「SCIENCE FICTION」発売後の宇多田さんを追う⑥−2
こんにちは。自己満足な毎日をすごしたいです。
「SCIENCE FICTION」発売後の宇多田さんを追う⑥−2です👍
この⑥シリーズでは、4月18日(木)22:00〜放送されたNHK MUSIC SPECIAL「宇多田ヒカル 〜教えて! ヒカルさん〜」、8月25日(日)深夜0:05〜(26日(月))の完全版を振り返っていきます。
前回は一問一答で終了していましたので、今回はその続きから😆
4月の放送では、ここで歌唱シーンが挿入されていましたが、完全版では、歌唱シーンは飛んで、早速質問コーナーへ。
鈴木さんによると、今夜の宇多田ヒカルに聞きたいスペシャル、事前に番組ホームページで宇多田さんへの質問を募集したところ、3020件もの質問が寄せられ、宇多田さんは、全ての質問を読まれたということで、宇多田さんの人柄が垣間見えるエピソードを教えてくれました😍
宇多田さんは「なんか全部1個ずつ結構真剣に考えちゃって。選んでくださいっていうふうに。それで見てたんですけど。読むのがっていうより選ぶのが大変。一生懸命考えてくれた質問だったので」と優しさ全開です❤️
スタジオにいらっしゃるオーディエンスの方々は、全国から質問を寄せていただいた皆さんと、これから社会に羽ばたいていく20代前半の皆さんだそうです。いやいや、羨まし過ぎる😭
早速、宇多田さんへの質問です。
まずは、4月ということで、新生活についての質問。
以下、宇多田さんの発言は⭐️、個人的な考えは🔹で記載しています。
不安とか迷いがない人生なんてめちゃくちゃつまらない
質問「春から美容師として社会人になりましたが正直不安でいっぱいです。元気を出す方法やモチベーションを上げる方法を教えてください!」
4月から美容師として新社会人。その新しい仲間と頑張っていく中で、ちょっと不安な要素っていうのが出てきてしまって。そういった時、落ち込んでしまうことはあると思うんですけど、その時にどうやって宇多田さんならモチベーションをあげたりとか、元気出すのかなと思って質問させていただきました。
⭐️宇多田さんからは「新社会人。どんなことが不安に感じるんですか?」と追加で質問。
人と比べちゃうっていうところで。お仕事面とかでもそうなんですけど。あの子はああいうふうな考え方ができるのに、私はなんかできないことをずっと引きずってるな、とか。人間的なこととかで比べちゃうかな。
⭐️宇多田さんの深〜い回答
「私だったら… 落ち込んじゃうのはいいと思うし、無理矢理テンションを上げようとしなくてもいいと思うし。でも、私がそうなっていたら、周りのみんなも同じくらい不安なんじゃないかなって逆に想像をします。だって、不安があるってのは、裏を返せば何か新しいことに挑戦しようとしてるってことだし、すごくチャンスの時だと思うし、何か変化があるって。不安とか迷いがない人生なんてめちゃくちゃつまらないじゃないですか。だから私は、学校とか管理された環境から出て自分で自分の育て方みたいなのを学んでいく時期ってすごく大事だし、必要な時間だしいいなって思います。ゆっくりわかっていけば。私はみんなそれぞれ違うと思うから。それを見つけていくのが今の時期なのかなって思います」
🔹自分の頭の中
なんだろう、そっか、無理に元気でいなくてもいいんだということ、不安なのは自分だけじゃないってこと、不安があるというのはチャンスだって、目から鱗というか、捉え方をちょっと変える、視点を変えるだけで、こんなに変わるんだって。
それに、不安や迷いがない人生なんてつまらないって、そんなこと思ったことない😳 変化することを恐れるというか、日常や習慣がずらされることが嫌だなって思ってきたから。だって、新しい人間関係は大丈夫かな?とか、人見知りだからなとか、変化することでトラブル起きちゃいそうって思っちゃってたんです。
鈴木さんからさらに深掘りです。
「因みになんか宇多田さんが新生活でよしやるぞ、モチベーション上げるぞみたいな時は、何かされることとか」
⭐️宇多田さん
「基本的に元気であるためにとか、気分がちょっと落ち込んできてる、落ち込みかけてるというか、よくない方にいっているかもっていう時とか、単に曲に詰まってる時とか、歌詞が出ないとか。そういう時、科学的に考えることが好きで。お風呂に入ってほぐしてみようとか、逆立ちして脳に血流を増やしてみようとか。運動をすると本当に気分が明るくなるホルモンとかいっぱい出るし、体が強くなったって思うと、気持ちも強くなった気がするんですよね。不安には筋トレがいいって聞きます。最近の科学誌で」
質問者さんは「毎日スクワットします」と(笑)
⭐️宇多田さん「面白い。そんだけ面白かったら絶対周りの人にもすごい好かれてると思う、大丈夫ですよ」とお墨付きだったので、安心できたのではないでしょうか?😄
