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【5分で分かる本のまとめ】〜 メモの魔力編〜

この本はSHOWROOM株式会社代表の前田裕二さんの著書で、現在累計発行部数は46万部(2020年1月現在)、2019年最も売れたビジネス書です。

そんな素晴らしい『メモの魔力』ですが、まだ読んでいないという方もいらっしゃると思いますので、今日は5分で分かるようにまとめていきたいと思います!

要点だけをまとめた内容となっていますので、前田裕二さんをご存じの方もそうでない方も…『メモの魔力』を読んだことがある方もない方も…ぜひ「5分で分かる メモの魔力」をご覧下さい。

それでは、よろしくお願いします!


突然ですが、まずは皆さんにこの言葉を紹介させていただきます。

僕にとって、メモとは生き方そのものです。
メモによって世界を知り、アイディアが生まれる。
メモによって自分を知り、人生のコンパスを持つ。
メモによって夢を持ち、熱が生まれる。
その熱は確実に自らを動かし、人を動かし、そして人生を、世界を大きく動かします。
(前田裕二著 『メモの魔力』幻冬舎 終章より引用)

この『メモの魔力』を読み終わった時、あなたは今までのメモの取り方や考え方が180度変わり、今、その手に持っている紙とペンによって“確実に自らを動かし、人を動かし、そして人生を、世界を大きく動かすことができる”ようになっているはずです。

そんな、誰にでもできるけど、誰もまだ、その魔力に気付いていない、新しい「本当のメモの世界」を覗いていってください。

①「記録」ではなく「知的生産」のためのメモ

この本は、メモの取りすぎで、周囲から「もはや狂気だ」とまで言われても尚、メモにこだわってきた、前田さんのメモ術が余すところなく書かれています。

そんな前田さんがまず、僕たちに伝えてくれるのがこの、『「記録」ではなく「知的生産」のためのメモをとる』という言葉です。

どういうことか。
まず、メモには2種類あります。

1つは「記録のためのメモ」。これは多くの人にとって馴染みのあるメモで、学校の授業やミーティングでの内容など、誰かが言ったことや、自分が覚えておかなければいけないことを忘れないようにする為のメモ。
いわゆる備忘録のためのメモです。

これに対して2つ目のメモが、「知的生産のためのメモ」であり、これが前田さんの伝えたいメモ術であり、「本当のメモの世界」に行くためのツールなのです。

では、ここから具体的に知的生産のためのメモについて説明をしていきます。

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この図のように、前田式ノート術では、ノートは原則として見開きで使います。

まずは左側のページに「ファクト」(目の前にある事実)を書きます。

ここには、会議の内容から、自分が興味を持ったものだったり、自分の琴線に触れたものなど自分の目の前にある「ファクト」を書いていきます。

左ページの5分の1くらいのところには「標語」として、そこに書いた「ファクト」をグルーピングして、「要はなんの話か」という簡単なタイトルを付けます。

ここで、レトリック(巧みな表現をする技法)を利かせた標語をつけるように意識すると、より、構造化能力と、言語化能力が身につきます。

次に、右のページに移ります。
ここからが「記録のためのメモ」と大きく違うところになってきます。

右側のページには「抽象化」と「転用」を書いていきます。

まず、最初の「抽象化」とはなにか。

抽象化とは、左側に書いた「ファクト」に対して、「もう少し広く捉えて変換する」作業のことです。

例えば、

・「メモの魔力という本を読んだ」(ファクト)
 →『読書をした』(抽象化)
・「やらなければいけない課題があっても期日まで余裕があると後回しにしてしまう」(ファクト)
 →『期日まで余裕があるものは優先順位が低くなってしまう』)抽象化)

