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ちょっと短めのレース回顧

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当該週の中央競馬重賞を中心に、1段落≒140文字くらいでレースを振り返ってみよう! という試みです。なので、G1だと300〜600文字くらいになってますが、どうかお許し下さい!
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#中央競馬

ちょっと短めの競馬レース回顧【プロキオンS、七夕賞、JDD編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【プロキオンS、七夕賞、JDD編】

先週末から週中にかけて体調不良につき、今日の更新となってしまいまして…お詫びにJDDも加えますね。

【プロキオンS】

逃げ馬が事実上4頭もいると、流石に厳しいレースになる。唯一、人気通りにきた◎ゲンパチルシファーはストレスの無い走りだった。川田騎手のスタイルが見事に表れていた。以降は二桁人気の馬がずらり。前に付いていけなかった故の漁夫の利か。ラーゴムとアルドーレはオルフェ産駒の、サンライズウル

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ちょっと短めの競馬レース回顧【帝王賞、CBC賞、ラジオNIKKEI賞編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【帝王賞、CBC賞、ラジオNIKKEI賞編】

【帝王賞】

当初の想定とは大きく異なる帝王賞になった。砂の入れ替えに伴う馬場の変化と、スワーブアラミスが捲ったことによるレース展開。この2点が波乱の要因。スピードが求められる馬場はチュウワウィザードに、持続力が求められる展開は▲メイショウハリオに奏功した。ハリオの単勝を持ってて良かった……。古馬ダート戦線、まだまだ動乱の時代が続きそう

【CBC賞】

「前半3ハロンが31.7秒」と聞いて、「し

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ちょっと短めの競馬レース回顧【宝塚記念編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【宝塚記念編】

【宝塚記念】

「タイトルホルダーはみんながナメきったときが買い」。菊花賞や天皇賞(春)での失敗から、僕はそう学んだ。かく言う自分も、最後までナメていたし、取捨に悩んでいた。「パンサラッサと共倒れ」とか、「春天の勝ち馬は宝塚に絡まない」とか。それを振り切って、馬連ボックスの最後にこの馬を加えたのである。もっとも、そこから漏れたのがヒシイグアスなのだが……。

ディープインパクト以来の春天&宝塚記念

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ちょっと短めの競馬レース回顧【プリンスオブウェールズS、マーメイドS、ユニコーンS編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【プリンスオブウェールズS、マーメイドS、ユニコーンS編】

【プリンスオブウェールズS】

ロードノースの目隠しがちゃんと外れていたら……というのはさておき、シャフリヤールが負けるならばこうだよな、という帰結だった。良馬場とは言え、タフなコース形態に耐えうるバックボーンには乏しかったと感じる。シャフリヤールの海外挑戦はワクワクするだけに、最適な場所を探して欲しい。かつ、現地直行の是非も問われるべきである

【マーメイドS】

ウインマイティーは盲点だった。

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ちょっと短めの競馬レース回顧【函館SS、エプソムC編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【函館SS、エプソムC編】

【函館スプリントS】

浜中騎手、先週の失態を帳消しにする見事な騎乗。斤量50キロの執念が実った。開幕した函館競馬は、短距離はダンチヒの血を持つ馬が強い。◎ナムラクレアと前走の強さが光った○ジュビリーヘッドを選べて&的中して、僕満足! ビアンフェとレイハリアは外枠が痛かったか

【エプソムC】

夕立で泣き笑いした馬は多数。泣いたのはザダルやジャスティカフェであり、もっと降ってほしかったのはダーリ

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ちょっと短めの競馬レース回顧【安田記念、鳴尾記念編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【安田記念、鳴尾記念編】

【鳴尾記念】

鳴尾記念に強い池江厩舎が帰ってきた! しかも、1年以上ブランクがあったヴェルトライゼンデで勝てたのだから、喜びひとしお。この復活劇は競馬界全体にポジティブな影響を与えることだろう。コントレイル世代もまだまだこれから。さて、肝心の馬券は「中京20なら逃げ馬!」という考えに囚われてキングオブドラゴンとショウナンバルディでがっかり

【安田記念】

個性の違う馬が一同に集結しただけに、今

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ちょっと短めの競馬レース回顧【日本ダービー、目黒記念、葵ステークス編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【日本ダービー、目黒記念、葵ステークス編】

【葵ステークス】

実績どおりにウインマーベルが制す。ややハイペースの展開の中では、あの位置がウイニングポジションだった。上位は米国血統の要素が強い馬だったので、引き続き中京の短距離では覚えておこう。期待した◎カイカノキセキは届かず。馬体増もあまり良くなかったか

