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人は性(サガ)には逆らえない

 大河ドラマ『麒麟がくる』面白かったですね~

最終回で明智光秀が起こした『本能寺の変』には、色んな説がありますが、本当の理由は一体何だったのでしょうか?

 子どもの頃、学校で習ったのは、明智光秀は『織田信長を裏切った人』

つい数年前まで、そのイメージが焼きついてましたが、いま思うと明智光秀は本当に能力の高い真面目で志の高い人だったのではないかと感じます。

人は性(サガ)に逆らえない

 
先に結論を言いましょう。

人は『性(サガ)』に逆らえないのです。

性(サガ)とは?

1 生まれつきの性質。性格。また、持って生まれた運命。宿命。「愚かな人間の悲しい―」
2 いつもそうであること。ならわし。習慣。「浮世の―としてあきらめる」
3 よいところと悪いところ。特に、欠点や短所。

これは私の仮説ですが、明智光秀も最後は『性(サガ)』に逆らえなかったのです。おそらくもっと上手く立ち回れば、違う未来を作ることが十分出来た人でしょう。

個人的には、織田信長とどこまで大きな国を作れたのか?そんな未来も正直見てみたかったです。

それでもどうしても譲れない部分が明智光秀にはあって、最後は性に勝てなかった…ただそれだけのこと。私はそのように推測してます。

 本能寺の変を起こすときの明智光秀の心境はどんな感じだったでしょうか?おそらく『自分は今からとんでもないことをやろうとしている』そう感じでいたはずです…

でも結果的には『本能寺の変』を起こしました。

これはもう『性(サガ)』だから仕方ないのです。

寓話『カエルとサソリ』

 
「カエルとサソリ」という寓話をご存じでしょうか?

この話は、川の向こう岸に渡ろうとするサソリが、毒針を刺さないと約束して、カエルの背中に乗せてもらうんですね。

でも最後は『性(サガ)』に逆らえず川の途中で、刺してしまうのです。そしてカエルと共に、サソリも溺れて死んでしまいました。

サソリもカエルを刺したら自分も一緒に死ぬことを分かっているのですが、サソリの『性(サガ)』がそれを許してくれません。

自分の性(サガ)と向き合う

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 人生でも下記のような問題がよくあります。そんなことしたら人生が破滅してしまう…分かっちゃいるけどやめられないものたち……

ギャンブル
浮気
嘘をつく
借金etc.

どれも良いことは一つもありませんよね?

ダメだと分かってはいるんです。それでもやってしまう…これはもうその人の『性(サガ)』がどうしようもなくその人を突き動かしているのです。

それを言っちゃおしまいかも知れませんが、自分の『性(サガ)』を理解しておくことで、トラブルを未然に防ぐことは可能です。

 先程の、カエルとサソリの話で言えば『オレは背中になったら絶対刺してしまう…だからそもそも乗らない』とかんがえるのです。

『俺は女の子と二人になったら多分浮気しちゃう』だからそもそもそんなシチュエーションを作らないみたいな感じですかね(笑)

『絶対にこうなったらこうなっちゃう』ってことが、ある程度人生経験を積めば、分かってくるはずです。だからこそ裏返して考えると、人生には失敗が必要なのかも知れません。

失敗のない人生は人生に失敗する

こんな言葉がありますが、まさにその通りですね。

まとめ


いかがでしたでしょうか?

このように、人には自分の意思では逆らえない『性(サガ)』というものがあります。

その性と向き合いうまく付き合うことが出来たなら、違う未来を作れるかも知れません。

しかし『性(サガ)』は強敵です。

だからといってなんでもかんでも、これも『性(サガ)』だからといって、本能のままに生きないように気をつけてください(笑)

結局人生はどこまで行っても最後の敵は自分です。

『敵は本能寺にあり』ではなく『敵は自分の中にあり』ですね。

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