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バレエ小説🩰グランジュッテ その9

先生お気に入りの骸骨模型、背骨は動かないけれど、骨盤から下の大腿骨や膝下、足首などは動くようなっていた。それを使いながら、 「ここが腸骨でしょ!そして、その下の…

Yoshiko
2年前
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バレエ小説🩰グランジュッテ その8

それからの数か月、凜は基礎体力の向上と、軸の安定化を図るために腹筋や背筋に、以前にも増して力を意を注いだ。毎週日曜日は自習時間に充てた。その甲斐あって以前にも増…

Yoshiko
2年前

バレエ小説❤️グランジュッテ その7

 自分では「もっと踊れると思ったのに… 」そう思ったら悔し涙が溢れてきた。バリエーションのビデオを撮りに来てくれているママにハンカチをもらって涙を拭ったけれど、…

Yoshiko
2年前
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バレエ小説❤️グランジュッテ その6

 あの2 回目のパドドゥクラス以来、凜は雨野先生にクラスレッスンでもよく見てもらえるようになった。何かというと凜の前で足を止め、注意を促してくれた。それと共に凜の…

Yoshiko
2年前
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バレエ小説 グランジュッテ その5

凜はお手本にしてもらったのが嬉しくてたまらず、その後ニヤニヤがしばらく止まらなかった。 その後はアラベスクやピルエットの練習で最後はジャンプの練習。今回は全部や…

Yoshiko
2年前
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バレエ小説❤️グランジュッテ その4

だから、凜ができるのは5番でスッス― 足先を外側に向けた状態でクロスして両足つま先で立つ― して、体を前後左右に倒してポアント(つま先立ち)で動かないようにするこ…

Yoshiko
2年前
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バレエ小説❤️グランジュッテ その3

「頑張っておいでね!」 「はーい!行ってきまーす!今出来なかったから、帰ったら甲出しするね!」 「行ってきますのハグは?」そう言われて凜は急いでママのところに行っ…

Yoshiko
2年前
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バレエ小説❤️グランジュッテ その2

 3歳から始めたバレエだけど、決して容姿に恵まれているわけではないのは凜自身もよく分かっていた。手や足の長さ、顔の大きさは一般的な日本人の体つき。アンデオールが…

Yoshiko
2年前
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バレエ小説❤️グランジュッテ その1

卓越した才能や容姿に恵まれていなくても、 そこに揺ぎない情熱があれば道は通じる。  学校の終了時間と共に凜の真の一日が始まる。 「凜、バイバーイ!今日も急ぎ?」 …

Yoshiko
2年前
3

⭐️今日の幸せ⭐️
洗濯できた
掃除機かけた
株の勉強を少しだけ(ETFって何)
歯医者に時間通り行けた
郵便物の受け取りできた

こんなしょーもない事だけど、1つ、1つ片付けられるのって楽しい

Yoshiko
3年前

⭐️今日の幸せ⭐️
・昼寝ができた・今日の仕事も楽しかった

Yoshiko
3年前

9月25日
⭐️今日の幸せ⭐️
・株の勉強ができた。
・子供達に言いたいことを伝えられた。諦めたらそこで終わり。諦めないから続きがある。
・仕事の予定表が作れた。
・旅のスケジュールが出来た
😓出来なかった事😓
・本が読めなかった

Yoshiko
3年前

バレエ小説🩰グランジュッテ その9

先生お気に入りの骸骨模型、背骨は動かないけれど、骨盤から下の大腿骨や膝下、足首などは動くようなっていた。それを使いながら、
「ここが腸骨でしょ!そして、その下の大腿骨をこうやってアンデオールさせるの!」
そう言いながら先生は骸骨の大腿骨を少しばかり開いて見せた。
「凜ちゃんは、ここの動きが足りないの!可動域をもっと広くしないと全くもってアンデオールに見えない!凜ちゃんにとってこれが難しいのはよく分

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バレエ小説🩰グランジュッテ その8

それからの数か月、凜は基礎体力の向上と、軸の安定化を図るために腹筋や背筋に、以前にも増して力を意を注いだ。毎週日曜日は自習時間に充てた。その甲斐あって以前にも増してお腹が割れてアスリートのような体つきになってきた。脚にもアンデオールをする
時に見える筋肉が見えてきて、レッスンでアンデオールも少しずつ入りやすくなってきた。
「凜ちゃん!ドゥバンの足の低さひどい!」バーレッスンでデベロッペをやっている

