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【散文詩】ハイボールの夜

初めてお酒を飲んでからどれだけ経ったかな。

「お酒ってこんな美味いのか。」
そんな感動を最初は覚えてたが、次第にこれが当たり前だと感じている近頃。飲んできた本数は自分でもわからんとばかりだ。

唐揚げと共に飲み、焼き鳥と共に飲み……スッキリさせるこの感覚、全身が徐々に熱くなる感覚……

たくさんのお酒に挑戦したくなる年頃。冷たいハイボールを飲み干す。今まで飲んできた酒と違い、得体の知れない重たい感覚が襲った。頭だけではなく、自分のあちこちを蝕んでくる。ハイボールに体が拒否反応起こしたとでもいうのか?

それでもあの人みたいに美味しそうに飲んでるのをみると飲みたくなる。あの幸せそうな顔を見てしまっているからね。

#散文詩

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