【フィクション】危険なアルバイト
仕事がないから最近お金がなくて困っていた。
そんな中、街の掲示板に宝石店でアルバイト募集しているという張り紙を見つけた。
早速応募して、業務内容の説明を受けることとなった。
その内容は、地下深くにあるネザライトという鉱石が眠っているので採掘してきてほしいというものだった。
固いうえに時間も掛かるし、なによりも危険なため時間制限はないとのことだ。
採掘する当日、店長から頑丈なツルハシ、剣を支給された。
いざ対象の洞窟に行ってみると、暗いしモンスターもたくさん、挙句の果てには溶岩まで流れている。
落ちたらおわりだ。
ここで落ちて亡くなってる人もいると店長から聞いていた。
道に迷ったり、敵に追いかけられたりと道中さんざんなことになったが、目的のネザライトを見つけ、時間かけながらも採掘して持ち帰った。
そして給料だが一個150円らしい。
ちなみに一番稼いだ人で15000円だそうだ。
え?何かの間違いですよね?と問うと、「うちも経営厳しいからそれで勘弁してほしい。」と言われてしまった。
これでは生活すらまともにできない。
すっかり騙された気分だった。
店長を溶岩に突き落としたい。
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