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内省エッセイフォト

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息を吐くように内省す。 日々しているこれが「内省」というものだと知ったのは2020年夏。 そして同時に、誰もがしていると思った内省が、人それぞれ違うと言うことも。 内省してい…
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#内省エッセイ

お母さんお願いだから献立表見て!

お母さんお願いだから献立表見て!

お昼。社長が今日は絶対カレーだ!ということで、社長のカレー恩恵に預かり、CoCo壱をご馳走になる。思い返してみたら、CoCo壱は6年以上ぶり。そして、オフィスでテイクアウトしたカレーを和気藹々食べている時に、わたしは言った。カレーって、お昼に食べると、家に帰って夕飯がカレーだったってパターン結構あるよね笑、と。カレーがなにを呼ぶのか、どっちが呼んで呼ばれるのか、昼食と夕食がかぶるのは決まってカレー

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1つだけ、残してあるりんご*

1つだけ、残してあるりんご*

2014年の1月、岩手に行った時の話である。

収穫はとっくに終わっていたと思われる、葉もないりんごの木。なぜそれがりんごの木であるとわかったかと言えば、赤茶のりんごが1玉、枝に寄り添っていたからだった。ひとつの畠の中に、そんな木がいくつもあった。その光景はあまりに不自然だったので、赤茶のりんごが残されていたのが、故意あることは容易に考えついた。
「なんだろうね。」
「なにかあるのだろうね。」

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今や、動体視力強化もできない。

今や、動体視力強化もできない。

前方より。
電車から降りて歩いてきた、先頭集団10名中、なんと6名がマスク!! 少し遅れての第2集団は、前方にマスクの姿は見えず。後方に白いものがチラホラ。来ました来ましたと、数を確認しようと思ったその瞬間に背後から更なるマスクが前に躍り出たぁ。あーあーあーもうわかりません。。。とまぁ、必然的に動体視力強化月間ちうなのであります。

というのも、4年前。
もはや、マスク100%で動体視力も強化でき

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寒い。とおもうときに呼びだす記憶

寒い。とおもうときに呼びだす記憶

つくづく思うのは。
記憶とは不思議なもので。
寒いときには暖かいのが恋しいくせに、
寒いときに思い出すのは。
寒いときの出来事なのですよ。

wacana* 

〜 Photo at SHONAN 2017〜
#エッセイ #旅エッセイ #内省エッセイ

銀座ですれ違うドラマ

銀座ですれ違うドラマ

銀座で行き交う人を喫茶店からのガラス越しに眺める。見られているなどと思う訳もなく、ガラスを一枚挟んだわたしの前をただただ通りすぎて行く人達。この後どこに行くんだろう。三越で何を買ったのかな。取引先の人とランチだったのかな。急用な電話っぽいけど大丈夫かな。通り過ぎた一瞬一瞬で、その人への想像が働く。それぞれに今日という日があって、それぞれにドラマがある。そして、それを想像して楽しんでいる今日、という

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マスクとメガネで世に問う。

マスクとメガネで世に問う。

マスクして外に出た。
メガネが曇って見えないから、
メガネを外したら、やっぱり見えない。

そもそもこの世の中に見えるものなんてあるのか??

wacana*
#内省エッセイ #内省 #問い

そういうふうに、できている。

そういうふうに、できている。

電車が止まってしまって、1時間半。ただただ車内で待機。少しイライラしちゃった、わけで。運行が再開すると、外は夕空の時間だった。そもそも快速だった電車は、それに拍車をかけて、とびっきりのスピードで進む。窓という枠から溢れだした流れる夕光が、なんとも美しかった、わけで。そして、ピンク色の空になった頃には、この光景は、電車が遅れたが故に見ることが出来たのだと、思い返していた。そして、もうイライラはなかっ

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欲求がとまらない。

欲求がとまらない。

写真をとりたいっ。
文章をかきたいっ。
何処かにいきたいっ。
貴方にあいたいっ。
自分をしんじたいっ。
「したい」って欲求がとまらないよー。

wacana*

〜いつぞやの秋の思い出〜
#思い出 #欲求 #内省エッセイ

ジンベイのオノマトペ。

ジンベイのオノマトペ。

どーーーーん。

これが、ガラパゴスに行って知った、ジンベイが現れる時のオノマトペ。

アグレッサーに乗船しての最初のブリーフィングで、ガイドから「先週ジンベイが出まくっていたよ」というお知らせがあった訳ですが、、海のことである。先週がどうとか、昨日がどうとか言っても、潜ってみないとわかないのである。
がしかしまさに、出まくっていたつ!!!!

wacana*

ジンベイとワタシとジンベイ
Pho

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字を書くことの意味*

字を書くことの意味*

なぜわたしは、書道をしているのだろう。
何度もそう思った。墨をたっぷりふくんだ筆を持ち上げて、真っ白な半紙に、いざ書こうというその瞬間、恒例のようにそう思った。

何度書いても気になる所がある。もう1枚書くことを決める。それを繰り返す。もしかしたら、書けば書くほど気になる所がでてくるのかもしれない。書き始めたがしかし、途中で筆を止めることもある。必然的に、もう1枚。終わりのないことを永遠にやってい

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今年の一文字

今年の一文字

「今年の一文字」

そろそろ今年の一文字も考えなければならない時期である。

清水寺で毎年発表されるそれと同じで、私が決める私の今年の一文字なのだ。去年は初めてその文字を筆で書いてみた。突然思い立ったので、何かの切れ端に書いたのだった。久々に持った筆で、もう少し上手く書けたら良かったのにと思った。もう少しまともな紙に書いたら良かったのに、とも。しかしそれが今の私のようで愛着があった。今年も筆で書い

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