🎬奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ 144本目 23.01.17【友朱瑠の映画note】

今朝の映画は
【#奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ】でした。
#Amazon Prime 鑑賞
※見出し画像引用 https://www.amazon.co.jp/

2016.08.06 公開　　１０５分
2014年カンヌ国際映画祭正式出品
2015年サンタバーバラ国際映画祭 観客賞
2015年セントルイス国際映画祭 最優秀作品賞
トロントユダヤ映画祭最優秀作品賞（女性監督部門）
ELLE シネマ大賞ノミネート 他

出演　 #アハメッド・ドゥラメ さん（アーメド・ドラメ）
#アリアンヌ・アスカリッド さん #ノエミ・メルラン さん 他
監督　#マリー＝カスティーユ・マンシヨン＝シャール さん
脚本　#アハメッド・ドゥラメ さん（アーメド・ドラメ）
マリー＝カスティーユ・マンシヨン＝シャール さん

#Filmarks では 、23.01.17時点では 3.7
私的にもこれは…3.6 ぐらいでしょうか。
（※私的採点1最悪だ 2つまらん 3普通 4かなり良かった 5最高☆）

フランス映画、ですね。
実話を基にした映画…です。

で、生徒役で出演の
アハメッド・ドゥラメ さん（アーメド・ドラメ）の
実体験だそうです。
彼が、その体験の映画化を望み、
監督にメールを送り、、、の流れで、
この作品は出来上がっているそうです。
脚本も、監督と彼の共同執筆…となっていますね。

内容は……
ザックリ書きますと…

学校の先生と生徒達の話。
様々な人種が居る、荒れたクラスが
歴史の先生の指導によって変わり、
そして、自分たちで歴史を調べ、
みんなで取り組んで変わり、
その歴史コンクールに出場して、、、、

こんな感じの、実話…の映画化って感じです。


そうですね。。。

まずこの…「荒れたクラス、荒れた学生」…
これが、日本のそれ…とは違いますね。
これはもう、ガッツリ違う。

ただ反抗期の子が居る、ただグレてる子が居る…
家庭環境が悪く、貧困問題や虐待など
様々な問題から……
そんなのが日本の荒れた学生…のイメージであり、
そこに ヤンキー 暴走族…と言ったものも絡んだり。

こんな感じ…じゃないです？
……いや、、、これだけ。

これが、このフランスのパリ郊外にある学校には
プラス「多民族、他人種、多宗教」……これがある。
日本にはここまでのは無い。
日本人の大多数にこの感覚…は無いと思いませんか？
これ、、、
めちゃめちゃ大きい違い。
これをまず、その子ども達の姿に痛感しますね。


やはり……ヨーロッパ、地続きで国が違う、
人種が違う、言語が違う、宗教が違う…
これを…常に感じて生きてきて、育っていく中で
周りの人間が…違う感覚、価値観で生きている…は、

想像…しか出来ませんが、すごいことなのだろう…と。


日本で言えば…
現在の
関東地方と東北地方で、国が違う、言葉が違う…
関東人と東北人で、、、みたいな？
近畿地方と中部地方で、、、みたいな？
関西人と名古屋人で、、、みたいな？

そして…その昔、
◯◯地方では、人種差別があり…
◯◯人を強制収容し、大量虐殺をしていた……

こう考えてみるだけ…で、
ちょっと……わからないけど、感じる…気がする。
いや、もちろん日本の歴史だって多民族間で……
ですけれど、、、
やっぱりちょっと…島国日本の感覚と
地続きヨーロッパ…では、
感覚に大きな差が確実にありますよね。


今の日本の学生さん達に…
上記みたいな伝え方だと…肌感覚で多民族間…は
伝わるかもしれないけれど、
ただ日本の歴史…を学んでいる中では…
ザックリと単一民族感覚…でしょうし、
今現在も、その感覚が大多数。。。


この映画の中で、
校長先生が、その歴史の先生に、
「なんでそんな落ちこぼれクラスでそれやるん？」
…って感じで話すシーンがあるのですが、

そこで、校長先生が
「29の異なる民族集団を、平和的に共存させたい」
…って言います。。。

（あ……2、29……とかなのか！？……それは……）って、
なりました。。。私。
舐めてたわけじゃもちろん無いですけれど、、、
パッと想像して感じたものとは…違う。
考えが甘かった感じ……


