ウィルチェアファミリー

もしもあなたが事故や病気である日突然車椅子が必要になったら あなたは家庭を持つことを諦めますか? もしもその時家族がいたら、どんな選択をしますか? 知らないから諦めるなんてもったいない。 私たちと、家庭を持つ未来を考えませんか? 車椅子ユーザーが臆せずパパやママになれる社会に!

ウィルチェアファミリー

もしもあなたが事故や病気である日突然車椅子が必要になったら あなたは家庭を持つことを諦めますか? もしもその時家族がいたら、どんな選択をしますか? 知らないから諦めるなんてもったいない。 私たちと、家庭を持つ未来を考えませんか? 車椅子ユーザーが臆せずパパやママになれる社会に!

    マガジン

    最近の記事

    【インタビュー】色んなことを天秤にかけたら、精子凍結しないなんてリスクしかないって思った~頸髄損傷・さわたけさんの精子凍結のはなし~

    大学生の頃にスポーツ事故で頚髄を損傷。四肢麻痺の障害を負い 車椅子で生活するさわたけさん。 いつか子どもを持つ選択肢を諦めないため、4年前にTESE(精巣内精子回収術)精子凍結をしました。 脊髄損傷の生殖という現実   不思議なことに、障害を持つ前に障害のある人を見たことがなかったんですよ。見たことないはずがないのに、僕は不思議と見たことがなかった。人って、本当に見たいものしか見ないんだなって、自分が障害を持った時に思いました。リハビリセンターに行ってみると、世の中はこ

      • 【インタビュー】初めての出産、準備から見えてきた壁の数々。今を全力で楽しむと決めた小澤綾子さんの思い

        「10年後、あなたは車椅子。その先は寝たきり。」 20歳の頃、進行性の難病 肢体型筋ジストロフィーと宣告された小澤綾子さん。 元気でいられる時間が限られているなら今を全力で楽しもうと決め、歌と講演の活動をしながら外資系のIT企業で働く彼女は今、車椅子で生活しながら赤ちゃんを妊娠中です。(インタビュー当時)。  子どもを育てることに対して不安はなかった? 育児に対する不安はありました。 だから、自分でできる最大限の準備を子どもが産まれるまでにしておこうと思ったんです。 育児

        • 【インタビュー】選んだ道は険しいけれど、ゆるく楽しく生きていく-進行性筋ジストロフィーの夫と歩む、ゆみさん-

          夫は先天性の進行性筋ジストロフィーという難病で、出会った頃から電動車椅子生活です。筋肉がだんだん動かなくなる病気で、今動かすことができるのは口と指先だけです。私は専業主婦です。10年ほど前に結婚して、その後2人の子どもに恵まれました。 初めての出産1人目の子の時は、 出産予定の病院の広さや対応がこちらのニーズと合わず、 総合病院で出産することになりました。 おかげで夫も出産に立ち会うことができました。文字通り、“立ち会う”しかできませんでしたが。 産後は両家の親や子育て

          • オンラインランチ会を開催しました

            2月7日(火曜)12:00より、 zoomでランチ会を開催しました。 今回参加して下さった方は5名の車椅子で生活するママさんたち。 車椅子のママであるがゆえの不安や疑問、こんな話題が上がりました。 ・産後ケア事業って? ・児童館は車椅子でも大丈夫? ・自宅エレベーターってどう? ・どうやって抱っこで出かけるの? ・車椅子ママならではの保活の大変さ ・手が不自由なママの赤ちゃん育児 ・PTAのこと ・KALDIのオススメ などなど 5名の方々ありがとうございました。

          マガジン

          マガジンをすべて見る すべて見る
          • 車椅子ユーザーやその周囲の人へのインタビュー
            ウィルチェアファミリー

          記事

          記事をすべて見る すべて見る

            滋賀県で開催される催しのお知らせ

            お久しぶりです。みっちゃんです。 今回は、とある催しについてお知らせです! 滋賀に住む車椅子ママさんが、12月に大運動会を開催します。 二分脊椎症の子どもや大人、その人たちに関わる人たちが参加することができます。 主催しているのは、バドミントンの元パラアスリートであり、現在1児の母。 彼女自身が二分脊椎症を持って生まれ、生い立ちのストーリーを聞いたとき、 子どもの頃の人との関わりや、自立心を育む機会を大切にしたいという強い思いを感じました。 私たちウィルチェアフ

            車椅子ユーザーのいる家庭で役立った育児グッズは?

