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「SCIENCE FICTION」発売後の宇多田さんを追う⑥−5

こんにちは。自己満足な毎日をすごしたいです。

「SCIENCE FICTION」発売後の宇多田さんを追う⑥−5です👍
この⑥シリーズでは、4月18日(木)22:00〜放送されたNHK MUSIC SPECIAL「宇多田ヒカル 〜教えて! ヒカルさん〜」、8月25日(日)深夜0:05〜(26日(月))の完全版を振り返っています。
前回は、苦手意識に関する話と「光〜Re-Recording」の歌唱でしたね。

以下、宇多田さんの発言は⭐️、個人的な考えは🔹で記載しています。

ナレーションが入り、ここからは、宇多田ヒカルが自らの音楽の創作の秘密に迫る質問に答える、ということです。


うまくいかないことがいい。そういうときに、すごくいいことが起きる

質問「いつも新曲が出るたびにわくわくしながら聴きますが、毎回想像をはるかに超えた音楽を届けてくれます。ヒカルさんが曲を作る上でどんな時に『音楽はおもしろいなぁ』と思いますか?」

質問者さんは、ちっちゃい頃からヒカルちゃんのことを大好きで、ずっと新曲とか出る度にわくわくして聞いてるということで、同じような方も多いのではないでしょうか?
そしてド直球で「どんな時に音楽が面白いと思いますか?」と質問されました。

🔹デビュー同時であれば、様々なインタビューで聞けたかもしれないけれど、25年以上のキャリアがある宇多田さんに、今ではなかなか聞けないことですよね?

⭐️宇多田さん「私も毎回わくわくして聞いてくれるのと同じで、作る時もどんな曲になるかわからない、どういう歌詞になるかわからない状態から始めるんで、私もわくわくと言うか、冒険家みたいな。それ自体が面白いなと思うし、こうしようと思ったからそうなるとも限らないし。それがいいみたいな。うまくいかないことがいい。そういうときに、すごくいいことが起きる。自分でガチガチにコントロールして、計算してやっても、そういくわけないし、100%。むしろ、あ、そうならなかったとか、あーわかんなくなっちゃったっていう時に、それを、あ、元に戻んなきゃってならないで、そっちに行ければ。自分がコントロールできなかったところの方に進んで行けたら、その時間、そっちを楽しめたら、すごく何かいいことが待ってるっていう感じです。それが楽しいです」

🔹うわー😯すごくポジティブな考え方ですね。想定外を楽しむみたいな。自分は予定が事前にわかっていて、こういうことが起きるってわかっていた方が安心するタイプなので、難しいなと思いつつ、羨ましいなとも思いますね🤔

そんな宇多田さんに対して質問者さんは、服飾の学校に行っていて、作ったりして面白いなって思う時もあって。今年、就活生なんだけど、質問者さんが目指しているのが専門的な方で、あんまり人を雇ってないそうで、というお悩み。

⭐️宇多田さん「需要というか、ニーズが限られちゃってるみたいな」と言語化してくださって。

だから難しいかもっていうので。すごい好きだし、面白いなって思っているけど、それを仕事にするってなんかやっぱり、好きなことを仕事にするのって多分難しいじゃないですか?という反応です。

⭐️宇多田さん「雇い口が少ないというか、かもしれないということは逆にその中で目立つこともしやすい状況かもしれないし。たくさん同じことを目指している人がいるよりも、あんまり他にやっている人いないけれど、これがやりたくてこれが好きってはっきりわかってるということも強みでもあると思うし、そこに向かっていくということは、よっぽどそれが好きっていう気持ちが強いということだと思うから。それをやってて仕事とか人間関係とか、細かいそういうことが嫌になることはあっても、それが好きっていう気持ちは変わらないと思うし、嫌いにならないと思うから、まだチャレンジできるような環境が整っていたら、ぜひ頑張ってみて欲しいですけど」

質問者さんは宇多田さんのコメントに勇気づけられたようで、いつか衣装を作りたいですとおっしゃっていました👏

⭐️宇多田さん「お、待ってます」ということで、実現するといいですね😊

🔹好きを仕事にできる人って、好きを仕事にできるまでやり抜いた人であって、好きの度合いが強い人なんでしょうね。若いということは、それだけチャレンジしやすい状況でもありますし😁 自分は、好きを仕事にできなかったというか、体調的なことを理由に諦めてしまったけれど、好きを趣味で楽しめているし、それはそれでありなのかもしれない、と思えました😆


真実って人の数だけある

質問「音楽に色は感じますか?」

🔹また、シンプルだけれど、深く潜っていきそうな質問ですね😅

質問者さんは、「宇多田さんが好きで好きで、デビュー当時から大好きで。私、以前、化粧品の会社に勤めていて、色について学んだり。自分自身、色が大好きだから、花束を君にとか、涙色なんてどんな色なんだろう? あえて色を出さないことが意図されていると思うんですけど、私からすると、すごい興味がありまして。宇多田さんの作る音楽の音の色っていうのは、どんなふうになっているのかなって」と、この質問に至った背景を語ってくれました。

⭐️宇多田さん「色からはすごく、インスピレーションと言ったらいいのかな。子どものときからすごく色に興味があって。子どもの時に面白いなと思ったのが、葉っぱが緑なのは、実際に緑のものが入っているからだけど、そうじゃなくて反射している色が目に見えているものもあるじゃないですか。だから、それってそのものが黄色いんじゃなくて、黄色の光線を受け付けないから反射してて黄色に見えてるとか。え?じゃあそのものって何色なの?みたいなことを考えて。あと人によって動物によって、みんな見えている色って全然違うし、でも自分が見えているものをみんなもそう見えているんだろうってどうしても思っちゃうじゃないですか。無意識に。あ、みんな違うんだ本当は。人それぞれ視点があって、こうだって思ってる考えというか、世界観があるんだっていうことが、真実って人の数だけあるんだなって思うことが、私、色とかから考え始めました」

🔹ChatGPTで確認したものを簡単にしたところ、「葉っぱが緑色に見えるのは葉緑体があるからです。葉緑体は葉っぱの細胞内に存在し、その内部にはクロロフィルという色素が含まれています。クロロフィルが光のうち赤や青の波長を吸収し、緑の波長を反射するため、葉っぱは緑色に見えます。ーを取り入れる一方で、緑の光を反射しているために葉っぱが緑色に見えるというわけです」ということであり、色の見え方について同じくChatGPTで調べてみると、「物体がある色に見えるのは、その物体が特定の波長の光を反射し、他の波長の光を吸収するためです。たとえば、赤いリンゴは赤い波長の光を反射し、他の色の光を吸収します」ということでした。宇多田さん、色についてもすごく科学的に捉えてらっしゃいました😲
人それぞれで見え方が異なるんじゃないかって疑問、幼い頃に持っていたな🤔 自分にとってはこう見えているけれど、他の人にとってはどうなんだろう?とか、自分にとって青ってこんな色だけれど、みんなこう見えているのかな?とか。実際、色覚特性のある人って色の感じ方が違っていたりするんだって、大人になって知りましたしね😅 そんな見え方から、価値観や真実の話に膨らませるところが宇多田さんらしいです👍 真実って人の数だけあるって、言い換えれば十人十色ということですよね? ということは、色から価値観などの本質的なことに迫るというのは合理的なのかもしれないですね。 

今回はここまで。
次回は、性別からセクシャリティに関する対談を紹介していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇

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