マガジンのカバー画像

就活2020

12
運営しているクリエイター

記事一覧

アフターコロナの就活(1)日目

アフターコロナの就活(1)日目

 仕事を失って得るものがある。
 一つは前職からの解放。決して嫌な仕事ではなかったが、これが永久に続くのもどうだろうか、というような感情があったとしてもオサラバできる。
 もう一つは、前職(あるいは過去の職場)で何を得たのか、就活中に整理できる。今日はそれを記事にしたい。

 ところで就活とはオーディションに他ならない。(上記の画像はこのページより拝借させていただいた。) 例えば俳優やモデルのオー

もっとみる
アフターコロナの就活(2)日目

アフターコロナの就活(2)日目

今日はオンライン就活イベントなるものに参加してみた。
対面式の合同就活イベントをオンラインで行うという趣旨で、そもそも合同就活イベント自体、新卒以来だと思う。もちろん、オンラインでの参加は初めて。まったくのアポ無しで挑むということがプレッシャーを生み、落ち着かない。

参加前の説明はこうだ。「スピード・デートのように5分づつ各担当者と話をします。前半部分は相手の会社が説明をするので後半は自分の紹介

もっとみる
アフターコロナの就活(3)日目

アフターコロナの就活(3)日目

今日は某社の一回目の面接(スクリーニング)があった。一般的にスクリーニングの目的は、人事の人が「専門的な領域についての質問」以外を確認するために行われる。いつも通り「貴方が過去にやってきたことと、これからどういう方向に進みたいかを説明してください」という質問が投げかけられた。

これに対する回答は、相手に対して「何故うちの会社を希望するのですか」という動機を説明するものでなくてはならない。自分の過

もっとみる
アフターコロナの就活(4)日目 ~UXデザイナーとの対話

アフターコロナの就活(4)日目 ~UXデザイナーとの対話

今日は自分の職種とは直接関係のないクリエイターの集まるウェブ・ミートアップに顔を出した。UX(ユーザ・エクスペリエンス)デザイナーの、テキサス州オースティン在中、ウィリアム・N氏を招いた、題して「初心者とプロフェッショナルに向けたUXデザインの秘密」。

いろいろと興味深い話を聞けた。いくつか抜粋させていただく。

「リクルーターはあなたの個性が会社のカルチャーにフィットするかどうか、あまり目立た

もっとみる
アフターコロナの就活(5)日目 ~お部屋にお邪魔します。

アフターコロナの就活(5)日目 ~お部屋にお邪魔します。

今日は初めてお互いに顔の見える面接をした。エージェントの紹介で1対1で某社の人と話すことになった。
まず驚いたのは、相手の部屋が丸見えだったことである。
いや、実際は丸見えというほどには見えていない。おそらくモニターの上からカメラが見下ろしている状態で、直ぐ後ろにあるソファが写っていただけだが、そこで寝起きする相手の姿が想像出来た。

(ベッドではない、明らかにこの人はソファで横になりまた起きて作

もっとみる
アフターコロナの就活(6)日目 ~2億円の男

アフターコロナの就活(6)日目 ~2億円の男

今日も面接があった。珍しい面接だった。もうすぐ資金調達予定のベンチャーだという。友人の紹介で相手のことをよく知らないまま、まあ話だけでも聞いてみるかと思ったのだ。正直、数人でアプリをつくってサービスを立ち上げるようなあたりかと勝手に想像していた。

まずCEOと話をした。NBCのリアリティ番組「シャーク・タンク」をしつこくヘビロテしている自分としては、スタートアップの代表者に以下のような番組お約束

もっとみる
アフターコロナの就活(7)日目 ~残念編

アフターコロナの就活(7)日目 ~残念編

一つの会社から採用通知をいただくには、最低でも5社はインタビューが必要である。少なくとも自分の場合はそうだ。つまり、一社に採用が決まるまで、最低でも4社は「不採用」になる。アフターコロナの今、おそらく自分は少なくとも10社は不採用通知をもらうことになるだろう、と予想している。いや20社かもしれない。

今日は「不採用」通知についてちょっと書いてみたい。昔はインタビューの後にメールが来るたびに、読む

もっとみる
アフターコロナの就活(8)日目 ~"Interviewing is so routine..."

アフターコロナの就活(8)日目 ~"Interviewing is so routine..."

7月になった。食事の後、寝落ちして目が冷めたらメールが来ていた。先週話した会社の人事担当者からだった。直接のコールでなく、メールが面接の後に来るのは100%が不採用だという話は以前書いた。

今回も「あなたのポジションはありません」だった。こちらとしては「しゃーない、また次があるさ」である。それ以上でもそれ以下でもない。この会社とは二人の人と面接したが、二人目の人との面接は予想より速く終わってしま

もっとみる

「コンテンツ」とは「目次」であるという話

コンテンツって何だ?
ずいぶん前の話だけど、とある日本の映画プロデューサが「自分のつくった映画を『コンテンツ』と呼ばれるのが嫌だ」と発言していた。彼が何を言わんとしているのかは理解できるような気がしたが、それが何かは自分では言い表せなかった。

こういうわからない事柄は、「わからなかったという事実」を覚えていることによってある日解決の糸口が見えることがある。最近受講したデジタル・コンテンツに関する

もっとみる
アフターコロナの就活(9)日目 ~宿題

アフターコロナの就活(9)日目 ~宿題

「宿題」とは懐かしい響きだ。英語で言うところのホームワーク。英語での意味は「家で行う作業」だけど日本語では「宿で解くお題」みたいな感じだろうか。
ところで就活中に「プログラムを書け」とか「クイズを解け」という宿題が出ることがこれまでに何回かあった。いつも「お題」を開くのはドキドキする。すっかり習慣化されたインタビューに比べて、宿題の中身は出されるまで分からない。(学生時代に宿題の中身がもしあらかじ

もっとみる
アフターコロナの就活(10)日目 ~ビッグウェーブ

アフターコロナの就活(10)日目 ~ビッグウェーブ

就活を何回もやって分かったことは、ある時期に突然インタビューが集中するということ。そしてその直後に決まるパターンがほとんどである。これを私は「モテ期」と呼んでいるが、要するに波があって、大きな波が来た時にそれが分かるようになったということである。

今回は具体的にこんな波が来た。
火曜日にビデオ面接(3人で計1時間半)。
水曜日にリクルータ3人とスクリーニング。
木曜日にまた別の会社とビデオ面接(

もっとみる
ビフォーコロナの就活 (1) ある日突然。

ビフォーコロナの就活 (1) ある日突然。

アフター・コロナの就職活動について連載していたら、就職が決まった。

連載時の就活はアフター・コロナということで、オンラインですべてを行った初めてのケースであった。では、それ以前の就活はどうだったか、新しい連載を始めてみたい。あるニュースがきっかけだった。

前の勤め先の部署のうち半分がレイオフ(解雇)されたという連絡があったのである。まだ詳細はわからないが、おそらくコロナ禍の影響だろう。自分もそ

もっとみる