隠れ家ではない創作のキャラクターが増えてきたので、自分用にまとめました。 Twitter→@ yue_misono FAタグ→# 愉快なゆえさんち 代理(レニャッド) オレンジの猫耳です。 レニャッドという名前は数年前にネ友に頂きました。 ①憧憬たる教室よ・安野(あんの) そこらへんのJK ・萌芽(ほうが) 安野の学校に勤務している先生 ②排斥ワンルーム・叶夢(かなむ) 世話好きメンヘラ男 cs未制作 ・縋落(うらく) 叶夢に依存してる死にたがりの人 体が
2023年9月幅広いジャンルを読めた気がします ・エゴイスト著者 高山真 小学館文庫 ボーイズラブの話かと思い読んだのですが、読むと家族愛の哀しい話だった。良い意味で期待を裏切られた。最近読んだ本の中では短めで、サクサク進んでいく文章ですが、胸を重く打つ感動と読了後の放心感はすごかった。 「愛」というものを相手に伝えるのはとても難しいことで、自分の思う「愛」の表現の形が、いつのまにか相手を傷つけてしまっていることもあれば、暗闇から引き上げるきっかけになることもある。
「ありがとうございましたー」 何の気持ちもこもっていない建前のあいさつをみんなで叫んで、体育の授業は幕を閉じた。 うだるような暑さだ。全身に鉛を入れられているかのように、体が重く気だるい。ざりざりと砂を踏んでいる足の感覚が、余計にその不快感を増大させていた。 「あ、そろそろヤバいかな」 こんな暑さじゃ、乾いてしまっているかもしれない。そう思い、重い足をできる限り早く前へと進める。 前も、そんなことがあった。暑くて、暑くて、仕方がなくて、カラカラになって悲痛な表情でこち
2023年8月 ・世界でいちばん透き通った物語著者 杉井光 235ページ 新潮文庫 親が、新聞の書評コーナーで知って買ってきた本を借りた。 ネタバレ厳禁、予測不可能な展開と書かれた帯のとおりの作品。 母親を交通事故で亡くしてからぼんやりと生きていた主人公の藤坂燈真はある日父親の死を知らされる。 藤坂燈真の父親は、大御所ミステリ作家の宮内彰吾。彼は妻帯者であったが、たくさんの女性と不倫関係を築きそのうちの一人と子どもまで作っていた。それが、藤坂燈真である。 愛人
近くのスーパーに行ったら、テレビの撮影かなんかが来ていた。 人ごみの中を縫うように視線をくぐらせると、カメラを向けられているのはアグネス・チャン似の知らない外国人。日本語ではない言語でひたすらカメラに向け話している。 でもなんで、こんななんの変哲もないスーパーで、撮影をしているのだろう。ここに売ってるものは西友に行っても、イトーヨーカドーに行っても売ってるものばかりなのに。 大体、この外国人を初めて見た。一瞬、アグネス・チャンに見えるがよく見ると顔が全然違う。どうして
本を読む頻度が数年前よりも減っているということに気付きました。 それで、以前みたいにたくさん本を読みたいなって思ったので、意識して読書タイムを作っていこう!という計らいです。 せっかくなので読んだ本の感想とかを記録しておきたい。 こういうのって後で見返すと当時の記憶もよみがえっておもしろいので…… 2023年7月 ・おちくぼ姫著者 田辺聖子 230ページ 角川文庫 古典の『落窪物語』を著者・田辺聖子さんの解釈で現代語訳した本。 当時の文化や風習などをわかりやすく説明
トイレに行こうと思い廊下を歩いていた。ここは高校のはずなのに、教室を出たらなぜか中学校の廊下の景色が私を迎えた。 普通なら驚くべきことなのだろうが、私の心はこれを平然と受け止めて特に疑問には思わなかった。 窓から光の差し込む渡り廊下を渡り、北校舎に向かう。突き当たりで右側をみると図書室があったのでここはどうやら二階のようだ。 だが、左側をみると三階にあるはずの理科室があった。 その理科室に面した廊下を、二人の人間が歩いていた。なんと、高校の古典の先生と現代文の先生で
2023年7月22日(土) 7月21日が私の誕生日だったので、それもあってルミネに連れて行ってもらった。マヂカルラブリー目当て。 今回で実際に劇場に見に行くのは三回目になるんだけど、今日めちゃくちゃ思い出に残ったので、書き残しておきたい。 まず、ルミネtheよしもとってなんだ?っていう人もいると思うので説明しておこう。 ずばり、吉本興業が運営する劇場のこと!東京・新宿駅南口「LUMINE2」の7Fにある。普段TVで見かける売れっ子芸人や、駆け出しの芸人まで、たくさ
家のすぐそばの坂を登っている時、この間殺したはずの女を見かけた。 ニュースでも取り上げられて、死んだ女の顔面がどういう感じなのか全国に報道されたはずなのに、周りの通行人はまるで気づいていない様子だった。 もしかしたら、殺した張本人にしか見えないとかそういう類のものなのかもしれない。 だからといって、その女も特にこちらに気づく様子はなく、生きていたころと同じように気持ち悪い猫背であるいていた。 それが横断歩道を渡り、道路越しの通りの奥へ消えていくのを見て、まあ幽霊みた
うちよその文の再掲 江南世君は自宅、君飼まうらは犬さん宅 ニケこと江南世君 は、生まれてこのかた恋なんてものはしたことがなかった。身の回りに転がり落ちている「戦い」に身を投じていれば毎日は満たされていたから、彼にとってその感情は必要ないものだったからだ。 学校に行けていなかったから恋どころではなかった、というのも理由の一つである。二年前、親の勧めで私立正覔高等学校に入学したは良いが、それから体調を崩し続け二年間も留年してしまった。おかげさまで一年生は今年で三回目だ。
歩いていたら、落ちた。文字通り、落ちた。 何も考えず、いや、家に帰ったら何をしようかと考えていた。 たまりにたまった課題をやらなきゃなとか、ゲームの続きをやろうとか、お菓子を食べようとか、なんか特筆するまでもない当たり障りのないことを考えていた。 そうしたら、急に足が空気を蹴って、落ちていた。 急すぎて、ここはどこで、自分が何という名前で、どんな顔をしていて、どこに住んでいて、どういう身分なのか──一瞬、全部脳みそから吹っ飛んだ。 すぐに思い出したけど。人間の記憶
変な文体でいろいろ書いて遊んでいたので、まとめました 1 ……ざ……ざザ………ザ、ざっざっザ……… よお!俺だ。 なあなあ、お前なら俺の話聞いてくれるよな? お願いだ、聞いてくれよ。もう俺にはお前しかいないんだよ。相槌を打ってくれるだけでも良い。なっ?頼むよ。 ……よっしゃ!さんきゅな、お前ならそう言ってくれると思ってた!! それでさ、 悩みっていうのがさ まー、最近の悩みなんだよね ほら僕前にお前に さ 話したろ 思い出とかゆーやつを作るところに行ってるって ふざ
昔からずっと人間が信じられない。 ずっと一緒にいて、数年ぶりに話してもたわいのない会話を続けることができる幼馴染のことすらも。会話をしてお互いの意識を共有するような感覚。 そういう感覚になれる人間がとても"合う"人間と言えるのはではないか。そういう人間は今まで会って来た人間の中から探しても、ほんの2人程度。それらの人間は幼少期に出会っていた。 猜疑心が大きく膨らみ始めた小学生からはもうすでに素直な気持ちで人間に接することができなくなっていたので、それ以降の人間とは素直