銀座で行き交う人を喫茶店からのガラス越しに眺める。見られているなどと思う訳もなく、ガラスを一枚挟んだわたしの前をただただ通りすぎて行く人達。この後どこに行くんだろう。三越で何を買ったのかな。取引先の人とランチだったのかな。急用な電話っぽいけど大丈夫かな。通り過ぎた一瞬一瞬で、その人への想像が働く。それぞれに今日という日があって、それぞれにドラマがある。そして、それを想像して楽しんでいる今日、という日のわたしのドラマがある。
そう思えたのも数年前。
今や昔のドラマである。
wacana*
〜Photo at GINZA〜
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