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「女の子はどう生きるか」(積ん読消化作戦)

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📙福沢諭吉.1888.「日本男子論」(8,9,10)=原文段落8,9,10

📙福沢諭吉.1888.「日本男子論」(8,9,10)=原文段落8,9,10

✏️福沢諭吉「日本男子論」翻訳(旧仮名遣いからAIと意訳翻訳口語訳)
🔗前回までの参考リンク↓

【標準日本語、敗戦後版】  段落8, 9, 10

私の第一の不満は、中国でも日本でも、古ながらの道徳主義者らが、私徳と公徳を区別しないことにある。不満の第二は、仮に私徳と公徳の区別があるとしても、教え方において本末転倒な点や矛盾点を解決しないまま、時には私徳を説き、時には公徳を奨励し、どちらが前で

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📙福沢諭吉.1888.「日本男子論」(6)(7)=原文段落6&7

📙福沢諭吉.1888.「日本男子論」(6)(7)=原文段落6&7

🔗前回までの参考リンク↓

https://note.com/wokingmom21/n/nb24b3e0a0f25

【標準日本語、敗戦後版】原文段落6&7

さて、次の例を考える。「私有財産権」は戸外の約束の中で最も重要な条項の1つだ。これを侵害する者は不徳の犯罪者として、法が強く咎めることになる。しかし、家の中では、家族間で私有財産を争う者はまだ少ない。情け持って穏やかに対処することが重ん

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📚「女大学評論・新女大学」福沢諭吉.解説4.講談社.p11

📚「女大学評論・新女大学」福沢諭吉.解説4.講談社.p11

<娘5人の父親 – 福沢諭吉が、日本の未来に遺した言葉>

「女大学評論・新女大学」への序文  1899年 福沢一太郎(諭吉の長男)

『女大学評論』の20の部分と『新女大学』の23の部分は、私の父(福沢諭吉)が最近急ににひらめいたというものではなく、原点は、父の父である亡き祖父・百輔の精神であり、私たち一族に浸透している精神の奥深くにある。つまり、女性の教育とその進路について著作を広めるという構

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📚「新女大学」福沢諭吉.例文1.講談社.p89

📚「新女大学」福沢諭吉.例文1.講談社.p89

<娘5人の父、諭吉が、日本の未来に遺した言葉>

妊娠・出産時はもちろんだが、出産後は子供に母乳を与え、衣服を着せ、寒さ暑さ昼夜の心配をし、人に見えないところで様々な苦労をしなければならない。夫なら事情が許す限り、育児を引き受け、妻を休ませるために休みを取るべきだ。今の日本には、なぜか人目を恐れて妻を顧みない者もいれば、わざわざ世間に対して妻を大切にしていないフリをする者すらいる。何と有害な行為だ

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📚「女大学評論・新女大学」福沢諭吉.解説3.講談社.p118

📚「女大学評論・新女大学」福沢諭吉.解説3.講談社.p118

娘5人の父、諭吉。新たな日本に遺した言葉

私(福澤諭吉)は、江戸時代からの旧い「女大学」の旧条項に反対意見を述べ、かつ新女子大学の新原則を唱えてきた。しかし、新旧相容れない点があるため、世間の反発が予想される。

旧い理論は、男女の関係は外見のみで識別すべき、と主張する。しかし、私は自然の成り行きにしたがって、人間愛の完成を目指すべきだと考える。新たな時代の日本人にとり、文明の新理論を理解するの

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📚「女大学評論・新女大学」福沢諭吉、解説1.講談社. p124

📚「女大学評論・新女大学」福沢諭吉、解説1.講談社. p124

福澤諭吉の女性論が出版されるに至った経緯福澤諭吉の女性論が出版されるに至った経緯について  1899年9月  時事新報記者

幕末以来の構想

 『時事新報』に連載中の福澤諭吉によるの婦人学評論も、昨日で第五回となった。前書きにも書いたように、このエッセイの原点は一朝一夕に思いついたものではなく、生来の思いから生まれたものであり、昨年書いて公開することにしたのも、理由がないわけではない。福澤諭吉は

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📚「女大学評論・新女大学」福沢諭吉、解説2

📚「女大学評論・新女大学」福沢諭吉、解説2

無名にされた「発『禁書』」

2020年~2024年の間、慶應大学キャンパスで、在学生と卒業生200人超に聞きました。結果、100%の確率で以下を回答。

Q)福沢諭吉を知っていますか?
   A) Yes
Q) 福沢諭吉著の「女大学評論・新女大学」を知っていますか?
   A) …. No、なにそれ?