【目黒記念】

今年もスローペースの展開。ボッケリーニは徐々に着順を上げ、久々の重賞勝利になった。非根幹距離で好成績が続いているが、果

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ちょっと短めの競馬レース回顧【オークス、平安ステークス編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【オークス、平安ステークス編】

【平安S】

テイオーロイヤルの強さだけが目立つ結果になった。ハンデ59kg+海外帰り初戦でこの内容なら、もう書くことは無い。帝王賞が楽しみになるばかり。ケイアイパープルは相手が悪すぎたが、中央重賞対応OK+実力アップ印象を残せたのは良かった。オーヴェルニュはお天気頼み。もう少し雨が降って欲しかったところ

【オークス】

「彼女はオークスで敗れるタイプの桜花賞馬だ!」と思い込んでいた。なぜそう思

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ちょっと短めの競馬レース回顧【ヴィクトリアマイル、京王杯SC編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【ヴィクトリアマイル、京王杯SC編】

【京王杯スプリングカップ】

折り合いの不安が和らぎつつあるメイケイエールは強い。クセ馬を矯正することに長けている池添騎手の手腕も光る。スカイグルーヴも徐々に成績が安定してきた。1400メートルが適距離の感もあるので課題はプラスマイナス200メートルへの対応力。リフレイムは以前よりマシになったほう。こちらは地道に課題を克服するのみ

【ヴィクトリアマイル】

ソダシは神の子、不思議な子。スタートで

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ちょっと短めの競馬レース回顧【桜花賞、阪神牝馬S、NZT編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【桜花賞、阪神牝馬S、NZT編】

【阪神牝馬S】

春雷Sを除外された馬が重賞を勝つとは! ロスなくメイショウミモザを勝利に導いた、鮫島克騎手の良さが出たレース運びだった。ただ、有力馬が総崩れという側面も否めない。粘れないアンドヴァラナウト、差し届かないデゼル、復調途上のマジックキャッスル、2000メートルが欲しいジェラルディーナ。そして心配なアカイトリノムスメの除外。VMにどう間に合わせていくべきか

【NZT】

新CMは今日

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ちょっと短めの競馬レース回顧【大阪杯、ダービー卿CT編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【大阪杯、ダービー卿CT編】

【ダービー卿CT】

このレースはハンデ55キロが熱い! ということでタイムトゥヘヴンの複勝を買っていたら、まさか頭まで来てしまうとは。展開面が向いたとは言え、善戦マンを脱することができたことの価値は大きい。ダーリントンホールが1番人気というのはピンとこない。リフレイムは左回りで暴走してなんぼということで

【大阪杯】

ディープインパクト×米国血統は大阪杯御用達! なのだが、馬の実力を見て「善戦

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ちょっと短めの競馬レース回顧【高松宮記念、ドバイWCデーなど編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【高松宮記念、ドバイWCデーなど編】

プライベートのトラブルとワクチン(3回目)の副反応でバタバタしてしまいました。気を取り直して回顧を頑張ろう……ということで

   ◆

【毎日杯】

「このレースを1.46.5よりも早く走って勝てばGⅠ級の馬」という基準には該当せず。稍重馬場ではあるが、やはり物足りない。しかしまあ、どうもここ数週間、逃げ馬の活躍ばかり見ているような。むしろ印象に残るのはドゥラーレス。ただ、GⅠにどう間に合わせる

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ちょっと短めの競馬レース回顧【阪神大賞典、スプリングS、ばんえい記念など編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【阪神大賞典、スプリングS、ばんえい記念など編】

【ファルコンS】

先週に続き馬場の内側が良いな、という印象。ただ、プルパレイはスタートの出遅れ+へばった先行馬でごちゃつく中、上手く突いてこれた点は高く評価したい。1400メートルにして良さが出ている。タイセイディバインは一気の距離短縮で正解を導く。全体的にもう1ハロン伸ばして走れる姿が思い浮かばないとも……

【阪神大賞典】

このレースは1番人気の強い馬が勝ってこそ。距離も場所も何ら不安無く

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ちょっと短めの競馬レース回顧【中山牝馬S、金鯱賞、フィリーズレビュー編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【中山牝馬S、金鯱賞、フィリーズレビュー編】

【中山牝馬S】

徐々に外が差せる馬場だったし、前走は距離が合わなかった。だが、まさかクリノプレミアムとは? 買い要素は無理やり抽出するしかない。2着のアブレイズの方がわかりやすいか。中山巧者であり、キズナ産駒が走りそうな舞台設定だった。ミスニューヨークはあれだけインで頑張ったのに……。差し切れなかった4〜6着は次もマークしておきたい

【金鯱賞】

競り掛ける馬もおらず、最初のコーナーで一息を入

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