            車椅子ユーザーのいる家庭で役に立った育児グッズってどんなものがあるでしょうか? 実際に育児をしてきた車椅子ユーザーとそのパートナーで、役立った育児グッズについて話してみました。 あやちゃんちの場合  うちは子どもが生後7ヶ月の時に夫が急逝してしまったので、それまでの話になりますがプレイマットは役に立ちました。プレイマットをテーブルの上に広げ、中にクッション代わりにベッドインベッドを置いて娘を寝かせ、オムツ交換セットも全てテーブルに置いておけば夫に娘を任せて短時間の外出が

            【インタビュー】妊娠出産で変わる体、私は脳性麻痺のママ。「子どもが無事でいてくれれば、私はどうなってもいいやぁ」

             YouTubeやブログでご自身の体験を伝える活動されている、杉並区在住の小川さん(56)現在21歳になる息子さんを妊娠出産された当時のことを振り返っていただきました。 はじめに 「息子は反抗期が無かったんですよ。きっと本人の中では親に対しての反抗心があったんでしょうけど、親に気を使っていたのか押し込めていたのか、目だった反抗期はありませんでしたね。  反抗期って必ずやってくるから、自分の子どもの頃の親をうざいと思った気持ちと照らし合わせて、介入せずに躓いたりぶつかったりし

            車椅子ユーザーの嫁会レポート

            こんにちは。車椅子ユーザーが臆することなくパパやママになれる社会を目指して活動しているウィルチェアファミリーです。 今日は試験的に何名かの方にお声掛けさせていただき、オンラインにて車椅子ユーザーの嫁会を開催いたしました。1時間半ほどの短い時間ではありましたが少人数で、パートナー(今回は妻たちでした)ならではの濃い話が出てきました。 参加者の方の了解を得て、まとめさせていただきましたので是非ご覧ください。   参加者:4名  場所:ZOOM  時間:AM10時半~12時

            知らないとヤバい?!【生殖】オレもパパになりたい!脊髄損傷による男性不妊のおはなし その1

            みなさんこんにちは! ウィルチェアファミリーです。 ウィルチェアファミリーは車椅子ユーザーが臆せずパパやママになれる社会!を目指して集まった男女4人の有志で活動しています。 ・これからパートナーを持ちたい、家庭を築きたいという車椅子ユーザー ・今現在育児中の車椅子ユーザー ・ある日突然車椅子ユーザーになってしまったパパさんやママさん 将来結婚を考える人たち・結婚後に受傷してしまった人達のロールモデルが作れるといいなと思って交流の場の提供・啓発活動・自分たちの経験の情報発

            既婚障害者家庭の経済事情アンケートの結果

            皆さまアンケートへのご回答ありがとうございました。62件の回答をいただきました。1月にTwitterでこのような簡易アンケートを実施しました。 障害のある人との結婚を躊躇するのは、自分の負担と経済困窮 障害のある人との結婚には経済困窮を伴うというイメージが強いようですが、実際に既婚障害者家庭の経済状況は困窮しているのでしょうか? ということで今回、アンケートを実施させていただきました。 社会調査とするには母数が小さいので、あくまでも参考程度に思っていただければ幸いです

            車椅子親家庭のベビーベッドってどうしてるの?

