24/8/5 憂鬱にエレキギター
朝から元気がない。なんとかパソコンにしがみついてまずは昨日の日記など少し文章を書く。夕方までGEZANの『NEVER END ROLL』の曲とonettの曲を繰り返し聴く一日だった。
元気がないときはこうやって音楽を聴く一日でいいのかもしれない。歌詞を読みながら。
GEZANの『blue houe』の歌詞は、そして曲もサウンドも青くて、でも青さの中には熱があるからやっぱり赤くて、青と赤は同じなのかもしれない。元気は出なくてもやはり気持ちを青くさせる、元気はでなくても赤をなんとか保っている。胸の奥の方で、赤は燻っている。
onettの歌詞も素晴らしい。独自の言葉使いに、キュートなセンス。『連れ合いになってよ』の情景描写も好きだし、なんかこだわりというより、こだわってしまうことが溢れてしまうのがいい。どこか懐かしく、男の子のロマン、ロマンチストの男の子的なノスタルジックで、かっこつけな感性といえばのいいのか。onettの音楽はすごく好きだけど、まだうまく言葉にできない。
元気がないながらもなんだかんだ卵焼きも焼いたり、味噌汁も作ったり、洗い物もちゃんとやったのは昔と比べたらすごいなと思う。和風顆粒出汁が切れていたので、醤油、みりん、酒を元同居人の残しためんつゆの分量を参考にして入れて、こうすればめんつゆっぽくなって、出汁の代わりになるかなと思ってやってみた。結果、味噌汁は美味しかったけど、玉ねぎの甘みが結構出ていて、出汁なくてもいいのではと思った。卵焼きは美味しかったけど、アルコール的な苦味を感じた。アルコールがちゃんととんでないのだろうか。
千歳烏山に電車が停車するとき、友達のことを考えていたら、なぜか分からないけど高校生のときの気持ちになった。本当にそうなのかは証明できないし、それがどんな気持ちかは説明できないけど、気持ちに対してそういう言葉が浮かび、そうとしか言えない気持ちだった。自分の気持ちの中にUFOを見たような、不思議な経験だった。
渋谷駅の井の頭線の改札を出る。マークシティのエスカレーターは人がつまっている。いつものことだけど、今日は特につまっいるような気がした。そういえば元同居人とはじめて待ち合わせしたのはここだったっけと思い出す。渋谷の地下からの地上出口の手すりの段になっているところで、外国の少年がキャップを被り、あぐらを書いて足の上に本を広げ、熱心に読書をしていた。その後ろでは父親らしき人が背中を手すりにもたれていた。白髪の髪の短い体格のいい人だった。
IKEAの前にデカビタが置き去りにされている。渋谷だったらレッドブルかモンスターが置いありそうなものだけど、オールドかつソフト?スタイルな人もいるものだ。スペイン坂に向かうスポーツ用品店からはゴムっぽにおいが通りに出ている。
友達の招待で、渋谷のWWWで細井徳太郎とタコ足イヤホンズ、Gateballersのライブを観に来た。
細井徳太郎の最初のギターストロークで、エレキギターってかっここいなって音がすると思った。それがなんなのかと言われても、正確なことは言えないが、そう思ったのは確か。ギターの音がでかくて、でもそれがうるさかったり、バンドのよさを消してしまうわけでもなく、気持ちよかった。タコ足イヤホンズの演奏もすごかった。特にドラムがすごかった。抜けのいい乾いたスネアの音、なんてかっこいいグルーヴなんだろう。僕は後ろの方で踊っていて、そこは客席全体を見渡せたんだけど、みんな踊っていないでじっと観ていた。正直なんで踊らないのだろうと思った。
Gateballersの人がファゴットの音を大人な感じと形容していたけど、僕も確かに大人を感じたけど、どこか幼さも感じた。
バンドのセッションがかっこよかった。細井徳太郎も途中で参加したけど、やはりギターがかっよく、セッションにさらにドライブをかけていた。
帰り道、また少し元気がなくなっていた。帰りの中央線のなか、onettのお風呂に入ろうが頭の中で流れていた。
国立に戻り、23時も過ぎていて、まだ食べていない夜ご飯をどうしようかと考える。蕎麦は昨日食べたからコンビニでなんか買おうかと思ったけど、富士そばのディスプレイの前に行って食品サンプルを見て、煮干しラーメンが良さそうと思って、煮干しラーメンにすることにした。富士そばでラーメンを食べるのは初めてかもしれない。
煮干しラーメンは結構美味しかった。スープが美味しい。具はチャーシュー、メンマ、なると、わかめ、小葱、固茹でのゆで卵と、王道の中華そば系の布陣。正直具は、特にチャーシューはカップラーメンのチャーシューみたいだなと思ったし、あんまりだったけど、まあそれがいいのかもとも思った。それでもラーメン自体はまた食べたいと思える味だった。
そういえば友達から、旅から帰ってきたのでお土産を渡したいと連絡をくれて、それに対して「おかえり」と言っていなかったことに気付く。やっぱり元気がないのかもしれない。会ったときはちゃんとおかえりを言おう。
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