SS、感想文、夢日記などとても雑多 学生なので更新は不定期です。フォロバお気になさらず…

SS、感想文、夢日記などとても雑多 学生なので更新は不定期です。フォロバお気になさらず 好きに書いて好きに読みます

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自宅一覧

隠れ家ではない創作のキャラクターが増えてきたので、自分用にまとめました。 Twitter→@ yue_misono FAタグ→# 愉快なゆえさんち 代理(レニャッド) オレンジの猫耳で…

遊
8か月前
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読書記録3

2023年9月幅広いジャンルを読めた気がします ・エゴイスト著者 高山真 小学館文庫  ボーイズラブの話かと思い読んだのですが、読むと家族愛の哀しい話だった。良い意…

遊
8か月前
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酷暑

「ありがとうございましたー」  何の気持ちもこもっていない建前のあいさつをみんなで叫んで、体育の授業は幕を閉じた。  うだるような暑さだ。全身に鉛を入れられている…

遊
8か月前
3

読書記録2

2023年8月 ・世界でいちばん透き通った物語著者 杉井光 235ページ 新潮文庫  親が、新聞の書評コーナーで知って買ってきた本を借りた。  ネタバレ厳禁、予測不可能…

遊
9か月前
3

実はみんなの耳がいい

 近くのスーパーに行ったら、テレビの撮影かなんかが来ていた。  人ごみの中を縫うように視線をくぐらせると、カメラを向けられているのはアグネス・チャン似の知らない…

遊
9か月前
2

読書記録1

本を読む頻度が数年前よりも減っているということに気付きました。 それで、以前みたいにたくさん本を読みたいなって思ったので、意識して読書タイムを作っていこう!とい…

遊
10か月前
1

声帯、枯れ果て

 トイレに行こうと思い廊下を歩いていた。ここは高校のはずなのに、教室を出たらなぜか中学校の廊下の景色が私を迎えた。  普通なら驚くべきことなのだろうが、私の心は…

遊
10か月前
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ルミネtheよしもと 感想

2023年7月22日(土)  7月21日が私の誕生日だったので、それもあってルミネに連れて行ってもらった。マヂカルラブリー目当て。  今回で実際に劇場に見に行くのは三回目に…

遊
10か月前
3

夢現

 家のすぐそばの坂を登っている時、この間殺したはずの女を見かけた。  ニュースでも取り上げられて、死んだ女の顔面がどういう感じなのか全国に報道されたはずなのに、…

遊
10か月前
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戦闘論的恋情

 うちよその文の再掲  江南世君は自宅、君飼まうらは犬さん宅  ニケこと江南世君 は、生まれてこのかた恋なんてものはしたことがなかった。身の回りに転がり落ちている…

遊
10か月前
1

 歩いていたら、落ちた。文字通り、落ちた。  何も考えず、いや、家に帰ったら何をしようかと考えていた。  たまりにたまった課題をやらなきゃなとか、ゲームの続きをや…

遊
11か月前

昔書いた文のまとめ

変な文体でいろいろ書いて遊んでいたので、まとめました 1 ……ざ……ざザ………ザ、ざっざっザ……… よお!俺だ。 なあなあ、お前なら俺の話聞いてくれるよな? お願…

遊
1年前

【考察】天才について(手記からの抜粋)

昔からずっと人間が信じられない。  ずっと一緒にいて、数年ぶりに話してもたわいのない会話を続けることができる幼馴染のことすらも。会話をしてお互いの意識を共有する…

遊
1年前
2

自宅一覧

隠れ家ではない創作のキャラクターが増えてきたので、自分用にまとめました。
Twitter→@ yue_misono
FAタグ→# 愉快なゆえさんち

代理(レニャッド)

オレンジの猫耳です。
レニャッドという名前は数年前にネ友に頂きました。

①憧憬たる教室よ・安野(あんの)

そこらへんのJK

・萌芽(ほうが)

安野の学校に勤務している先生

②排斥ワンルーム・叶夢(かなむ)

世話好きメ

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読書記録3

読書記録3

2023年9月幅広いジャンルを読めた気がします

・エゴイスト著者 高山真 小学館文庫

 ボーイズラブの話かと思い読んだのですが、読むと家族愛の哀しい話だった。良い意味で期待を裏切られた。最近読んだ本の中では短めで、サクサク進んでいく文章ですが、胸を重く打つ感動と読了後の放心感はすごかった。
 「愛」というものを相手に伝えるのはとても難しいことで、自分の思う「愛」の表現の形が、いつのまにか相手を

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酷暑

「ありがとうございましたー」
 何の気持ちもこもっていない建前のあいさつをみんなで叫んで、体育の授業は幕を閉じた。
 うだるような暑さだ。全身に鉛を入れられているかのように、体が重く気だるい。ざりざりと砂を踏んでいる足の感覚が、余計にその不快感を増大させていた。
「あ、そろそろヤバいかな」
 こんな暑さじゃ、乾いてしまっているかもしれない。そう思い、重い足をできる限り早く前へと進める。
 前も、そ

