「SCIENCE FICTION」発売後の宇多田さんを追う④−5
こんにちは。自己満足な毎日をすごしたいです。
「SCIENCE FICTION発売後の宇多田さんを追う」④ー5です。①〜④−4はこちらから👇
with MUSICのコーナー5回目。
4月13日の第1回から引き続いて、20日の第2回をお送りします。
そもそもの時系列とはそれますがご容赦を🙏
この週が完結編です👍
先週の振り返りから入りまして。
【話題1つ目☝】
One Last Kissについて有働さんが聞きたかったこと。
有働さんからの「ミュージックビデオがものすごい、なんだろ?この距離感とか、空気感と思っていたら、あれ、息子さんが撮られていた映像?」という質問から。
宇多田さんが「友達と息子ですね」と答えると、有働さん「それは、パンデミック禍だったから?」と当時を振り返っていきます。
宇多田さん
「はい。友達の本当に仲の良いカメラマンの友達と、じゃあどうしようって。私が、大切な忘れられない人のことを、思い出を思い返している人の、思い出の中の世界。メイクも自分でやって、髪の毛も自分でなんとかやって。あ違う、前の日に美容師さんに切ってもらってきれいにしてもらって、洗わないで寝て、そのまんまにしといて、崩れないようにみたいな」
とのMVの設定や裏話をしてくれました。確か、何年か前のインスタライブで、メイク道具を忘れて…とかいうことを話していましたよね?
有働さんも「そうか、そんな工夫があったのか」とびっくり😳というか、感嘆の表現だったのかな?
【話題2つ目☝】
日本のみならず、海外の様々なチャートでTOP10入りを果たす宇多田さん。コーチェラに出演し、世界的音楽集団88risingとのステージで大観衆を沸かせた。
25年間活躍し続けている宇多田ヒカル、曲作りに変化はあるのか?
宇多田さん「ある程度の地域とか国とか、町とか年代とか、なんかでちょっと共通した環境にいる人達が持つであろう共通認識とかみたいなのって感じるじゃないですか? みんながこんな感覚っていうのがすっごい細分化されて、いろんな見方をしている人がいて、地雷が増えたみたいな。足を置いていいところがすごく減っちゃって、恐る恐る『これは地雷?』じゃないよねみたいな」
そんなふうに感じていたなんて知らなかった🥹
今のご時世、なんかネット上で炎上するとか、個人情報を晒されるとかあるし、ものづくりにもいろいろと気を遣うのでしょうね💦
というところに有働さん「作曲はその時の気持ち、その時々の風景を書く?」と続けます。
宇多田さん「まず、何を自分が感じていて、出したいというか出ようとしているのか、出そうとしているのか、出てこようとしているものが何なのかって、音楽で何かやり始めるまでわからないんですよ。だから対話が始まるところって、いつも自分で思うんですけど。例えばピアノに座ってなんか音を探って何も正解がないプロセスの始まりで、パンパンって弾いて、ポロンポロンってやって、なんか違うなとか、あ、これいいなって、ただその感覚だけで。間違ってるとか、正しいとかじゃなくて。これいいじゃん、これちょっと違うな、この次に何がくるかな?って2人でやり取りしてるみたいな。そこからだんだん、いろいろ見えてきて、もっと細かく、輪郭がはっきりしていって。最後に言葉ですね。言葉が一番、限定的というかこう、そういうものなのかなと」
有働さんの疑問は「その曲作りで行き詰まるみたいなことってあるんですか?」というところへ。
宇多田さんはキッパリと「あります」との答え。
有働さん「絶対に曲作れないみたいな、スランプみたいなことって」とさらに突っ込んでいきます。
宇多田さん「もう作れないっていうのは、それは多分、アルバムを作ろうって決まってから、最後の何曲かとかになって、散々最近いろいろ考えてた、日々考えていたこととかもう落とし込んだぞ。で、まだでももう2曲だな、3曲だなとか。最後に行くにつれて登山みたいで、同じ距離でも、最後の登頂前の何百メートルのほうが最初の何百メートルよりツライみたいな」
と、よく言ってらっしゃるアルバム作成の最後のしんどい時の話を、登山に例えて教えてくれたので、有働さん「なるほどそれはある、それはある、それはある」と納得されたみたいです。
そこへ宇多田さん「何かを完成に持っていくってすごく忍耐と愛情が必要だと思うんですね、あと勇気。私はこんなんですけど、どう?っていうのを自分にも見せつけるし、そこで自信が持てなかったら、自分の感覚に。『完成』って言うの怖いじゃないですか? 自分で『これで良し』、これだって言える瞬間が毎回1番達成感がありますね」
と哲学者並みの深みに連れて行ってくれました❤️
話の流れとして、ここで切った方が良さそうなので、今回はここまで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇
次回、「SCIENCE FICTION」発売後の宇多田さんを追う④シリーズ、with MUSICはラストになります。
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