いつもと同じ感じになるだろう。水を飲んで、盆栽と友達から預かっている植物たちに水を与える。文章を書く。今朝は昨日の日記を書いた。『夜と反復』という夜会のこと、朝ごはんのこと、ロシア料理を食べたこと。

今日の外の光は鋭さがあるような気がする。祖父の誕生祝いの食事会のため、

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24/8/10 夏を忘れる

24/8/10 夏を忘れる

昨日の日付を跨ぐ少し前から『夜と反復』という夜が反復して朝になるまで、ミニマルミュージックを中心にその他アンビエントなどを聴く夜会をやっていた。僕と友達3人で深夜にずっと音楽を聴いたり、静かに話しをしたり、夜食を食べたりしていた。
一人は次の日も予定があり、超ご近所なので深夜3時ごろ『John & Yoko』というJohn Lennonとオノ・ヨーコが22分にわたって、お互いの名前を呼び合う(反復

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24/8/5 憂鬱にエレキギター

24/8/5 憂鬱にエレキギター

朝から元気がない。なんとかパソコンにしがみついてまずは昨日の日記など少し文章を書く。夕方までGEZANの『NEVER END ROLL』の曲とonettの曲を繰り返し聴く一日だった。

元気がないときはこうやって音楽を聴く一日でいいのかもしれない。歌詞を読みながら。
GEZANの『blue houe』の歌詞は、そして曲もサウンドも青くて、でも青さの中には熱があるからやっぱり赤くて、青と赤は同じなの

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24/8/4 END ROLLが終わっても赤い

24/8/4 END ROLLが終わっても赤い

空も空気も本当に夏らしい天気。

日比谷野外音楽堂に対して強烈に夏のイメージを持っている。
日比谷公園や日比谷野外音楽堂はなにか夏が似合うように思う。野音にはそんな頻繁に来ているわけではないのに。夏に野音で観たのは、NUMBER GIRLの再結成ぐらいしか記憶にないのに。

そんな夏の野音の前には赤い装いの人たちが多くいる。今日はGEZANのライブ。野音の入り口の前辺りで友達を待つ。隣にいたグルー

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24/8/3 モーニンググルーヴ

24/8/3 モーニンググルーヴ

昨日は寝たのが4時ぐらいだったはず。ドーナツ屋の手伝いのあとで、友達と甲州街道と中央フリーウェイの間にある24時間の中華に行って、戻ってきたのが3時ごろ。そこから日付を超える前にnoteに投稿した『踊りと踊る』という”踊り”と”踊る”の差異や同一性、ダンスについて書いた記事に対して、友達からインスタのDMでコメントが来ていたので返事を書く。その人はダンスをしていて、その人のダンスについての考え方が

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