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珈琲とミルクの交わり

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#官能随筆

青春プチロマン小説「女が日本一周をするとき」第20話 作/奈良あひる

何回達してしまったんだろうか。

浅田は眠っている。
正確に言うと眠っているかはわからないが、向こうをむいてスヤスヤしている。
なんだか、かわいいものだ。
加恵は脱いだものと脱がされたものを広い集め、あとは上着だけ、壁にかかっている。

このまま、知らぬうちに部屋を出ていこうか。
それとも、朝を迎え、モーニングコーヒーを口にして、なんの話をするかはわからないけど、そんな時間をすごそうかとか。
ぼん

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青春プチロマン小説「女が日本一周するとき」第18話

タオルを巻いた姿で加恵がベッドにもどると
「できたよ、これ、ちょっと見てみて」
浅田は編集した動画を声をはずませて見せた。

その声と表情は少年のようだった。なんか珍しい昆虫でもみつけて、それを仲間に見せるような。

加恵はスルリとバスタオルを落とし、浅田の背中からスマホの画面を覗いた。
胸が浅田の背中にあたる。
画面では、浅田が加恵の足をひらき腰をあてているところだった。
浅田「入れるよ」
加恵

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青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第17話

作 奈良あひる

満たされるとは…
こういうことなのかもしれない。

だれも傷つけない。
そして感謝される。
そして気持ちいい。

それはすでに知ってたことなのか。

人ってこんなに気持ちよくなれる。

清々しさとはこういうことなのだ。

このあとどんなことだって頑張れる気がする。

地下アイドルの活動だって。
会社の厳しいノルマのなかでの仕事だって。
同年代との争いだって。
女同士のあれこれも。

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青春プチロマン小説「女が日本一周に出る時」第16話

浅田は加恵の膝を開き、充分に大きくなったものをあてがった。
加恵はこうして入れられていくのだと思ったときに、起き上がり、浅田のそれを舌で 口で愛した。

浅田のいう歴史の意味を自分なりに解釈しようとしてのことだった。
浅田から説明されるのもいいけど、一方的でもあまり意味のないもののようなきもして。意味はなくはないけど。

それで
二人は思いが溢れて、ひとつにつながった。我慢できなかった。

浅田は

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青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第12話 作/奈良あひる

第12話

加恵「はい、大丈夫です」

もう覚悟はできてるよね。
浅田は自信に溢れているようだった。

加恵はラブホテルがどこにあるかは知らないが、浅田が自然に歩いていくので、きっとそっちにあるのだろうぐらいで、一緒に歩いた。
浅田は、やや不自然なぐらいに、熱海のまちの雑学というか、うんちくを得意気に話、加恵は、きっと明るい雰囲気を作ろうと必死なんだと、ほほえましくそれをきいて
「そうなんだぁ」と

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青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第11話 作/奈良あひる

浅田「ごめん、待たせちゃった」
加恵「そんなことないですよ」

加恵は明るく答えたつもりだが、声が裏返ってやしなかったかと、心配になった。

浅田「どこか行きたいとこありますか?」
加恵「どこでも大丈夫です。このあたり知らないですし」
浅田「じゃあ、行きたくないとこはありますか?」
加恵「それもないですよ。お任せします」
浅田「おっけ、それならラブホテルでもいいですか?」

加恵は答えた

つづく

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青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第9話 作/奈良あひる

加恵は、話がそれ始めていることに気づいている。

これから会えるのかという質問に答えていないのである。

加恵「これから会えるのですか?」
加恵は、浅田とその女性がそうことをしていて、このあと会える状況なのか、単純に聞いた。それでも心の中では、会える状態だからそういっているのだとも予想はついてもいた。

浅田「はい、大丈夫です。ぜひ会いたいです」

加恵は、なぜ会いたいのかは聞かなかった。それは、

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青春プチロマン小説「女が日本一周するとき」第7話 作/奈良あひる

カフェラテを半分ぐらい飲んだあたりで、加恵は私おのストーリーを思い付いたのだった。
今日の宿に買えったら、メールを送ってみる。それだけのことだった。
メールを返すだけでも、加恵にとっては大きな決断でもあるのだ。

加恵は、それ以上カフェラテを飲まなかった。席を立ち、会計を済ませて宿に向かった。
早くメールを送りたくなったのだ。心が弾んでいた。
おそらく予想のつく後半おカフェラテより、予想のつかない

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青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第6話 作/奈良あひる

男がおいていったメモには、熱海市内にあるバーのショップカードで、裏のメモの欄には連絡先が手書きで書いてあった。そして、浅田と書かれていた。

何のメッセージかしら。
加恵は、学生時代、脚本家に憧れている頃があった。本の世界ではどこへでもいけて、何にでもなれて、どんなストーリーでも書くことができるからだ。そして、その内容は世になんて出なくてもいい。自分がその世界に酔えればいいという考えがきっかけだ

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青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第5話 作/奈良あひる

青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第5話 作/奈良あひる

私たちは店を出て、お互い今日一日のお礼を言って別々の方向へ歩きだした。普通に会社にいっていれば、こんなことはまず起きないなんて思った。

加恵はいままで平日休みの仕事をしており、今日という日がたまたま土曜日で、いわゆる土日休みというものは、どれだけ夢がが広がる世界なのかと、思い知るのだった。

加恵は、なんだかもう少し今日という日を引っ張りたいという気持ちになっていた。

加恵はもう一度あのお店

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青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第4話 作/奈良あひる

ホテルを出てもまだ外は明るかった。

ホテルの中で、加恵は男とラインを交換した。
そして男のインスタアカウントの入った名刺みたいなものをもらった。

写真はセレクトしてラインで送ってくれるとのことだった。
わたしは、加恵は数時間前までの自分とは違う人間になったようでもあった。とはいっても、数時間前から変わったことと言えば、経験人数が1増えたということぐらいではあるが。

それでも、何か新しい自分に

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青春プチロマン小説「女が日本一周するとき」第2話 作/奈良あひる

男「もし少し時間大丈夫でしたら、写真撮らせてもらえませんか?」

その男はどうやら、写真家の玉子のようで。

加恵「ええ、私でよければ」

加恵はほぼ無表情のまま答えた。
なぜ私なのかわからないし、何に使うのかもわからないし
それでも、断る理由もない。
旅に出ながらあれこれ断っていては何もかわらないような気がしていた。
いままでのわたしなら断っていた気がする。

サンビーチを歩き、寂れた町を歩き、

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青春プチロマン小説「女が日本一周するとき」第1話 作/奈良あひる

青春プチロマン小説「女が日本一周するとき」第1話 作/奈良あひる

会社で嫌なことがあった。
鬱になって退職。
日本一周の旅に出た。いや、嘘をついた。日本のそこら辺を1周である。

青春18きっぷは使ったり使わなかったり。いつの間にJRでなくなっている線も多多かったみたい。

私は、伊藤加恵(かえ)。
日本一周の旅から帰ってきた。

私は旅に出る前は処女でした。今はあの頃は私処女でしたなんていえるようになっていた。それは成長したということなのでしょうか。

神奈川

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