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車椅子ユーザーやその周囲の人へのインタビュー

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#障害

【トークライブ】脳性麻痺の車椅子ママ けーに聞く妊娠出産育児のはなし2024.6.23 14:00~Xにて開催

【トークライブ】脳性麻痺の車椅子ママ けーに聞く妊娠出産育児のはなし2024.6.23 14:00~Xにて開催

はじめに 2024.6.23 14:00よりトークライブ『脳性麻痺の車椅子ママけーに聞く妊娠出産育児』を開催しましたので、ご報告いたします。

けーの紹介 超未熟児出生により、脳性麻痺による四肢体幹機能障害となり、小学生の頃から車椅子を併用した生活を送っています。現在は精神保険福祉士として障害者の就労支援、就労相談に従事し、2023年に第一子を帝王切開で出産し、1児の母に。

超未熟児で生まれて 

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【インタビュー】大好きだよ、安心して、大丈夫。だから私は私の人生を生きる!-障がいのある両親のもとに生まれたひろみさんの話-

【インタビュー】大好きだよ、安心して、大丈夫。だから私は私の人生を生きる!-障がいのある両親のもとに生まれたひろみさんの話-


はじめに みなさんはリプロダクティブヘルス/ライツという言葉をご存知でしょうか?これは1994年にカイロで開催された国際人口開発会議において提唱された概念で、性と生殖に関する健康と権利です。

 リプロダクティブヘルスとは性や子どもを産むことについて、身体的にも精神的にも社会的にも本人の意思が尊重され、自分らしく生きられるということです。 
 リプロダクティブライツとは、自分の生殖について自分で

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【インタビュー】ヘルパー制度を利用して育児支援を受けるまでの経緯 -ぽいさんの場合-

【インタビュー】ヘルパー制度を利用して育児支援を受けるまでの経緯 -ぽいさんの場合-

※今回、ぽいさんご本人より、体験談を寄稿していただきました。

「障害者自立支援法上の居宅介護(家事援助)等の業務に含まれる『育児支援』について」をこの記事内では「ヘルパー制度を利用して育児支援を受ける」と表現します。

 利用者である素人が書いているので、知識がある方が読めば穴だらけだと思いますが、体験談として読んでください。

※今回の話は、親に障害や疾病があり(福祉サービス支援対象)、子は健

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【インタビュー】1人で生きてた頃より障害を負い目に感じることが増えたけど、わが子のためにできることを楽しくがんばろう!小澤綾子さんの育児

「10年後、あなたは車椅子。その先は寝たきり。」

20歳の頃、進行性の難病 肢体型筋ジストロフィーと宣告され、現在車椅子生活を送る小澤綾子さん。
元気でいられる時間が限られているなら今を全力で楽しもうと決め、歌と講演の活動をしながら外資系のIT企業で働く小澤さん。念願の赤ちゃんを出産し、夫と共に育休を取得。現在育児に奮闘中です。

以前の記事はこちら

https://note.com/whee

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【インタビュー】閉塞感と罪悪感。太陽の下で遊ばせてあげたい…核家族、ひとり育児に限界を感じた車椅子ママの決断

【インタビュー】閉塞感と罪悪感。太陽の下で遊ばせてあげたい…核家族、ひとり育児に限界を感じた車椅子ママの決断

二分脊椎という先天性の障害で車椅子生活を送り、日中はひとりで育児に奔走していたぽいさん。
ひとり育児に限界を感じ彼女が頼ったのは?

※この記事の内容は2020年3月、娘さんが1歳の時にに取材させていただいたものをベースにしています。

私の障害は潜在性二分脊椎による両下肢麻痺(2級)と膀胱直腸障害(4級)です。家族は夫と私と3歳の娘の3人です。

私は外では車椅子生活ですが、支えがあれば少しの歩

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【インタビュー】選んだ道は険しいけれど、ゆるく楽しく生きていく-進行性筋ジストロフィーの夫と歩む、ゆみさん-

【インタビュー】選んだ道は険しいけれど、ゆるく楽しく生きていく-進行性筋ジストロフィーの夫と歩む、ゆみさん-

夫は先天性の進行性筋ジストロフィーという難病で、出会った頃から電動車椅子生活です。筋肉がだんだん動かなくなる病気で、今動かすことができるのは口と指先だけです。私は専業主婦です。10年ほど前に結婚して、その後2人の子どもに恵まれました。

初めての出産1人目の子の時は、
出産予定の病院の広さや対応がこちらのニーズと合わず、
総合病院で出産することになりました。

おかげで夫も出産に立ち会うことができ

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【インタビュー】初めての出産、準備から見えてきた壁の数々。今を全力で楽しむと決めた小澤綾子さんの思い

【インタビュー】初めての出産、準備から見えてきた壁の数々。今を全力で楽しむと決めた小澤綾子さんの思い

「10年後、あなたは車椅子。その先は寝たきり。」
20歳の頃、進行性の難病 肢体型筋ジストロフィーと宣告された小澤綾子さん。
元気でいられる時間が限られているなら今を全力で楽しもうと決め、歌と講演の活動をしながら外資系のIT企業で働く彼女は今、車椅子で生活しながら赤ちゃんを妊娠中です。(インタビュー当時)。 

子どもを育てることに対して不安はなかった?

育児に対する不安はありました。
だから、

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【インタビュー】色んなことを天秤にかけたら、精子凍結しないなんてリスクしかないって思った~頸髄損傷・さわたけさんの精子凍結のはなし~

【インタビュー】色んなことを天秤にかけたら、精子凍結しないなんてリスクしかないって思った~頸髄損傷・さわたけさんの精子凍結のはなし~

大学生の頃にスポーツ事故で頚髄を損傷。四肢麻痺の障害を負い
車椅子で生活するさわたけさん。

いつか子どもを持つ選択肢を諦めないため、4年前にTESE(精巣内精子回収術)精子凍結をしました。

脊髄損傷の生殖という現実 

 不思議なことに、障害を持つ前に障害のある人を見たことがなかったんですよ。見たことないはずがないのに、僕は不思議と見たことがなかった。人って、本当に見たいものしか見ないんだなっ

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