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祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.78:株式投資(中長期)

「株式投資」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立てください。


🌟悪いビジネスの株は最初から買わないようにしよう

なぜなら悪いビジネスが優良ビジネスに変わる確率は皆無だから。
貧弱なビジネスは貧弱なビジネスで推移する。
どれだけ株価が上下動しても事業の根源的特質は変わらない。
そんな会社の株を割安だからと言って買っても事業は好転せず、利益につながらない。
悪いビジネスは悪いビジネスであり続ける。
だったら最初から優良ビジネスを適正価格で買う方が良い。

🌟会社の中核ビジネスが好業績を長期間あげれば、やがて株価もついてくる

不況が続けば株価が下がる確率も高まる。
だが。大暴落時に落ち込んだ優良企業の株価は、収益力に変化がないことが確認されるとすぐに反発に転じた。

🌟製品の再設計や工場の設備更新に大量の資本が必要な企業には投資しない方がいい

GMやインテルのような企業の場合は、製品の新規設計や設備更新に数十億ドルの投資が定期的に必要となる。
そのため業務拡張・買収・自主株買いに回せる資金が目減りする。
これは企業価値を向上させるためのハンデとなってしまう。

🌟製品の再設計や工場の設備更新に資本を必要としない企業に投資しよう

コカ・コーラのような企業は余剰キャッシュを「業務拡張」「異業種買収」「自社株買い」に回せる。
これらの活動は1株益を向上させるので、株価が上がる可能性が高い。
製品の新規設計や設備更新で大量の資本を常に必要とす企業よりも、有利と言える。

🌟激しい競争が避けられない企業への投資は避けよう

競争が激しいと企業の利益率はどうしても薄くなってしまう。
そしてそういう企業は競争から脱落しないために絶えず商品や工場の刷新を繰り返さねばならず、コストとの格闘が絶え間なく続く。
ここに海外の安い労働力との競争が加われば、事業継続さえ厳しい。

🌟ブランドを持つメーカーは他社よりも高い値段を設定できる

ブランドは消費者の期待を背負うということ。
だからこそ他社よりも高い値段を設定できる。
よってその企業は強い業績を得ることができ、株価も上がることが期待できる。
なお強いブランド力を保つには1億円単位の支出は必要になる。
しかしもしメーカーが利益を増やすために商品の質を落とせば、ブランドは元には戻らない。

🌟世界のほとんどの会社はコモディティ型である

コモディティ型企業とは競争優位性を持たない会社のこと。
これらの会社は株主資本利益率が低い。
また収益面の数字にもばらつきが出る。
ちなみに永続的な競争優位性を持つ会社をもし見つけたら、買収すると良い。
株主資本利益率が高く、収益面の数字は安定して強い。

🌟株式投資のリスクを決めるのは2つ

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