シェア
佑月
2022年3月1日 17:34
大きすぎた赤松も今では馴染んでる当たり前の日常も希釈されてぼやけてく並べられた背表紙に描いた未来図背伸びして触れた先で広げる白地図綺麗すぎた校舎もいつも寝て過ごした授業もサラダボウルのような教室もいつかは放課後につまんだポテトも塩味滲んだ帰り道もセピアになる桜はまだ咲かない僕の目に映るこの広い景色は真っ白だ何色に染めようか重ね描け 自分色に染まれあとがきでお会
2024年6月26日 21:09
Hey, guys. 調子はどう?そう、ぬるい顔したあんたらに聞いてんだよ心配するフリしちゃってさ自分しか見えてないくせに無責任な「大丈夫?」ほど気味の悪いものはないわ余計なお世話よ反吐が出るわ安っぽいんだよ、そんな同情どうせ口だけだろ救う気なんてさらさら無いならそんな優しさ見せないで結局、人間そんなもんです自分が可愛くて仕方ないのです善人ぶるなよ、馬鹿馬鹿しいど
2024年5月17日 12:51
花の香りが濃くなってまた一つ季節が過ぎたことを知りました三度目の春桃色の花びら地面に咲いて俯いていたことに気付きました何度目かなどうでもいい話をしよう物語なら台詞にもならないようなそんな話をしようあなたの影を追っている 今でも呆れるくらいに漂っている 彷徨っている手を伸ばしても触れられやしないのに忘れたくて 忘れたくなくて曖昧なまま抱えている霞んでいく あなたの
2023年7月13日 20:47
月曜日午前10時2分ベッドの上で絶望目覚ましを止めた記憶はないのに急いで顔を洗うとりあえず口にパンを詰め込むコーヒーを淹れる余裕なんてない朝メイクをする時間もない前髪直せば及第点どうせ駅まで走って崩れるけどこれは多分遅刻コースちなみにこれでもう4回目笑って許されるのが逆に辛いあの頃の僕が見ていたら今の僕をどう思う?理想に恋したその眼差しで叱っておくれよ思い描い
2023年12月4日 19:43
微かに揺れた光で目が覚めた甘くて不気味な香りがする知らない誰かのワンルームいつもより軽い左手が何故だか重く感じたのいつかは後悔するなんてこと分かりきってるよだから そんな微笑みを向けないで愛されたかった愛はなかったそれだけ覚えてる満たされないまま 空白が広がって咲き乱れた薔薇の花びらを嘆いても全て後の祭りHey, baby「口だけの奴は信用しちゃダメだ」って擦られす
2023年7月16日 21:45
夏の面影の中 夜風に秋が香った左側を歩く君の瞳に映る立待月私の顔を覗き込んで淡く微笑んだ揺れる前髪 消えそうな輪郭「ねぇ、」いなくならないで君の一挙手一投足が私の心を掻き乱すからどうせならミルクを混ぜてよ甘く甘く夢心地でいさせてよねぇDarling好きだよ、なんて上目遣いで服の裾掴んで可愛らしく言えたら良かったなDarling意地悪な君は気付かないフリするんでしょ
2022年1月31日 14:06
知りたいことよりも知りたくないことの方が多いし知ってほしいことよりも知られたくないことが多すぎるの大切にしたいものほど抱き締めすぎて壊してしまうし届けたい気持ちは言葉に迷って言えないの虚像に恋をして実像は見ないフリそんなことを繰り返して足踏みの連続で前に進めてないよな矛盾ばっかで曖昧なまんまでゆらゆら大人になりきれない僕を許しておくれよ一番に守りたいものは