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読書記録2

読書記録2

2023年8月

・世界でいちばん透き通った物語著者 杉井光 235ページ 新潮文庫

 親が、新聞の書評コーナーで知って買ってきた本を借りた。
 ネタバレ厳禁、予測不可能な展開と書かれた帯のとおりの作品。

 母親を交通事故で亡くしてからぼんやりと生きていた主人公の藤坂燈真はある日父親の死を知らされる。
 藤坂燈真の父親は、大御所ミステリ作家の宮内彰吾。彼は妻帯者であったが、たくさんの女性と不倫

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実はみんなの耳がいい

 近くのスーパーに行ったら、テレビの撮影かなんかが来ていた。
 人ごみの中を縫うように視線をくぐらせると、カメラを向けられているのはアグネス・チャン似の知らない外国人。日本語ではない言語でひたすらカメラに向け話している。
 でもなんで、こんななんの変哲もないスーパーで、撮影をしているのだろう。ここに売ってるものは西友に行っても、イトーヨーカドーに行っても売ってるものばかりなのに。
 大体、この外国

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読書記録1

読書記録1

本を読む頻度が数年前よりも減っているということに気付きました。
それで、以前みたいにたくさん本を読みたいなって思ったので、意識して読書タイムを作っていこう!という計らいです。
せっかくなので読んだ本の感想とかを記録しておきたい。
こういうのって後で見返すと当時の記憶もよみがえっておもしろいので……

2023年7月

・おちくぼ姫著者 田辺聖子 230ページ 角川文庫

 古典の『落窪物語』を著者

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声帯、枯れ果て

 トイレに行こうと思い廊下を歩いていた。ここは高校のはずなのに、教室を出たらなぜか中学校の廊下の景色が私を迎えた。
 普通なら驚くべきことなのだろうが、私の心はこれを平然と受け止めて特に疑問には思わなかった。
 窓から光の差し込む渡り廊下を渡り、北校舎に向かう。突き当たりで右側をみると図書室があったのでここはどうやら二階のようだ。
 だが、左側をみると三階にあるはずの理科室があった。
 その理科室

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ルミネtheよしもと 感想

ルミネtheよしもと 感想

2023年7月22日(土)

 7月21日が私の誕生日だったので、それもあってルミネに連れて行ってもらった。マヂカルラブリー目当て。
 今回で実際に劇場に見に行くのは三回目になるんだけど、今日めちゃくちゃ思い出に残ったので、書き残しておきたい。

 まず、ルミネtheよしもとってなんだ?っていう人もいると思うので説明しておこう。
 ずばり、吉本興業が運営する劇場のこと!東京・新宿駅南口「LUMIN

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夢現

 家のすぐそばの坂を登っている時、この間殺したはずの女を見かけた。
 ニュースでも取り上げられて、死んだ女の顔面がどういう感じなのか全国に報道されたはずなのに、周りの通行人はまるで気づいていない様子だった。
 もしかしたら、殺した張本人にしか見えないとかそういう類のものなのかもしれない。
 だからといって、その女も特にこちらに気づく様子はなく、生きていたころと同じように気持ち悪い猫背であるいていた

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戦闘論的恋情

 うちよその文の再掲
 江南世君は自宅、君飼まうらは犬さん宅

 ニケこと江南世君 は、生まれてこのかた恋なんてものはしたことがなかった。身の回りに転がり落ちている「戦い」に身を投じていれば毎日は満たされていたから、彼にとってその感情は必要ないものだったからだ。
 学校に行けていなかったから恋どころではなかった、というのも理由の一つである。二年前、親の勧めで私立正覔高等学校に入学したは良いが、それ

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 歩いていたら、落ちた。文字通り、落ちた。
 何も考えず、いや、家に帰ったら何をしようかと考えていた。
 たまりにたまった課題をやらなきゃなとか、ゲームの続きをやろうとか、お菓子を食べようとか、なんか特筆するまでもない当たり障りのないことを考えていた。
 そうしたら、急に足が空気を蹴って、落ちていた。
 急すぎて、ここはどこで、自分が何という名前で、どんな顔をしていて、どこに住んでいて、どういう身

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昔書いた文のまとめ

変な文体でいろいろ書いて遊んでいたので、まとめました

1

……ざ……ざザ………ザ、ざっざっザ………

よお!俺だ。
なあなあ、お前なら俺の話聞いてくれるよな?
お願いだ、聞いてくれよ。もう俺にはお前しかいないんだよ。相槌を打ってくれるだけでも良い。なっ?頼むよ。
……よっしゃ!さんきゅな、お前ならそう言ってくれると思ってた!!
それでさ、

悩みっていうのがさ

まー、最近の悩みなんだよね

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【考察】天才について(手記からの抜粋)

昔からずっと人間が信じられない。

 ずっと一緒にいて、数年ぶりに話してもたわいのない会話を続けることができる幼馴染のことすらも。会話をしてお互いの意識を共有するような感覚。
 そういう感覚になれる人間がとても"合う"人間と言えるのはではないか。そういう人間は今まで会って来た人間の中から探しても、ほんの2人程度。それらの人間は幼少期に出会っていた。
 猜疑心が大きく膨らみ始めた小学生からはもうすで

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