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復職チャレンジ🍙

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適応障害と診断されて早1年。 凸凹ライフも、周りの方々に支えられ大分平坦になってきました。 診察帰り、家に帰れず、公園で泣きながら食べた、おにぎりとジュースの味と、その時の気持…
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#復職

ニンジンをぶら下げる

ニンジンをぶら下げる

Q. やる気が出ない時、どうするか。

A.
(ver.1)やる気を出さなくていい時は、だらだらしたり、ごろごろしたりする。
(ver.2)沢山ニンジンを用意する。そして、少しずつ平らげていく。

物事がうまくいかない時、私はニンジンをぶら下げる。それは、ご褒美スイーツでも、美容院の予約でもなんでも良い。自分にとって「よい!」と思うことを手近に用意しておく。そうすると、不思議なことに、遅々として

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仕事への意識が変わった一年

仕事への意識が変わった一年

私がnoteを始めたきっかけは、2019年から抑鬱状態(名前を充てるならば適応障害)で、気力も体力も落ちたことにあります。そこからの2年間はこれまでnoteに綴ってきたように、凸凹であり、かつ、平坦で凪のような日々でした。周りの何もかもが怖く、音や空間すらも、息苦しく感じることすらありました。

そんな時に支えてくれたのは、旦那さんやnoteの皆さんでした。noteには心優しい方々がいて、呼吸が辛

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曖昧でいい

曖昧でいい

小さい頃から曖昧なことが苦手だった。ハッキリした態度でないことは、少しざわざわした。でも、大人になって、それが処世術であったり、誰かの為になったりする場面に多く出会った。以来、曖昧にしてもいいことは放っておくようにしてきた。

以前、「本当に嬉しい時は、あなたは笑わないんだね」と指摘されたことがある。その通りだ。本当に嬉しいことが起きた時、それを噛み締め、次の展開を予想してしまう癖がある。石橋を叩

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クウヲミツメテ

クウヲミツメテ

以前放送していたテレビCMで、「みんないろんな役割がある」という広告があった。人それぞれ、違う役割が単語として書かれたTシャツを着ているのだけれど、各人がTシャツを玉ねぎの皮を剥ぐように脱いでいくと、別の役割の単語が出てくる、といった内容のものだ。
あのCMを見た時の衝撃は、今も忘れられない。帰属する社会という枠組みのなかで、私たちはいろんな役割を負っている。いつの間にか、なのか、それとも、積極的

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強がりさん

強がりさん

これは、私のメモにあった、かつての私の懺悔の記録です。

「まだ働ける、みんなと同じように」
という思いを、たぶん私は心のどこかに持っている。

だから咄嗟に強がりな自分が出てくる。
で、後から気づく。

私そんなに強くないんだった。
頑張らないって決めていたのに。

そんなことの繰り返しだけど、
日々少しずつ前に進んでいることだけは確かだ。

だからうんと甘やかそう。
虚言までパッと出てくるほど

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甘やかしてみた

甘やかしてみた

3連休前は機械仕掛けの人形みたいに過ごしていた。
じゃあ、のんびり過ごした3連休明けはどうなってしまうのだろう、と努めてゆるっと過ごした、筈だった。

気付くと作業を始めてから3時間ぶっとおしでPCと資料と睨めっこしていた。休憩しようにも昼休みまであと15分。ゆるっと、はどこへ行ったのか…。

午後こそはと意気込んでいたら、あれよあれよと帰宅時間になっていた。おかしい。作業が捗りすぎている。明けに

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いいかげん

いいかげん

匙加減という言葉があるように、加減という単語は頻用されている。お風呂に入っているときは、いい湯加減だな、なんて思ったりする。
でも、最近私がよくその単語が脳内に満たされるときは、なにかしらの文書を提出するときだ。(イイカゲンな文章になってやしないか)と。
こういう時のイイカゲンは良い加減とは真逆で、文責を負わないほどテキトーなことを意味している。それを指摘されることは、私にとって非常に恐ろしいこと

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取り戻そう、とは思わない

取り戻そう、とは思わない

復職してよくよく分かったこと。
「取り戻そう」などと思わない方が身の為だ。

「取り戻そう」と思っている何かしらが、これまでの経験に基づくものならば、もう身に染みて、染み染みなのだ。だから、埃を被った引き出しの方からココだよ、と教えてくれたりする。

なにが言いたいかというと、自分で培ったものは、ちゃんと肥やしになっていて、誰にも奪えない、かけがえないものとして自分の中に在る、ということだ。
だか

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