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過保護社会・日本~誰のための優しさなのか?~

もうすぐ2月ですね。
見渡せば、梅や水仙が咲いています。
早春の前触れを感じます。

本日の言葉。

「本当の優しさとは、怒らないことじゃない。
 それは、人との衝突を避けているだけだ。
 どれだけ周りから良い人と呼ばれても
 それはその人たちにとってのただ都合のいい人。

 本当の優しさとは、
 誰もが嫌うことを進んで受け持ち、
 平等に怒り誰も気付かない様なところで
 努力する人の事を言う」
 (作者不詳)


心に刺さった2つのドラマ


1.過保護のカホコ

昨年末にTverで拝見しました。

私の学生時代と比較すると
驚愕シーンが数多くありました。
(詳細は有料動画サイトでご覧ください)

初めは、母親が大学生の娘の通学・帰宅を
車で送迎しているシーン。

娘はまるで、「お姫さま」のような描写でした。

一方、父親は、母親にとっては「下僕」のような
存在に思えました。
酷い言い方をすれば、
「ATM」でしょうか。

もう一つは、母親が娘のインターンシップ先を
決めるために、大学担当窓口に同席し、母親が
インターンシップ先を決めていたシーン。

母親が、娘の人生を「支配している」と
感じました。

母親は、
「カホコを挫折させたくない」という理由で
娘に構っていましたが、
果たして、

娘のためになっているのでしょうか?



2.不適切にもほどがある!

先週から始まったドラマ。

Tver見て、抱腹絶倒でした。
クドカンの脚本だったこともあったのでしょう。
コンプライアンス越えのセリフは、
妙に新鮮さを感じました。

令和と比べ、昭和・平成は、
男性にとって寛容な時代に思えました。

今は、
「頑張れ」でさえも、
相手に圧をかけることになるから
禁句だそうな。

令和は、
言論の自由が制約される
時代になりました。


以前は、
職場での喫煙、セクハラ、パワハラは
お構いなしの時代でした。

学校や職場の男性から
エロいことを言われても、
笑って聞き流していました。
(本当は嫌でした)

上司からの𠮟咤激励は、
酒席で言われることが多かったので、
「いつものことだ」と思いつつ
聞き流していました。
(酒飲んでたら大体、忘れています)


優しさって何ですか?


今回は、「優」という漢字に着目しました。


漢字の成り立ち


「人+憂」の2文字の漢字と意味で成立しています。

「横から見た人」の象形と
「人の頭部を強調した象形と心臓の象形と下向きの足」の象形

「うれえる(よくないことになるのではないかと心配する)」
 の意味から、

 

他人を思いやる気持ちを持った人、



 すなわち、
「やさしい」を意味する
「優」という漢字が成り立ちました。



他人を思いやる気持ちとは?


二つのドラマを見て、
思い浮かんだ言葉があります。

「いつまでもあると思うな。
 親と金」


余程の例外を除き、
親や年長者が先に他界します。

親がいなくなれば、
子どもが自主的に動かざるえなくなります。

子どもが生き延びるために
親はどうすれば良いでしょうか?

親があらかじめ
子どもの人生をセッティングするというのも
(例:幼稚園の時からエスカレーター方式で
 大学に進学できるようにする)
1つの方法でもあります。

しかし、
世の中そんなに甘くありません。


なぜなら、
人生、何が起こるかわからないからです。


かと言って、

引きこもっていれば、
心身は衰え、
生きる力を失ってしまいます。


親が子どもに対する思いやりとは、

子どもが、子ども自身で
考え、生きる力をつけること

そのためには、
子どもが失敗・挫折したときに
子ども自身で解決できる能力を
大人がサポートすること


最後まで読んでいただきありがとうございます。









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