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#パンと日用品の店わざわざ

モノ買う人々、モノ売る人々

モノ買う人々、モノ売る人々

「たかがパン屋風情が、たかが焼き屋風情が偉そうな口利いて何言ってんのよ!」と笑い合いながら、陶芸家の角りわ子さんと話をしたことがありました。いつどこで何がきっかけになってそんな話になったのか、あまり覚えてないのですが、この「たかがパン屋風情」という言葉が妙に気に入ってしまい、時々頭をよぎるのです。

実はこの後、最後に必ず付く言葉あります。「されどパン屋」です。「されど」を忘れると、自分の仕事に誇

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コミュニケーションについて考えた話

コミュニケーションについて考えた話

人間同士全てがぴったり合うことなんてほぼ皆無。ただその中で何か折り合いをつけて仲良くしようとしたり、もっとお互いを知ろうとして取るのがコミュニケーション。

社会人になると、所属するコミュニティが狭くなって、共通項が近い人としか会わなくなるので、段々人の付き合いが狭まってきます。そういう中での付き合いは気楽で心地よいものではありましたが、6年前に店を始めたことで状況は一変しました。店をやるというこ

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サービスとは何か?

サービスとは何か?

サービスとは何か。を考えに考え抜いている時に、わざわざの名前の由来を思い出した。そう、わざわざ来てくださってありがとうございます。

わざわざは遠くから(はたまた近くでも)わざわざ来ないと来られない立地にある。だからいつも「わざわざ来る価値がある店なのか?」を自問自答している。

この裏と表の関係は、絶対的に50%50%であるべきなのだが、ちょっと思考に入るとあっという間に「来る価値がある店か?」

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人はなぜ買うのか。

人はなぜ買うのか。

私たちは物心ついた頃から、何かを買って暮らしてきました。小学生の頃は親にもらった限られたおこづかいで何かを買い、高校生や大学生にもなればアルバイトを始めて欲しいものを買い始めます。社会人になると、家賃を払って家に住み、水や電気やガスを買って生活をします。

買うにはお金が要るから、働くことが普通であり、なんの疑問も持たずそれこそが生き方だと思っていて、買うため=生きるためにはお金が必要だと、生まれ

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