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私、生きる

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将来のことに想いを馳せる昼下がり

今日は直属の上司が代休のため、私の心は一休みしている。

開放的な気分でノースリーブのワンピースを着て、設定温度28度のクーラーに当たりながらメールをチェックしている。

寒がりな私でさえも寒くないこの気温。

暑がりには耐えられそうにない職場だ。

嵐の前の静けさに怯えながら、将来についてひたすら考えている。

つい3週間ほど前までは実家の猫が生死を彷徨っており母親に電話をか

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変わりたくて変われなくて、きっかけを掴みたくて

2019年3月、私は東京理科大学薬学部を卒業した。

24歳の春。

期待と不安を胸に飛び込んだ新しい世界。

慣れてしまうと、社会というのは学校の延長線上だと思えてくる。

なぜなら扱う題材や責任こそ違えど、そこにいるのは紛れもなく学校を卒業してきた人たちの集団だからだ。

多少年齢層が広がるくらいで、大きな変化はない。

何か変わるような気がする人生の節目を迎えるごとに

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生きているなら人生楽しみたいじゃん

新卒1年目で私が就職したのはとある官公庁。

平凡な毎日。

睡魔とミスとの闘い。

やりがい云々以前に、今まで知ることのなかった世界を目の当たりにした。

「そうか、こういう仕事をしている人たちもいるのか。」

というのが、率直な感想だ。

世の中には星の数ほどの仕事がある。

その中で1つの仕事を選ぶということはなんと難しいことだろう。

そして何より、自分にぴ

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メンタルクリニックに行ってみた②

受付で渡された問診票に記入した内容を元に、医師に症状を伝えました。

優しく「傾聴と共感」(薬学部でよく習った!)をされると泣きそうになってしまいましたが、人前で堂々と泣くことが出来ない私は医師の前でも強がり堪えて平然を装ってました。笑

きっと耐えられるくらいに私は症状がまだ軽いのでしょう。

採血、心理テスト、国試でもおなじみのSSRIを処方され、その日は帰宅しました。

といっても昨

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メンタルクリニックに行ってみた①

こんばんは。

皆さんは「うつ」に対してどのようなイメージを持っていますか。

私は薬学部に所属していたため精神疾患については薬理学や病態の授業で触れる機会が多く、原因や症状についてはある程度理解しているつもりでした。

また、ストレスにより軽いうつ症状を示していた友人もいたため、自分にとってかなり身近な病という認識でした。

ただ、まさか実体験することになるとは…(といっても初期症状のみ

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自由に生きることは、多分できる。

皆さんにはヒト以外の生き物と暮らした経験はありますか。

私は生まれてから今まで計数十匹の猫たちとの出会いと別れを繰り返してきました。

彼らが私に教えてくれたことを取り上げたいと思います。

今回のテーマは、「自由に生きていいんだよ!」ということです。

先日公開された新海誠監督の映画、「天気の子」を観たときに、「あ、私自由に生きていいんだ!」と感じたことも、今回このテーマで書こうと思っ

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