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バレエ小説❤️グランジュッテ その7

 自分では「もっと踊れると思ったのに… 」そう思ったら悔し涙が溢れてきた。バリエーションのビデオを撮りに来てくれているママにハンカチをもらって涙を拭ったけれど、ママは何も言わなかった。
 他の生徒達が代わる代わるに先生に注意を受けている間、凜はひたすら飛び続けた。もっと高く、もっと遠くへ!凜のイメージの中にいるオリガ・オシポワはまだまだ遥か頭上にいて跳んでも跳んでも凜の指の先すら届かないところにい

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バレエ小説❤️グランジュッテ その6

 あの2 回目のパドドゥクラス以来、凜は雨野先生にクラスレッスンでもよく見てもらえるようになった。何かというと凜の前で足を止め、注意を促してくれた。それと共に凜のモチベーションもますます上がり、普段のナナ先生のクラスレッスンやコンクールレッスンが楽しくて仕方なくなった。
 努力すればするほど筋肉の付き方が変わっていくのを感じた。ふくらはぎの筋肉を回すのにはバー・オ・ソル、いわゆる床バーが分かりやす

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バレエ小説 グランジュッテ その5

凜はお手本にしてもらったのが嬉しくてたまらず、その後ニヤニヤがしばらく止まらなかった。
その後はアラベスクやピルエットの練習で最後はジャンプの練習。今回は全部やらせてもらえた。アラベスクで回ったりするとどうしてもまだ落ちそうになるけれど、今日は絶対にやるんだと決めて来たから斜めになりながらも踏ん張った。
クラスレッスンからあっという間の3 時間。凜にとっては新しいことができたという喜びに満ち溢れた

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バレエ小説❤️グランジュッテ その4

だから、凜ができるのは5番でスッス― 足先を外側に向けた状態でクロスして両足つま先で立つ― して、体を前後左右に倒してポアント(つま先立ち)で動かないようにすることや、自分でシャンジュマン(5番の足を左右変えながらジャンプ)する時に軸が使えているか確認してもらうくらい。
それでも優雅に踊るお姉さんたちを見て刺激を受けている。
ナナ先生の口癖の一つで、
「物は盗んじゃいけないけど、バレエは人のやって

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バレエ小説❤️グランジュッテ その3

「頑張っておいでね!」
「はーい!行ってきまーす!今出来なかったから、帰ったら甲出しするね!」
「行ってきますのハグは?」そう言われて凜は急いでママのところに行ってママにギュッと抱きつき、キスをしてから家を出た。
 バレエ教室までは歩いても5分程度。雨の日も、風の強い日も、雪の日もほとんど休まずに通い続けている。バレエのおかげか、風邪もほとんど引かない。季節の変わり目にたまに喘息咳が出て、小さい頃

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バレエ小説❤️グランジュッテ その2

 3歳から始めたバレエだけど、決して容姿に恵まれているわけではないのは凜自身もよく分かっていた。手や足の長さ、顔の大きさは一般的な日本人の体つき。アンデオールが簡単に出来るわけでもない。むしろ右足の膝から下の骨の付き方はO 脚にすら見える。それでも、周りの友達には絶対に負けない自信があったのはバレエが好きという気持ちと、それに向かって努力しなくてはならないという気持ち。体が先天的に柔らかい子がいた

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バレエ小説❤️グランジュッテ その1

卓越した才能や容姿に恵まれていなくても、
そこに揺ぎない情熱があれば道は通じる。

 学校の終了時間と共に凜の真の一日が始まる。
「凜、バイバーイ!今日も急ぎ?」
「うん。じゃあね!茉奈。」
そう言うが否や、教室を背にして急ぎ足で下駄箱に向かった。急ぎながらも今日はパ・ド・ドゥ・クラスがあるから柔軟もしっかりやってから行かなくちゃ!と教室にいるはずの茉奈に心の中で呟くのも忘れなかった。校門から出た

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⭐️今日の幸せ⭐️
洗濯できた
掃除機かけた
株の勉強を少しだけ(ETFって何)
歯医者に時間通り行けた
郵便物の受け取りできた

こんなしょーもない事だけど、1つ、1つ片付けられるのって楽しい

⭐️今日の幸せ⭐️
・昼寝ができた・今日の仕事も楽しかった

9月25日
⭐️今日の幸せ⭐️
・株の勉強ができた。
・子供達に言いたいことを伝えられた。諦めたらそこで終わり。諦めないから続きがある。
・仕事の予定表が作れた。
・旅のスケジュールが出来た
😓出来なかった事😓
・本が読めなかった