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ヤスコ親をする

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いても地獄いなくても地獄の、子育て、結婚。なるようになった。または、なっていない。そもそも覚悟が?つじつま合わせか。  詩、エッセイ。
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#子離れ

【3行短文詩】 走る男 (プラス短歌&俳句&川柳)

【3行短文詩】 走る男 (プラス短歌&俳句&川柳)

風さえ  起こして カモシカ のように

わたしの 目の前  駆け抜け る男

わたしの 知らない わたしの 子どもよ

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これは、私がきのう投稿したエッセイと同じ情景です。
3行短文の虫がさわいで、書いてみずにいられませんでした。

実は、これらを、自由詩でも書きました。

note を始めて3週間目に投稿しました。書いたのは2年前です。

こうして、同じ題材で、自由詩、エッセイ、3行

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【エッセイ】 走る子ども

【エッセイ】 走る子ども

うちの息子は二人とも、中高でするスポーツは、ただ走るだけの、クロスカントリーを選んだ。上の子は、スポーツをするなら、それしかチョイスがなかったからだ。

小さい時から、私なみの運動神経を見せる上の子を、私は心配しながら見守っていた。それでも、幼稚園からサッカークラブにも入ったし、バスケットボールもしたことがある。どれも、私の目から見ると、もし自分だったら、ごめんごめん、と周りに謝ってばかりいただろ

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【エッセイ】 Goodbye Baby

【エッセイ】 Goodbye Baby

新型ウィルスでどうなるかとも思っていたが、高校を終えた上の子は、今月の終わりから大学生になる。週があけたら、家を出て行く。

上の子は、小さい頃は、誰にも、困らせることなんかないんでしょ、と言われるような、おだやかで思慮深い子、つまり、おとなしい子だった。親の言うこともよく聞いたし、ピアノなど何かを教えてくれる人の言うことも、内心どういう気持ちでも、きちんと聞いて、言われたとおりにできる子だった。

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【詩】 子離れの夢

【詩】 子離れの夢

かわいいけど疲れてた
あっというまよと簡単に言う先輩ママたち
寝るときに目を閉じながら 
半分冗談 半分本気で
明日の朝目覚めたら 高校の卒業式で
あっという間だったわ さみしいわ
と言って涙する自分
それがいいわーと思ったりした

2歳ちがいの男の子がふたり
いない時は言われなかったのに
もう一人は 女の子は と言われるようになった
三人はいらない
病院行かなきゃ子どもはできない 
男でじゅうぶ

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