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【インタビュー#6】音声配信で私を改革。35歳からの脱・ネガティブマインド!

結婚・妊娠・出産…。自分の役割が、妻、親と増えていく中で、将来について悩んでいませんか?
ライフステージに合う働き方や生き方を見つけたい。そんな方達の少しでもお役に立てたら。
子育てしながら共働きをしている人たちのインタビューはじめました!


第6回目のインタビューは、現在育休中で2児のママ(3歳男の子・0歳女の子)のあっこさん(35歳・東北在住)です!

私がnoteでインタビュー記事を書いていることを知り、声をかけてくださったあっこさん。
インタビューはオンラインで実施したのですが、そのとき、あっこさんは産後2ヶ月!まだ本調子ではないはずなのに、一つひとつの質問にハキハキと答えて、飾り気なくニコニコと笑う姿がとっても印象的でした。

現在の育休生活だけでなく、初めての子育てに大苦戦した話や、自身のこと、新しいチャレンジなど様々な視点で伺いました!

【こんな人に読んで欲しい】
・子育てがうまくいかず悩んでいる
・育休生活を有意義にすごしたい
・ネガティブからポジティブに考えを転換したい
・SNSの発信に興味がある



悩みが尽きない!育児に向き合い悩む日々

―上のお子さんは夜泣きがひどかったそうですね

毎日の夜泣きもひどかったし、日中もとにかく寝ない子だったんです。3歳になってやっと夜通し寝るようになったかな。周りのママ友達に聞いてもこれほど寝ない子がいなかったから「なんかおかしいのかな?」ってメンタルになるほど悩みました。 

息子をどうやって寝かすかを一日中考える生活だったんです。息子の睡眠時間のことばっかり考えていたから、自分のやりたいことをするなんて発想は全然頭になかった。誰かに外出を誘われても、息子の昼寝の時間と被るから諦めようとか、生活リズムが崩れるから我慢しようとか、ずっとそんな感じ。

もう、想像してた育休生活とは全然ちがってました。正直、出産するまでは「これで仕事しなくていいな」って思ってたし、ゆっくりできるイメージがあったんです。でも実際に出産したら自分のペースで何もできない。「思ってたのと違う!こんな生活になるなんて、誰も教えてくれなかった!」って思ってました。

誰かに「育児楽しんでね」って言われると、すごい心がざわついてました。「これのどこが楽しいんだろう?」って。「みんなは育児を楽しめてるんだ。なのになんで自分はできないんだろう?」って凄く悲しい気持ちになって。

私は田舎育ちなこともあって、小さい頃から勉強もスポーツも割と周りよりできる方だったし、社会人になっても仕事で頼られることが多かった。だから全くうまくいかない育児に、全部の自信が崩壊しちゃって。自己肯定感とか自己効力感とかそういうのが、もうぐちゃぐちゃになったんです。


ただ夫が寄り添ってくれたことが、出産後の唯一の救いでした。両親も身内も近くに住んでないので、頼れるのは夫しかいなかったんです。

育児に悩んで毎日泣いていた私を目の当たりにして、これはやばいなって思ったんでしょうね。あと、前に「私が言ってる話をうんうんって聞いて、寄り添ってくれさえすればいいから」ってお願いしたことがあったんです。多分それを覚えてくれていて。

―大変でしたね。今は2人目の育休中ですが1人目と違いはありますか?

違いますね。長男のときは寝かすことに必死だったし、生後2か月からおんぶで家事もしていたんです。だけど2人目は前回の反省があるから、ちょっとぐらい泣かしてもいいやとか、抱っこする前にやることをやってしまおうとか、そういう余裕はあると思います。

だけど、2人目だからこその悩みもあって。どうしても上の子にあたりが強くなってしまうんですよ。いくら1人目の経験で子育てに余裕が出てきたと言っても、やっぱり2人育児は大変です。娘の世話が忙しかったり思い通りにいかずにイライラしてしまったりすることもあります。

やりたいことが色々あるのに何も進まないと落ち込んでつい、キツイ言葉を息子に言ってしまって…。その度に「しまった!」って後悔したり。

あとは子育ての理想と現実のギャップにも悩んでいます。子供には自己決定して自律的に行動できる大人になってほしい。そのために、今からやりたいことを好きなだけやらせてあげて、のびのび育てたいって思っているんです。でも実際はそう出来ない自分がいます。

例えば、せっかくお金払って来ているんだからココで遊んでほしいとか、恐竜ばっかりに夢中になるんじゃなくて別の遊びもしたほうが良いんじゃない?と思ったりとか。昔から性格が真面目なんですよ。子育てにとってこの性格がすごくハンデだと思ってるんです。


育休をきっかけに始めた音声配信で激変!その心とは?

