#中米関係
240326 【現代ビジネス】寄稿:“ソフトパワー戦争”でも「中国の苦しい立場」が浮き彫りに...東南アジアをかき回した「テイラー・スウィフト争奪戦」
日頃から英語(系)メディアを読んでいる方はさんざん目にしたはずの話題なんですが、日本語メディアにほとんど真剣に取り上げられている様子がなかったので、書きました。たぶん、日本のマスメディアには、記事中の香港議員たちと同じように薄ら笑いして「エンタメ話題」程度としか思われていなかったんだろうな……
実は、テイラー・スウィフトのシンガポール公演がアジアに与えた衝撃はすごかったんですよ。もちろん、その動
【ぶんぶくちゃいな】ガザ衝突と中米首脳会談:中国が抱える危うい「爆弾」
この原稿を書き始める直前に、来月米国で行われる予定のアジア太平洋協力(APEC)会議に出席するため訪米する習近平・中国国家主席とバイデン米大統領との首脳会談実現に向けて、米中両が正式に具体的な準備作業に入ることになったというニュースが伝えられた。
中国がAPECでの米中トップ会談実現を切望し、準備していたことは、すでに6月のブリンケン国務長官の訪中時に重要議題の一つになっていたから、特に「大ニュ
【ぶんぶくちゃいな】経済学者許成鋼「ChatGPTをめぐる中米AI競争」(後編)
前編はこちら:
米「ニューヨーク・タイムズ 中国語版」の袁莉・編集長が聞き役を務めるポッドキャスト「不明白播客」の後編をお送りする。ゲストは米スタンフォード大学の中国経済及制度研究センターの高級研究員、許成鋼教授。許教授は清華大学機械工学部の大学院を卒業する際に同学部で初めてコンピュータ補助設計についての論文を発表した。
この後編では、許教授は米OpenAIが発表したChatGPTの世界的ブー
220508 「ダイヤモンド・オンライン」寄稿:中国政府お墨付きの香港「次期トップ候補」、YouTubeアカウントを消され騒然
5月8日に投票が行われた香港行政長官選挙の「唯一の候補者」、李家超氏について書きました。
今回の選挙は中国政府によって「唯一の候補者」宣言が行われたり、選挙戦と称する期間に発表された李氏周辺の発言が、「中国語としてこれどうなの?」「英語の意味がわからん」などとさまざまなネガティブな話題を振りまかれましたが、最大の話題はやはりGoogleが李氏陣営がYouTubeに設けた選挙活動用アカウントを削除
【ぶんぶくちゃいな】中国「奇文」鑑賞:米国に対峙するため、エンタメ界を整頓せよ!
8月の香港では満身創痍と言ってもいいほどめちゃくちゃな出来事が立て続けに起きたが、中国でもここ1ヶ月あまり、天と地がひっくり返るほどの騒ぎが起きている。
7月には、義務教育期間中の子どもたちの「重圧」軽減を口実に、学外教育、つまり塾や長期休み中の集中学外授業、英語学校などが一斉に禁止になった。中には一度に日本円で数十万円もの学費を取っていた塾や課程もあり、機関側の紹介で金融機関にローンを組んで支
【ぶんぶくちゃいな】まだまだ続く、中国の「新型コロナ」戦時気分
前号「『戦勝』に酔う中国政府vs.『戦争』責任を問う市民 」でご紹介した、武漢市中心医院の艾芬医師のインタビュー記事騒ぎ後の1週間、中国ではメディアを舞台に、さまざまな「情報合戦」が展開された。
「合戦」と呼んでいいのかどうか、迷うところなのだが、間違いなく政府はメディアや報道を利用して情報を待つ人たちの心をつかもうとしている出来事が続いた。今回は簡単にその動きをまとめておきたい。というのも、今