            はじめに あなたがもしある日突然車椅子生活になった時、あなたはいつか子どもが持てる!持ちたい!そう思えますか? 世の中には様々なハードルに挑みながら、車椅子で育児をするパパやママたちがたくさんいます。ですが皆それぞれに工夫を重ね、育児をしているのが現状です。 車椅子生活はいつあなたの身に降りかかるかわかりません。それは例えば、妊娠中や育児中であってもです。 車椅子生活に慣れてからの結婚や妊娠出産だけではありません。妊娠中の交通事故や帝王切開時の麻酔事故、出産時の事故で

            私、娘に忘れられてた。退院して信頼回復!!なんてカッコいい展開にはならなかったな、、、。

            大切に育ててきた娘さんも成人し、今は体のメンテナンスをしながら映画やイラスト、ゲームなど趣味を楽しんでいるという頚椎損傷(C7 ブラウンカーセル症候群)の主婦、Yさん(40代) 事故の日私が事故に遭ったのは今から24年前のことです。 当時、娘はまだ1歳半でした。仕事に育児に家事に忙しく、それでも娘の成長が楽しくて、可愛くて仕方ありませんでした。 いつもは義母に娘を預けて仕事をしていましたが、その日は仕事帰りにそのまま引っ越し作業をする予定で、朝、実母に娘を預けました。近

            第1回オンラインケース検討会 車椅子パパの「どうしたらいいの?!新生児育児!!」

            はじめに  私たちは現在、施設や病院を出た後の育児の相談先がなかなかなく、個人個人で試行錯誤するしかない車椅子ユーザーの育児の現状を、セラピストの方々(OT/PT)と繋がることで変えていきたいと思っています。  この度、PT・そうちゃんにご協力いただき、脊髄損傷専門セラピストさんたちと繋がることができました。 ※OT:作業療法士  PT:理学療法士  今回は7月に赤ちゃんが生まれたばかりのご夫婦の育児の悩みに、セラピストさんたちの目線からご意見を頂きたいと思い、育児経験

            平凡だった私の幸せが音を立てて崩れていく気がした、、、先が見えなくて

            頚椎損傷のご主人と2人のお子さん(長男4歳、次男1歳)と暮らす、みきたろうさん(31) ご主人は1年の入院を経て、在宅生活に。現在は障害者雇用で仕事を始め、みきたろうさんもパートで働き始めました。再び家族で暮らし始めて1年が経った今、当時を振り返ります。 事故当時のことーーー事故当時のことをお伺いしてもいいですか? 私たちは2015年に結婚し、長男が生まれました。夫は仕事を独立したばかりで、3人で平凡に暮らしていたんです。そんな中、2018年の8月に夫がトランポリンの事

            抱っこもできずに泣いた日々、だけど私は妻でママ!

            私は3歳の娘を持つ34歳の杖ユーザーのママです。超未熟児で仮死状態で生まれ、両親は医者に「この子は全盲になるでしょう。」と言われていました。(つぐつぐさん/主婦) これが私成長につれ笑ったり目で物を追うようになり両親が「この子、目が見えてるよ!!」と喜んだのも束の間、2歳になっても全く歩こうとせず。不安になって病院に連れて行き、脳性麻痺と告げられたそうです。 現在は未熟児網膜症からくる弱視と痙直型の脳性麻痺による四肢麻痺があります。 脳性麻痺とは、筋肉のこわばりと運動障

            障害のある人のライフステージに起こりうる様々な問題とは?

            1996年「不良な子孫の出生の防止」という条項が削除され、旧優生保護法が母体保護法へと姿を変えました。それと共に少しずつ、障害を持っていても当たり前の権利として子どもを持つ選択ができる時代へと世の中は変化してきました。 障害を持っていても子どもを持つかどうかを夫婦の選択で決めることができます。ですが、実際に障害のある人が子どもを持つ際にはいくつものハードルが待ち受けているのではないでしょうか? 今日はそのハードルにはどんなものがあるのかを、見ていきたいと思います。 ✓金