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ちょっと短めの競馬レース回顧【桜花賞、阪神牝馬S、NZT編】

【阪神牝馬S】

春雷Sを除外された馬が重賞を勝つとは! ロスなくメイショウミモザを勝利に導いた、鮫島克騎手の良さが出たレース運びだった。ただ、有力馬が総崩れという側面も否めない。粘れないアンドヴァラナウト、差し届かないデゼル、復調途上のマジックキャッスル、2000メートルが欲しいジェラルディーナ。そして心配なアカイトリノムスメの除外。VMにどう間に合わせていくべきか


【NZT】

新CMは今日の勝利を予言していたのだろうか? というのはさておき、ジャングロの逃げをアシストした武騎手の上手さが光る。でも、本番に向けてはマテンロウオリオンの方に妙味がありそうな。リューベックはマイルでも上手く立ち回れていたのが好印象。上位の個性は光ったが、GⅡの格を維持できるか否かは別の話……


【桜花賞】

2週続けて「単勝を買っておけば良かった〜!」と思うばかりだったので、今回は穴馬の単勝をいくつか買っていたのだが、なんとスターズオンアースが来てくれた。ドゥラメンテ産駒なら阪神替わりも良いだろうという読みだったが、想像以上の勝負根性で勝ってくれた。川田騎手の持ち味が凝縮されたエスコートにも満足。

さて、今回のレースを振り返ってみると「京都改修中の桜花賞はこうなる!」というヒントに溢れるレースだった。「内枠有利の前残り」というのは、2010年代の「大外ぶん回して末脚勝負」とは全く逆の傾向だ。来年もこの点は大いに踏まえるべきである。

ウォーターナビレラは惜しかった。馬の仕上がりの良さも伝わってきただけに、武兄弟ともに無念だろう。こちらは距離延長は厳しいか。単勝爆弾攻撃を決行した中、◎を打ったのはナムラクレアだった。同じように考えている人もいたと思うが、どうもレーヌミノルとキャラが被る。ディープ産駒が強いのが桜花賞であり、その後継種牡馬も上位に来ている点が興味深い。

10位までで0.3秒差なので、牝馬路線は引き続き混戦ムード。新星が現れれば、NHKマイルやオークスは大混戦になる。なので、最後に上位人気2頭の評価を。サークルオブライフは好内容の競馬だった。また、あの脚の使い方ならオークスでも軽視はしない。対するナミュールの調子には疑問符が残る。今回は騎手というより、調教などのプロセスの問題か。ただ、横山武史騎手に続く試練は、2013年の内田博幸騎手と被るところがあり心配である


どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)