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#ライティングのコツ

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現役コピーライターも実践している「わかりやすい文章の書き方」に関する記事をまとめました。
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#ビジネスライティング

文章術で一番大事なのは、やっぱりシンプルに書くことだった

文章術で一番大事なのは、やっぱりシンプルに書くことだった

「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。という本をご存知でしょうか?

内容は、文章術の名著100冊のポイントを1冊にまとめたもの。ありそうでなかった文章術のまとめ本です。

文章のノウハウ本が溢れる中、どれを読んだらいいか迷っている初心者や、色々読みたいけど時間がないという人に持ってこいです。

掲載されているノウハウは全部で40あり、文章を書くにあたって大事な順ランキン

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文章も「見た目」が大事である

文章も「見た目」が大事である

読みやすい文章を書くうえで、大事な心得の一つ。

それは「文章も見た目が大事」ということ。

文章の読みやすさには、2つの種類があります。

・文章自体の読みやすさ(質や中身にかかわる)
・ぱっと見の読みやすさ(見た目にかかわる)

今回は後者に焦点を当てて、文章の見た目をどうすれば良くできるのか?解説したいと思います。

読む前に、見られている文章を読む前に、私たちは文章の全体を目で見ています。

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伝え方のズレを防ぐ「客観的な視点」

伝え方のズレを防ぐ「客観的な視点」

わかりやすい文章は、読み手とちゃんとコミュニケーションが取れています。逆にわかりにくい文章は、読み手に少なからずストレスを与えたり、手間をかけさせます。

この違いを生むのは、文章の技術だけでなく、客観的な視点を持って考えているか?どうかです。

客観的な視点を意識して、伝わる実用文を目指しましょう。

書き言葉こそ、客観的な視点が必要そもそも話すのと違って、文章を書く行為は目の前に相手がいないた

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コピーライターが教える読みやすいメール 〜敬語の使い方〜

コピーライターが教える読みやすいメール 〜敬語の使い方〜

毎日送るメールを、思い出してみてください。そこに広がっている光景を。渋滞です。敬語が渋滞しているのです。わたしたちは、無意識に敬語を使いすぎているのではないでしょうか?

敬語の渋滞で、文章は読みにくくなるある日、こんなメールが届きました。

え? 誰だろう? 一瞬、混乱しました。お世話になります、ではじまったのでてっきり取引先だと思ったのですが、送り主を見ると同僚だったのです。

非常に丁寧に書

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書き方の前に、読み方を身につけよう

書き方の前に、読み方を身につけよう

先日、社内で行われた新人研修に参加しました。講師はシノで、わたしはお手伝いとして。

研修では、実際の業務にも活かせるようなワークショップと、わかりやすいメールの書き方について話しました。

最後に「何か質問はありますか?」と新人さんに聞くと、1人の子が尋ねました。

「わかりやすい文章を書くためのトレーニング方法って何かありますか?」

聞かれて少し考えました。メールの書き方について話がありまし

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わかりやすい文章は、1つの文章に1つの情報を入れる

わかりやすい文章は、1つの文章に1つの情報を入れる

わかりやすい文章を書くうえで、古典的なルールがあります。それは、一文一義。一文一意とも言って、1つの文章に1つの情報を書くことを意味します。

同じ文字数でも、読みやすさが違う具体的にどういうことなのか?ビジネスメールを例に読んでみましょう。

まずは、一文に複数の情報が入っているもの。

読めなくはないですが、3つも情報(①別案を加えたこと、②企画書を作ったこと、③確認のお願い)が入っているので

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読みやすい文章は、目を細めればわかる

読みやすい文章は、目を細めればわかる

わかりやすい文章は、読みやすさが大切です。読みやすい文章を書くコツはいくつかありますが、今回は誰でもすぐに実践できるものをご紹介します。

〇〇の多い文章は読みにくいさっそくですが、以下の「商品発送の案内文」を読んでください。

御注文有り難うございます。御注文件数・発送状況により、御案内した予定日を前後する場合がございます。順次発送の手配となります為、早めたり、遅らせることは出来かねます。予めご

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