のように、具体的事象をもう少し広い範囲で応用できるように変換していきます。

そして、その「抽象化」した内容をもとに得た気づきを行動に移すための手段が「転用」です。
抽象化した内容を転用し、実際に行動に移していくことが重要です。

そして、この「ファクト→抽象化→転用」という一連の流れが、知的生産のためのメモにおける最大のポイントです。

この一連の流れを身につける事によって、

①アイデア生み出せるようになる(知的生産性の向上)
②情報を素通りしなくなる(情報獲得の伝導率向上)
③相手のより深い話を聞き出せる(傾聴能力の向上)
④話の骨組みがわかるようになる(構造化能力の向上)
⑤曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる(言語化能力の向上)

という、5つのスキルが鍛えられるようになります。

ただし、ここで1番大事なのは「どんなフォーマットを使うか」ではなく、「根底にあるメモを取るという姿勢」です。

何かの目的を持って、日々、あらゆる情報に対して、毛穴むき出しの状態でいることができるかどうか。

身の周りのあらゆる情報にアンテナを張り、そこから何らかの知的生産を行う意識を持てているかどうか。

こういった基本姿勢こそが最も大切な部分になってきます。
最初は何を書こうとかあまり考えず、目の前にある事象、全てをメモするような気持ちで、できるだけたくさんの量をメモするよう心がけましょう。

②思考を最大化するための最強の武器

①で説明した「抽象化」こそが、前田式メモ術の根幹であり、「思考を最大化するための最強の武器」になります。

この「抽象化」をクセつけることで、あなたの思考は10倍にも100倍にもなります。

まずは、本やテレビ、映画や舞台など、情報やコンテンツに触れる時、最初は面倒だと思ったとしても、抽象化するという行為をクセをつけてみてください。
そうは言っても、いきなり抽象化しろと言われてもどのようにやっていけば良いのか分からず、難しいと思います。

抽象化とは、「具体的な事象の本質を考えること」です。

例えば、この本の編集者でもある、「幻冬舎・箕輪さんが編集する本は全部売れる」というのは、「ファクト」です。
世の中の人は、これを知って、ここで思考を止めてしまう人がほとんどです。

これを、「なぜ?」という風に考え、「抽象化」という武器を使って深掘りしてみると、「箕輪さんには強いコミュニティが存在する」とか「ファンがいる」という事に気がつきます。

ここから推測すると、「本を再現性高くヒットさせるには、コミュニティマネジメントが大事」という抽象化に繋がります。

こうする事で、再現性や、汎用性が高まり、ほかの事象においても応用し、「転用」することができるようになります。

例えば、先程の「コミュニティマネジメントが大事」という内容であれば、本だけでなく、スポーツや音楽、伝統工芸などいくつもの事象に応用して考えることができるようになるのです。

抽象的なものとは、解釈の自由度が高く、応用が効くものであり、これが抽象化における最大の特徴になります。

「世の中でうまくいっているもの」や、「自分が素直にいいと感じるもの」を見たときに、素通りせずに、キャッチして抽象化してみましょう。
そうすることで、自分が作り手側になった時にうまく応用することができるようになります。

本質さえ正しければ、そこがネットでも、リアルでも応用することができます。
「本質を見る」という抽象化思考さえできれば、あなたが目指す目標を達成する能力は著しく向上するはずです。

③夢を叶えるためのメモ

最後は、「夢を叶えるためのメモ術」について、紹介していきます。

皆さんは、「なぜ流れ星を見た瞬間に願いを唱えると夢が叶うと思いますか?」
それは、「流れ星を見た一瞬ですら、瞬間的に言葉が出てくるくらいの強烈な夢への想いを持っているから」です。

これは、前田さんの考えですが、すごく素敵ですよね。

ひと時も忘れることのない、夢に対する強烈な想いを持っているからこそ、夢が叶うのであり、だからこそ、流れ星が流れたその一瞬ですら、夢への想いを願いに込めることができる。