🔹自分の頭の中
メンタル的にマイナス方向に行っちゃう時に、そこでとどまって持ち直す方法の一つを教えてもらえたので、自分も筋トレを習慣にしようかな😁
個人的に、身体を動かすことが好きで、仲間とわいわいスポーツをしていると、嫌なことを忘れられるし、スッキリする感覚は実体験としてあるので、無意識ではあったけれど、科学的にも合っていたというか、合理的な方法をとっていたんだなと確認でき、継続を心に誓いました(笑)
人生こうあるべきってない
次の質問者さんは、25年前からずっと宇多田さんの曲を聴き続けているそうで、自分と同じです。
質問「最近ふとしたことで人生を見つめ直す機会が増えてきました。宇多田さんが思う人生の選択をする上で大事なことは何ですか?」
質問者さんは、37歳。人生、そろそろ後半戦というところで。結婚したりとか子どもが産まれたりとか、ライフイベントが色々起こっていく中で、人生ってどうあるべきなのかってふと考えるシーンが結構多くて。今の人生というか、今歩んでいるところは、幸せではあるんですけど、ただ今後こういう道を進んでいくべきなのかって色々考えたりとか。人生の選択とか、大きな決断するっていう時に、どういうことを大事にして決められているのかなって伺いたいなと思いました。
⭐️宇多田さん「年齢的に、そういうのをいっぱい考える時期かもしれないですよね。私は、今お話を聞いてて、どうあるべきなんだろうなっていう言葉が気になって。私はどうあるべきって、私の人生に対してはないというか、誰も人生こうあるべきってないんじゃないかなって思います。だって、正解なんてないじゃないですか。仮にやっちまったなっていうことがあっても、もしかしたらそのおかげで、その次に最高に幸せな自分に辿り着く道が開けるかもしれないし、何が自分にとっていいことだったのかっていうのは、本当、後にならないとわからないし、最後は自分の腹の感覚で行ってみるしかないじゃないですかね?そこから絶対、何か学ぶこともあるし、私もまだ答えがあるわけじゃないし。でも自分で振り返って、そうしてきたなって」
🔹自分の頭の中
人生の選択って、いろいろとあるとは思うのですが、もちろん、これまでに進学先を選んだり、就職について考えたりしたことも人生の選択だったと思うけれど、もしかしたら毎日が人生の選択なのかな、なんて考えてみたり、人生はこうあるべきっていうのがあったら苦しいかも、と思ったり🤔
「やっちまったな」っていう言葉で、トレビアンボヘミアンスペシャルの中で、息子さんに二度離婚していることを無意識にバラしちゃった話を思い出しました🤭 そんなやっちまったでも、もしかしたら宇多田さんと息子さんは、きちんと話をして、お互いの信頼関係をさらに深めたというか、絆を強めたのかもしれないですよね? ということは、やっちまったことが最高に幸せな自分に辿り着く道になったってことだから、宇多田さん自身の経験を元にした話だったんだなと。
自分が生きたくない生き方で生きたところで、誰も責任をとってくれない
鈴木さんから「腹の感覚」について質問が飛びます。
⭐️宇多田さん「英語だと gotta feeling って言うじゃないですか。腹の虫とか、日本だと言うけど。なんかこうやっぱり、自分からの声に耳を傾けると言うか。とにかくまず自分の引っかかってることとかを無視しないことって大事だと思う。ぼんやりなんかおかしいなとか、こうしたいんだけどなんか本当はこうすべきなんじゃないか、でも違うなって思ったら、それはずっと残るから。そこの自分の声は、シグナルというか、逃さないであげて、でも最終的に責任を取るのは、自分の人生、自分が生きたくない生き方で生きたところで、誰も責任をとってくれないから。最終的には自分がやりたいようにやって。それを応援してくれる人も絶対周りにいるから。大丈夫だと思ってます」
質問者さんは、長い人生の中でどう捉えるかっていうのを、色々考えながら進んでいこうかなと思います、と腹落ちしたようでした。
⭐️宇多田さん「進んでいきましょう」
🔹自分の頭の中
自分の声、自分の本当の気持ちって、大事にしているつもりで本当は大事にしていなかったのかもしれない、と思う最近です。そんなことを考えていたところに、「自分が生きたくない生き方で生きたところで、誰も責任をとってくれないから」という言葉が刺さりました🔪
自分がやりたいことと、やりたくないこと、挑戦したいこと、頭の中を整理して、腹落ちさせて行動して行きたいな😊
長くなってしまいました💦
今回はここまで。
次回は、完全版での歌唱シーン1曲目からお送りします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇
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