―悩む日々の中でも、子育てや育休生活を前向きに考えられるようになったのはSNSがきっかけだと伺いました。

今年の5月からstand.fm音声配信をはじめたんです。音声配信と子育てって一見関係ないように見えるけど、私にはすごく効果的でした。

そもそも音声配信の存在を知ったのは1人目の育休が終わるころ。voicyという音声配信アプリで、子育てのこと、資産運用のこと、ワーママの両立なんかのコンテンツを聞いていて。

聞くだけで知識が増えて、自分の生活をちょっとプラスにしてくれる。もっと早く知っておけば良かった!と思うほどハマったんです。

だけどすぐに「じゃあ、私も発信しよう!」とはなりませんでした。私は平凡な会社員で発信するものは何もないと思っていたから。だけど、SNSで知り合った何人かがstand.fmで配信を始めたのを見てトライしてみようかなって思ったんです。

―具体的にはどんな良い効果がありましたか?

一番は、自分のメンタルが変わりました。発信を通じてポジティブになれた気がします。

私はとってもネガティブ思考。見た目は明るいから「全然そんな風に見えない!」って言われるけど、何かあると動揺して悪い部分ばかりをフォーカスしちゃうんです。

あと、自分軸がないことにモヤモヤする時があるんです。例えば、私はお喋りで賑やかなグループにいる時は、黙って見守っているタイプ。だけど、主張が強くない集まりにいると、引っ張るタイプなんです。幼少期に仲間外れにされたり友達関係で悩むことが多かっから、嫌われない確信がある家族や夫に対しては自分をさらけ出せるけど、そうでない人達にはポジションを見定めて動いてしまうんです。

学生のとき、勉強しなさいと言われなくても勉強していたのも「この子は優等生だ」と周りに見られていたから。その期待に応えなきゃって考えていたのだと思います。

一方、stand.fmはオンラインの匿名でのつながりです。だからこそ、いい意味で自分を開示することができているんです。

リアルな友達よりずっと深い話をしていることもあるんですよ。私、過去にすっごく自分の心の暗い部分を配信したことがあったんです。そしたら何人かが「同じ気持ちでした」とか、共感のコメントをもらえたんです。

自分の闇の気持ちを話したとしても「私と同じ気持ちの人が世の中にはいるんだ」って思えたら、なんか頑張ろうって元気になってきて。ネガティブもポジティブも全部さらけ出してみよう!って勇気が湧いてくるんです。

ポジティブになったら、自分も変わるし、子育てにもプラスになると思っています。


好きなことから得られる、夫婦の絆と子育てのヒント

―音声配信のことを話すあっこさんが、とてもイキイキしています。

今の育休生活は音声配信に支えられていると言ってもいいぐらい。リアルでは出会ったことのないフォロワーさんと交流するのが純粋に楽しいんですよ。あと、もともと話すことが好きで小さい頃からアナウンサーとかリポーターに憧れがありました。だから余計楽しく感じるのかも。

ただ、頑張りすぎて疲れちゃうのも嫌だから、フォロワーを増やすとか、マネタイズするぞ!とかは考えていないです。自分らしく発信して、それを楽しんで聴いてくれる人がいたら嬉しいなって感じです。

―好きなことを楽しむの姿勢、大切ですよね

何かの選択をするとき、周りの目をに気したり早く成果がでることを選びがち。だけど、最近は子供のように「ただただ楽しい!やりたい!」ってことをやるのも大事かなって思います。

でもそうやって続けていたら、夫婦関係にも良い効果があったんですよ。

音声配信で知った子育ての情報について、夫婦で「これって我が家の場合だと、どういうことだろうね?」って話すことが増えたんです。議論が盛り上がることも結構あって。

子どもが2人に増えて夫婦で話せる時間は減ってしまったんですけど、テーマを設けることでお互いの考え方を知りつつ、建設的に話が出来ています。


もう少ししたら、夫が1カ月間の育休を取るんです。育休中は話す機会を増やせたらいいなと思います。そこでの気づきや日常の一コマを、私が大好きなお喋りを通して発信して、誰かと繋がれたり、自分らしさを見つけられたらいいな。


またまだ育児に悩むことは多いし、上手くいかないこともある。だけど育休中に始めた音声配信のように、ちょっと新しいチャレンジをすることで変われることもある。そうやって自分や子供との向き合い方をポジティブに変えて、日々をhappyに過ごせていけたら嬉しいです。

**編集後記**
育児は一般的には幸せな経験とされがちです。だけど実際には悩みやストレスがつきものですよね。頭では、子育ては自分の思い通りにいくというものではないと分かっていてもイライラしたり落ち込んだり。それゆえ「育児」は「育自」と言われることも。あっこさんの話を通じて、SNSを上手く活用して他人とのつながりや共感を得ることが、育児へのアプローチを変えるきっかけになること学びました!


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