そして……
生徒たちが…過剰に反応する…ことが
やっぱりその、人種、民族、宗教…が絡むこと…。

日本だと…
「お前の家（親）◯◯だから仕方ねーな」とか？
これでキレる……感じが、
同時に複数人居て、グループあって…みたいな？
でも、この想像でも…甘いかしら。。。

そんなにその…
キレて荒れてヤバー！！……な感じは
映画の中では映し出されては居ません。
（まぁ、それなりに収集付かないけど…ｗ）

あ！でも……始まってすぐ…に、
あの、女性の…髪を隠すスカーフ？…での問題…
学校側とのトラブルシーン…で始まるのですが、
もう、
あのシーンで…ガッと持ってかれる、かれた、、、

やっぱりこう………
知らないこと、感覚の無いこと…で、
人が揉めてるのは……すごく興味が出てしまう…

……はい、 ↑ この辺を意識して…と言うか、
意識させられながら…映画は進みます。


なので……まず、
こういった方向性の内容が、苦手な人には
全然面白くない映画…だとも思います。


あの…
ま、書いた通りに
荒れた子達が、変わっていく……って
流れなんですけど、、、

ここがですね、すごーーーーーく…違う？？

ん～……
やっぱりこの、
国、人種、民族、宗教……の違いが
肌で感じて、今そこにある…感覚で居る子達には、

歴史のことを深く知ったり触れたり…で、
「目が覚める、真剣になる」……の、
その度合が違う……のか？？？…ってなりました。

ま、映画だから？…ですけれど、
「え？意外とみんな…真面目？…変わるの早いな…」
…こんな感じを、映画からは感じました。

なので、
日本のドラマとかにあるような……
なんか、ドラマチックな流れ、人間模様、
ヒューマンドラマ……的な物語…とか、
特に無く、
彼らは変わっていってました。

ここが……………
たぶん…「つまらない」になるところ…
でもあるかなぁ？……と。


ま、あとは…
一緒に歴史の授業を受けてる感……もあるので 笑、
そんななんか、
ドキュメンタリータッチ…では無いですが、
苦手な人…は出る映画、かと。


私も…観たことある関連映画は…
「シンドラーのリスト」…と、
「ライフ・イズ・ビューティフル」…ぐらい？？
この、
ナチス、アウシュヴィッツ、ホロコースト、、、
このあたりの歴史…全然疎いし。。。

↑ この辺の…深く重過ぎる内容に……まず触れるには
抜群に向いてる映画、だと思いますね。
いきなり重くて映像キツくて…無理～……じゃない。
日本の学校の授業で流しても…良い気がする。すごく。

そんな…映画。


……はい、今日のは
ネタバレ含みレビューは…無しで
これでまとめてみようと思います。

この…「ヨーロッパの学校、生徒の様子」…を、
そんなに観たことが無い…と思うんですよね、
日本人って。。。違います？？
アメリカン・ティーンの映画は…あっても。

なので、このヨーロッパの学生の…深いところ、
これを感じられたのは…
すごく新しい感じ…だったかな。

きっとたぶん…
アイデンティティ…に関しての意識、価値観…が
まるっきり違う…気がしますよね、やっぱり。

それを感じさせられるような、そんな映画でした。


劇中に…
その実際の生存者…の話を聴く場面があります。
これ、リアルなシーンのようです。
実際にキャストが聴いた講話の一部分、を使ってる感じ。
だから、演技で泣いてない。

そして、
原題は「Les Héritiers」（相続人、継承者）
英題は「ONCE IN A LIFETIME」（一生に一度）
邦題が「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」

この映画は2014製作で、上記の出演生存者の方は
翌年2015で亡くなられています。

日本も原爆被爆者の方々、平均年齢が約８４歳…、
原爆投下からは、今年2023で７８年。。。

このタイトルのように……
惨劇の歴史を受け継いでいくこと……の重要性を
しっかりと感じて、意識したいものだと思います☆


…って、
………あらなんか、すごく真面目 笑　　おしまい☆