思い出の一皿 スペインのイカ墨ご飯
これまで仕事でいくつかの国と地域を遍歴してきたが、やはりそこでの『思い出の一皿』というのがある
今でも写真として記録しているのと同様に、舌が記憶しているのだ
スペイン―パンプローナはスペイン北東部の田舎町で、人口は20万人たらず
しかし夏のサンフェルミン―牛追い祭りの期間中は観光客を含めて100万人にまで膨れ上がる観光都市
車で2時間ほど北へ向かえば、世界的な美食の都サンセバスチャンも近い
そこのバル巡りでは、とにかく北大西洋に広がるビスケー湾の新鮮な海鮮をふんだんに盛り込んだスペイン料理を楽しむことができる
この地での思い出の一皿は―
お味はパスタに使用されるイカ墨とは味が異なり、福岡の筑前煮の味付けに近く、中央のライスにこの真っ黒なイカを載せて口へ運ぶと
サッと磯の香りが広がりイカの歯ごたえを合わさって、本当に美味しい
パンプローナはもちろん、サンセバスチャンも必ず人生でもう一度訪れたい土地
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