‼️100%の慶應大学関係者が知らない福沢諭吉の文章、があるとは「なんでだよ」。近代日本の禁

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📕結婚の条件🤣 by 小倉千加子

📕結婚の条件🤣 by 小倉千加子

結婚届けに署名した🇯🇵お馬嫁妻5000万人超民法読まずに、民法の成り立ちも知らず結婚届に署名した、馬嫁妻5000万人よ🇯🇵
「結婚は危険. p106」自戒

「結婚は危険. p106」📕古くて新鮮。民法の成り立ちも知らずに結婚届けに✒️署名する🤵‍♀️

馬嫁妻5000万人へ🇯🇵.総務省統計結婚は危険. p106

結婚はビジネス(式場で馬鹿騒ぎ、1000万円🤑毎度あり). p1

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「選択的夫婦別姓」裁判費用寄付
👩‍💻月収の2割目標

結婚改姓は🇯🇵女に生まれし自分ガチャの罰🤮明治時代,人口の半数を下層民化する法を女ゼロ人で国会決議.と法学部🖋️で初めて知る成人馬嫁

父,夫,既婚女性皆知らんぷり
∴言語化

法すら娘を一生嬲る確率過半
→「夫婦別姓」裁判費寄付

福沢諭吉の「新女大学」を知っていますか(2020年現代語訳版)

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現代語訳 女大学評論 新女大学 https://amzn.asia/d/39NIgVw

福沢諭吉(1835-1901)は、1859年の開国後、いち早くアメリカ、そしてヨーロッパを訪れた日本人の一人。教育者、作家、演説家として、オランダ語と英語の知識を生かし、日本に西洋文明を伝え続けた。特に、日本が独立を守り、文明国として認められるようになるため、目指すべき道筋を説いた人物。

1984年から使用

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上野千鶴子「最後の講義 完全版 〜これからの時代を生きるあなたへ〜安心して弱者になれる社会をつくりたい」. 主婦の友社. 2022.

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君の娘ら「生まれながらの不平等」禍、男性最恵国待遇社会へようこそ。
女の子はどう生き『延び』るか、自称アラフィフ・ババァ(←リンクあり)も未だ模索中。

まずこの国の特徴を国際人目線で総括。
・女卑で収まる男の機嫌
・男尊利権で凌ぐ恐怖心
・「首長頭主」と「代議士」は95%男が占めて譲らない

この空気汚染渦巻く国の当事者になる自覚と勇気、君

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本、シロタ・村山・高見澤著「ベアテと語る『女性の幸福』と憲法」

本、シロタ・村山・高見澤著「ベアテと語る『女性の幸福』と憲法」

シロタ・村山・高見澤「ベアテと語る『女性の幸福』と憲法」

https://www.shobunsha.co.jp/?p=1105

ウクライナ紛争避難者支援で知った人物が、元GHQのベアテ・シロタ。10代を日本で過ごした、日本語堪能なマルチリンガルの秀才。

ベアテが1930年代の日本滞在で目の当たりにしたのは女性に「教育・安心・自由」は不要、「産む機械だ」と決めてかかる近代日本社会(1968年

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言葉の暴力、「マンスプレイニング」

マンスプレイニング (mansplaining) という、言葉の暴力がある。率直に言って、卑劣で迷惑な行いだ。

"mansplaining"は、Oxford辞書に定義が掲載されている↑

定義はいたってシンプル。

"the practice of a man explaining something to a woman in a way that shows he thinks he kno

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宮沢賢治の短編「家長制度」。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43036_17949.html

娯楽的DVが当然の明治大正時代に、女性抜きで作られた近代日本。

役所、財界、学会、政界、法曹、スポーツ、宗教等は今も要職は女性抜き。

女が何百年も我慢して、DVが不法行為になった今に感謝すべき?