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幸せな人生と辛い人生

2000年
母親は23歳で1人目を出産
2005年
28歳で洋一を出産した
父親は洋一が生まれた時
仕事で遠い場所にいたため、
母親ひとりで二人を育てることになる
母親は意図していない2人目の子供で
嫌気がさしていた。
母親はその後3ヶ月で育児を放棄
見かねた叔母夫婦が引き取った
叔母は妊娠のできない体で、
子供を欲しがっていた
最初は洋一を可愛がっていたが
自分の子供ではないためと
洋一が少しおかしな子供だったので
愛想をつかし、段々と放置するようになった
叔母は父親の連絡先を知っており
2歳の時に本当の父親の元へ戻る
父親は2年で違う女と結婚していた。
洋一からすればその女は母になるわけだ。
その女も少々変わった女で
自分の知らない洋一の2年間を
叔母から写真などを奪い取り
思い出を偽造、あたかも自分が
洋一を産んだと思い込んだ。
洋一は幼すぎたため記憶が無く
後にこの話を知ることになる

叔母夫婦は何が原因でそうなったのか
わからないが、その後夫婦で無理心中をした
家が空いたため、父親がその家を奪い取り
その家に住むことになる
心配になった父親の両親は
一緒に住もうと言い
女は嫌がったがなくなくそうすることになった
その祖父、祖母が非常に優しく
洋一が唯一、信じられる人間だった
2008年、妹が生まれる
妹は馬鹿な奴で時々、洋一を助けた
それから幼稚園、小学校へと上がった
小学生の時、洋一は人を殴ったら
どうなるだろうと考えた
2年生になりそれを実行。
学校に呼び出された母親は
この子はなにか障害があるんじゃないかと
病院に連れていく
ADHD、起立性調節障害と診断
もちろんこれは人を殴ったこととは
関係ない母親はそれが本当に大変な発達障害と思い込み過ごした
人を殴った事などと関係のないことに気づいた頃にはもう遅かった。
5年生の時に洋一にも好きな人ができる
その後高校1年生になるまでその人のことが好きだった。高一になる手前、中学を卒業した辺りで、その子と付き合う、しかし
中学生にしてその子は浮気をしていたため
洋一はもう人を信じれなくなった。

高校へ進学し、美術部に入った。
その美術部の女の子と意気投合し
普通に友達として接した。
ある日、家に来ないかと誘われ
何故か泊まることになった。
洋一にはそういう気はなかったので
そそくさと服用中だった睡眠薬を飲んで
寝てしまった。
朝起きてみると、、パンツが脱げていた、
横にはニヤニヤした女がいる
そこで洋一は感ずいた
寝ている間に犯されたんだと
そこでますます人が信じられなくなり
その女とは会いたくなくなり
学校にも行かなくなり
高校まで辞めてしまった。
そこから通信制の高校に通い
何とか高校は卒業できた。
通信制の高校の先生に
大学を薦められ、洋一はまだ
働きたくなかったので行くことにした。

久しぶりのちゃんとした学校という場所
以前の洋一とはうってかわって
楽しみであった。

洋一はもう、この時には自分の両親のことなどを知っていたので、両親は信じていなかった

大学に入学し、サークルにも入り
充実した生活を送った。
しかし、男というもは馬鹿だ
また、好きな人が出来た。
しかし、告白して振られた次の日に
その子はサークルの友達に取られた
後に事件が起こりその女もやば女だったためこれは良かったと言えるだろう
洋一は病んだが、1週間程で元に戻った。
今までがあったからだ。
学校にも慣れてきて、充実してきた頃に
神のような女の子を見つけた。
その子は同じサークルの子で、とても優しく
嫌ところが一切見えない、素晴らしい女だった。洋一は初めて心が許せる人間が出来たと
付き合うことになった。洋一にとって人生で1番楽しい一時を半年間すごし、その女から、別れを告げられた。洋一の本性が見えてきたからであろう。無理もない、
洋一は本当に結婚する気でいたので、
この時は非常にショックで、
何も手につかなくなった
大学の間、色々あったものの何とか卒業し
就職はせずに自分の好きだった物を職にしたいと、古着と雑貨と、自分の書いた絵を売る
小さい店を立てた。それと、音楽も好きだったため、音楽の仕事もちょくちょくやっていた
店は繁盛はせずとも飯は食えていけたため
店を建てた時の借金を返しながら暮らしてた。
大学の頃に付き合っていた子からちょくちょく連絡があり、なんだか分からないうちに
その子と結婚することになった。その子も大人になり安定して洋一のことを考える余裕が出来たのだろう。そして、
二人の子供にも恵まれた。
洋一は非常に幸せであった
ある日、思いもよらぬ来客がくる。
その客は銃を持っていた。
バンッ
呆気なかった。
突然の出来事だ。
洋一は死んだ。

人生は紆余曲折で色々なことがあり
傍から見ると、なんでもない人間でも
何かを抱えて生きている。
その時が幸せだったとしても
過去のことなどがあり
本当の幸せを見つけることは出来ないだろう
それが人生だ。
そして、人間は呆気なく死ぬ
死と言うものが悪いものだとは私は思わない
第2の人生がそこから
また始まると思っている
苦しくて自殺してしまった人間たち
苦が無い人生なんてないけれども
死んだあとは生前より楽しんでいるだろう

どうやっても何かがついてくる人生
頑張る人は頑張って
テキトーに生きる人はテキトーに
どちらにせよ結局死ぬんです
その生まれてから死ぬまでの間に
何を残せるか、、
それが一番重要なのです
なので何がいちばん大切か
考えてみてください。

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