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フリーランス妻と主夫ののんきな毎日

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そこまで稼いでいないフリーランス妻と、そこまで家事が得意じゃないのに突然主夫になった夫。 不安定な生活をほどよく楽しむのんきな夫婦の、ありっちゃありな毎日(くだらない大喧嘩含む)…
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#振り返りnote

過去最高に貧乏で、過去最高に楽しい1年だった。そして、そんなにのんきじゃいられない毎日が始まる予感。

過去最高に貧乏で、過去最高に楽しい1年だった。そして、そんなにのんきじゃいられない毎日が始まる予感。

家族で「暮らしの延長のような旅をしてみよう」と思い立ったのは、1年前の11月。
翌12月に、茨城県鹿嶋市から私たち家族の旅が始まった。
たぶん、
過去最高に貧乏で
過去最高に豊かで
過去最高に楽しい1年だった。

今回は、1年のざっくりとした振り返りとともに新たな報告を。

最初の7カ月間

最初の7カ月間は、気が向いた地域にノープランで滞在し「あの場所に行くといいよ」「あの人に会うといいよ」とま

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旅は好きだけれど、いろんな場所に行きたいわけじゃきっとない。(仮暮らし:奈良県下北山村再訪)

旅は好きだけれど、いろんな場所に行きたいわけじゃきっとない。(仮暮らし:奈良県下北山村再訪)

9月10月とバタバタしてしまったが、振り返りnoteを更新。

8月は、4月に訪れて以来、夏の間にどうしても再訪したかった奈良県の秘境下北山村へ。

会いたい人に会いに。
新たな出会いも楽しみに。
ここで仕事をするために。
そして前回来て「嘘みたいな色だ」と思った川の色をもう一度見るために。

今回の下北山村は雨模様。4月に来た時は一週間もの間ずっと快晴だったので信じられないのだが、雨の方が晴より

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私よ、「こんなことをして生きていて大丈夫」そうだよ。

私よ、「こんなことをして生きていて大丈夫」そうだよ。

やりたくないことを少しずつ手放しはじめて1年半が経つ。

当初周りを心配させて言わせた、

「そんな生活をしていたらいつか苦労することになるよ」とか

「もう独り身じゃないんだから子どもがかわいそうだよ」とか

「そんな好き勝手して生きていけないよ。生きるって大変なんだよ」とか

「苦しい中でたまに楽しいことがあるからみんな頑張れるんだよ。大人になって直ちゃんがしようとしているそれは無責任だし甘い

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牛のマネをして、ここで私がすべきことはこれだったのかもしれないと思った晴れた日(家族移住体験#4:栃木県大田原市)

牛のマネをして、ここで私がすべきことはこれだったのかもしれないと思った晴れた日(家族移住体験#4:栃木県大田原市)

良かった…!ずっとぐずついていた天気も私の心も晴れた!

思い出の苺は酸っぱかったんだな、な朝

起きたら念願の苺ミルクづくりを。

小さい頃、休日の朝に苺を苺専用スプーンでつぶし、牛乳とお砂糖を入れてかき混ぜて飲むのが好きだった。
苺味のアイスや苺味のチョコレート、苺風味の飲み物は苦手なのだが、このお砂糖の入った苺ミルクだけは大好きだったのだ。

きっと、娘も息子も喜ぶだろう。そんな気持ちでせっ

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「豊かさに対して足りないということが貧しさか」そんな言葉を思い出した今日は、これからの生活に必要な一日だった(家族移住体験:栃木県大田原市#3)

「豊かさに対して足りないということが貧しさか」そんな言葉を思い出した今日は、これからの生活に必要な一日だった(家族移住体験:栃木県大田原市#3)

昨夜から、なんとなく嫌な予感はしていた。
仕事が終わらない。

完全に私の考えが甘かった仕事なんていつだって終わらないのだが、その日にやろうと思っていたことの半分もできていないのだ。

昼間に終わらなかった仕事は夜にすればいいと思っていた。

家族で部屋が一つでも大丈夫だと思っていた。

Wi-Fi環境がなくてもデザリングすればどこでも仕事ができると思い、コワーキングスペースを調べておかなかった。

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夫が主夫になって1年。フランスはフリーモーマンに。厚揚げとバナナはホッケとみそ汁になった。

夫が主夫になって1年。フランスはフリーモーマンに。厚揚げとバナナはホッケとみそ汁になった。

夫が「主夫になる」と宣言をしたのは2021年2月のこと。

1年経った今でも娘のしりとりブームは続いているし、そのおかげでいまだに私もしりとり脳だ。
1年前は

主夫→しゅ「ふ」→フランス

だった私も、今では

主夫→しゅ「ふ」→フリーモーマン

と、海外の映画俳優の名前が出るくらいには成長したようだ。
(しかし「ン」がついちゃったな、というのと、名前にいまいち確信が持てなかったため検索してみた

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この道は私にとってのまっすぐだ

この道は私にとってのまっすぐだ

今年一年を振り返って反省することは特に何もないのだが、
心のどこかで「こんな風に生きていて申し訳ない」と唯一後ろめたく思っていたのは父母に対してだ。

あんなに一生懸命育て、与えてくれたのに、期待を裏切ってしまってごめんねと思っていた。
未だに心配しかかけていないだろうことに申し訳なく思っていたのだ。

8月だったと思う。
「楽しそうに生きているね」と言う父に「ごめんね」と謝った。

「何を謝って

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何にも置いてかれず、誰にも傷つけられない。

何にも置いてかれず、誰にも傷つけられない。

怒涛の8月が終わった。
8月は何しようなんて言ってから、1カ月経っているじゃないか。
振り返れば、めずらしく仕事漬けの1カ月だった。
外に出る機会が増え、様々な人に会い、仕事においてもプライベートにおいても様々な声を掛けていただいた。

「旦那さんまだ職につけていないなら、リハビリがてらバイトしてみない?」
「自分探しもいいけれど、どんどん社会に戻りづらくなるよ」
「焦る必要はないけれど、ぼんやり

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誰かが羨む目に見えるものを手に入れてやっと、自分を認めていた

誰かが羨む目に見えるものを手に入れてやっと、自分を認めていた

暑い。
30過ぎたあたりから、自分の汗がかなりニオうように感じる。
鼻が利く方だからこそ精神的にまいっている。
そんなことを夫に伝えたところ柔軟剤を変えてくれた。
なんと、発汗する度に汗のイヤなにおいを爽やかな香りに変えてくれるという優れものらしい。

その効果に期待しつつ、低めの温度に設定したクーラーをつけ、辛ラーメンをつくりながらカレンダーに目をやり、「もう8月?」と大きめにつぶやく。

夫が

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