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日記

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何も起こらない日はない。何も感じない日はない。詩への架け橋になるように日々をつらつら綴る。
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#眠れない夜に

日記「溺れる者は藁をも掴む」

日記「溺れる者は藁をも掴む」

満月と少し斜め下に木星がきれいな少し明るい夜道をひとり歩いた。日中は出先で急な雨に降られたり不安定なお天気だったけれど夜も更けてしれっと現る。

少し前まで月の満ち欠けアプリで月の状態を確認していた。まるで女子中学生のように新月の願い事なんておまじないを信じて、満月にお願い事が叶うように新月にお願い事をピンク色の紙にしたためていた。満月になるのを待ちわびて叶わなかったらその紙を燃やした。

それは

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日記「ぼやいてみる」

日記「ぼやいてみる」

師走になると普段と変わらない日常も慌ただしく感じるのは毎年のこと。日が沈むのが早いせいもあるのだろう。また一年が終わってしまう、この一年は満足のいく一年だっただろうか、そんなことを考えてしまう。

相変わらずのネガティブ思考もこの歳まで付き合っていると変わることはないだろうと諦めている。ただ最近のやる気がでないモードには少々うんざりしている。「やる気が出ない」と検索してみたりする自分が我ながらアホ

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日記「ぷち天体ショ~満月&火星」

日記「ぷち天体ショ~満月&火星」

冬の夜空が好き。空気が澄んでいるし冬の星座はとてもにぎやかだから。

オリオン座のベテルギウス。
こいぬ座のプロキオン。
おおいぬ座のシリウス。

冬の大三角はでっかくて輝きが強い。特に冬の星座の代表格オリオン座は三つ星と星団もくっきりして見つけやすい。10月頃の深夜に東からオリオン座が昇り出すと冬の到来を感じる。北にはWが特徴的なカシオペア座。とにかくにぎやか。

そんな冬の星座たちも今夜は満月

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日記「夢の中へ」

日記「夢の中へ」

♩¨̮さがしものはなんですか~
♩¨̮みつけにくいものですか~

早朝、家族のお弁当を作りながら気づいたら歌っている。

♩¨̮ゆめのなかへ~ゆめのなかへ~
♩¨̮いってみたいとおもいませんか
♩¨̮うふっふ~

最近はなんだかやけに眠たいのだ。目が覚めて朝だとわかった瞬間にひどく苦痛を感じる。このまま目ぇ覚めなくても良かったのになぁ。そんな気持ちは朝の慌ただしさに消えてゆくわけだけれども。朝の家

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日記「夢の再生装置」

日記「夢の再生装置」

嫌な夢をよくみる。全く夢をみずに朝を迎えることは幸せだなぁと思う。素敵な夢だって、あっもうちょっとこのまま夢をみていたい、って思った時点でもう夢だと認識していてちょっと残念な気持ちになる。夢は記憶の整理と聞いた事があるが果たしてそうだろうか。勝手に記憶を塗り替えて私の歴史をめちゃくちゃにされた気分だ。脳科学とやらは信用ならんっ。宇宙と同じくらい解明されていない事ばかり。いい夢を見る方法とかググッた

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日記「三年という時の流れ」

日記「三年という時の流れ」

お寺の大きな石の上にいつも猫が丸まっているんだって。よくいる猫らしいがここがお気に入りらしい。いつからこの場所が気に入って、いつこの場所を飽きて離れてゆくのだろう。猫は気まぐれだからなぁ。

現代詩と出会ってもうすぐ三年になる。現代詩を読んですごく衝撃を受けて書きたいと思って、書き始めて詩誌の投稿欄に投稿するようになった。三年間、毎月かかさず投稿してきた。

「石の上にも三年」

そんなことわざが

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日記「余白と空白」

日記「余白と空白」

師走の始まり。夜空は必要な余白を残しすっかり冬の星座でにぎやかになる。東の空からオリオンが昇ると冬の到来を視覚的に感じる。東京の田舎とはいえ住宅街から確認できる星は星空の一部に過ぎない。槍ヶ岳のてっぺんにごろんと寝転んで満天の星空を眺めることが夢のひとつだけれども、住宅街からみえる程の星空がちょうど良いのかもしれない。満天の星空では星座を確認できる自信がない。たぶん夜空にも余白が必要なのだろう。

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日記「今日の秋の空は白い香り」

日記「今日の秋の空は白い香り」

朝に車を走らせていたら広がる風景に出逢う。澄み切った空気の風景の中に山々の稜線がくっきりと描かれている。空よりも少し濃い色の稜線に白い富士山がにょっきりと顔を出していた。もう富士山は雪なのだ。車内は強い日差しに暖か過ぎるくらい。窓を下げると冷えた朝の空気が香る。

数日前まで扇風機を使っていたのに次の日にはストーブを使う。昨今の秋は急激だ。夏の名残と秋の終わりが一週間の中で入れ代わり立ち代わり。

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日記「月は明朝もみえるから」

日記「月は明朝もみえるから」

夜の電車は好きだ。コロナが落ち着いてきたから今夜はは人が多く酔っ払いもいる。そういえばさっきまでの街はたくさんネオンが光っていた。そうだ。こんな街だったんだ。

ホームからお月様が見えた。満月を過ぎたお月様はひっそりと昇る。明日また早起きしたら西に沈みゆくお月様がみえる。二度お月見ができるお得感。

明日もやってくるんだ。もう少し夜に居たいから少し遠回りしてお家に帰ろう。今日が長くなるお得感。

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