想いは強ければ、強いほど、行動への反映率が上がります。
そして行動することこそが、夢を叶えるための手段なのです。

では、こうした「ずっと願っている状態」はどうやって作ればいいのか。
その方法が、「メモを書く」ことです。

昔から「夢を紙に書くと現実になる」と言いますが、それには2つの理由があります。その理由の1つ目が、今説明したマインドシェアの問題です。

強い想いを持つ事によって、夢へのマインドシェアが高くなり、それによって、夢について考え、達成に向けた努力方法を見極めたり、課題や障害を乗り越える為の解決策を考えるという、問題意識も芽生えます。

2つ目の理由は、「言霊の力」です。
言葉にする事で、自分の心に想いを秘めている時よりも、誰かがそこ言葉を聞いて、サポートしてくれることがあるかもしれません。

少なくとも、言葉にしていない時よりも、言葉にしているときの方が、サポートが得られる確率が上がることは、明らかですよね。

「言霊の力」といっても、別にスピリチュアルな話ではありません。
物理的に、自分の夢や目標を聞いてくれる人が増える事で、その言葉を聞いた、仲間や共感者、サポーターが自分の向かいたいと思っている方向に導いてくれる可能性が高くなるという事です。

また、言葉にする事で、特に意識しなくても、自分の言葉が自分や、誰かの潜在意識に大きな影響を与える可能性があります。
こうして言霊の力を考えると、ネガティブなことはなるべく言わないようにしよう、と思えるようになり、それが更なる好循環を生み出す事にも繋がります。
これが2つ目の理由です。

ただし、いくら強い想いを持っていても、誰かのサポートを待っているだけでは、その夢は叶わないでしょう。
夢を叶えるためには、強い想いを持つことは必須ですが、その上で最も大切なのが、「行動に移す為のゴール設計」です。

ゴール設定において大切なチェック機構として、「SMART」というフレームワークがあります。

S:Specific(具体的である)
M:Measurable(測定可能である)
A:Achievable(達成可能である)
R:Related(関連性がある)
T:Time(時間の制約がある)

「夢」に対する、強い想いを持ってSMARTゴールを設定する。
そうする事で、あなたが夢を叶える可能性はぐっと近づきます。

まとめ

「5分で分かるメモの魔力」いかがだったでしょうか。

この本は、前田さんの「想い」が最初から最後までぎっしり詰まった本当に素晴らしい本です。

今回は、メモの魔力を読んだことがある人にも楽しんでもらえるような内容で、読んだことがない人には、この本のすばらしさを知ってもらうことができるように、と思いながら書きました。

そして、少しでも多くの方にこの本のすばらしさを知ってもらうため、僕が大事だと思った要点だけを簡単にまとめています。

そのため、今回は細かい所まで詳しく説明することはできていませんが、実際のメモの魔力に書かれている前田さんの文章は、

「このまとめの何百倍も熱く、素晴らしい文章です!」

普段本を読む習慣のない方でも、この本は抵抗なく読み切ることができると思います。

そして、ここに書かれている「メモに対する姿勢」を身につけ、人生を大きく好転させていってください。

僕も実際に、『メモの魔力』を読んでから、ここに書かれている前田式メモ術を活用しています。
まだまだメモ魔としては見習いですが、実際に自分がこのメモ術を活用することで、今までいかに、目の前にあるチャンスを取りこぼしていたか、物事の本質を見抜くことができていなかったのか、痛感しました。

しかし、このメモ術を活用し、物事を抽象化するクセをつけ、どんな情報でもキャッチするという強い気持ちを持って毎日を過ごすことで、僕の人生は大きく変わってきていると感じています。

これは大袈裟ではなく、本当に、今まで見えていなかった世界が見えるようになっていると感じています。

『メモの魔力』を通して手に入れた、この武器を使って、これからももっと成長していきます。

この本は、皆さんの人生にきっと役立つ1冊となるはずなので、少しでも興味を持った方はぜひ一度、読んでみてください!

最高の「メモ魔」ライフを!




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