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『ポイズンドーター・ホーリーマザー』 湊かなえ
2019の頃、別のウェブサイトに書いていたものを、こちらに。
テーマは毒親、毒で、親。
そして娘。
毒親とは、
私が思うに
例えば自分の親を
「毒親」と言っているうちは
まだ、
親との癒着、
がある状態であり
自分自身も、
「毒息子」「毒娘」
毒子のまま
となってしまう。
早く、普通の「子」
「毒」でない「わたし」になりたくて
もう親の事は棄て
自由に生きたい
そう
けれど
捨てきれない
あなたが憎い
タイトル、
『ポイズンドーター・ホーリーマザー』
娘であるわたしが毒、「それ」でも
あなたは「聖なる母」
憎しみを抱きながら
表裏一体、
子から母への愛は
どうやっても
消せないということか
毒母プラス、妹、愛猫も登場する
「マイディアレスト（「蚤取り」改題）」
結末は幸か不幸か
よもや判別不能
憎しみは
何も生まず
新たな憎しみを
呼ぶ
分かってはいても
復讐を果たした時
わたしは
ねっとりと濃厚
翳（かげ）り
だから私
湊かなえさんの小説の
大ファンなんですよね
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