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農園うしお(6月上旬号)

こんにちは!

私の家の周りには田んぼが多い(というか田んぼばっかり)ため、毎年この時期の夜にはカエルの大合唱が聞こえてきます。これが聞こえてくると、いよいよ夏だなぁ…と感じます(^^)

さて今回は、タマネギと山椒のお話でお送りします!

晩生タマネギの収穫(畑)

今年のタマネギは収穫時期をずらせるように4品種、「①極早生タマネギ(200株)」「②早生タマネギ(200株)」「③晩生タマネギ(500株)」「④晩生の赤タマネギ(100株)」を育てていました。

このうち、①と②は既に収穫が終了しており、残すは晩生グループの③と④となっていました。

今回はいよいよ、ラストまで残っていた③・④を、全数収穫しました!

パタンと倒れると、収穫時期です

上の画像は赤タマネギの方です。いい具合に倒伏して、収穫期としてはちょうどいい感じです!(^^)

奥のタマネギたちはまだ倒れていません…が、収穫しないことには田んぼの準備ができないため、少し早いですが抜かざるをえません💦

そして、その後ろにたくさんあるのが普通のタマネギです。

正直こちらは、病気(白色疫病とべと病の併発ではないか…と踏んでいます)が入ってしまい、生育もあまりよくありません。

また、本来はネギ部分の倒伏を待つのですが、田んぼのスケジュール上、もう収穫しないといけなくなったので…少し早いですが収穫することとしました。

タマネギの収穫では、基本的に晴れが連続する日を狙って一気に抜き、畑のうえでそのまま2~3日間、日に当てながら乾燥させるのが一般的です。抜くとこんな感じのビジュになります。(※諸事情があって、赤タマネギは先に回収しています)

500株もあると、なかなか壮観(笑)右側の空いている畝は、極早生や早生が植わっていた場所です。

このまま3日間…といきたかったのですが、あいにく間に雨が降りそうだったので、このあと家の農機具小屋に一時避難させました(^^;)

一晩避難ののち、雨が上がってから再度、庭にむしろ(稲わらで編んだ、ござのようなものです、といっても、ござよりは厚みがあるので、カーペットやラグに近いかもしれません)を敷いて、日の当たる場所で乾燥を進めます。

ご~ろごろ。むしろ、ホント便利です。
100株のうち、ほぼ半数は職場の人たちに配ったため、その残りです

福岡はあと数日晴れが続くようなので、このまま数日、干しっぱなしにしたいと思います!(^^)

今シーズンのタマネギの総括ですが、赤タマネギの方はまずまずの出来でしたが、普通の晩生の方はやや微妙でした。

我が家に限らず、ここ数年はどこの家庭(農家)でも、晩生品種は総じて出来が悪いようです。温暖化と、春先の多湿が影響しているみたいです。来年からは、晩生品種を減らし、早生品種を中心に栽培しようかな…と思っています(^^;)

とはいえ、出来が多少悪くとも、食べれないことはありません。貯蔵性が悪くなるというだけであって、すぐ食べる分には、味にも大した影響はありません。

持ちが悪そうなものを優先的にどんどん食べ、血液サラサラ目指したいと思います!(^^)

山椒の収穫(畑…というか土手)

今回はもう一つ収穫したものがあります。それがコレ。

まぁまぁ大きくなりました。2.5Mぐらいはあると思います。
実が、鈴なりです(^^)

パッと見てわかる人はきっと、うなぎとか天ぷらが好きな人だと思います!(笑)そう、山椒です。

数年前に、我が家の竹林のそばの土手に、どこかからやってきたこぼれ種が芽吹いて、草刈りの際にやっつけられることもなく(途中から気が付いて、保護するようになりました)、すくすくと大きくなった愛らしい子です。ちなみに双子ちゃんで、2本あります。

通常の山椒は、雄木と雌木が分かれています。うちの子たちはどちらも実を着けるので、姉妹ということなのでしょう。近くに雄木は見当たりませんが、山椒の花粉は結構遠くからも飛ぶようなので、それで着果しているのでしょう。

レア(?)な山椒としては、1株だけで実をつける朝倉山椒や、ぶどう山椒というタイプもあるみたいです。

ただ、この手のタイプは基本的にトゲがないようです。うちの子たちには、これでもかというほどトゲトゲしているので…やっぱり普通の山椒の、雌木ということなのでしょう。たぶん(笑)

さて、山椒は実はみかんの親戚で、ミカン科サンショウ属の植物です。実の表面をよく見ると柚肌状になっています。

山椒の実って、こんな風についているんですよ、奥さん!

青い実をかじると、レモンやライム系統の爽やかな酸味と香味を感じることができます。…そして、少し時間差をおいて、辛みと痺れが追いかけてやってきます(笑)

少し前から、中華によく使う花椒(カホクザンショウ)が、痺れる辛さがあるということで結構ブームになっていたと思いますが、この山椒も同じく、痺れる辛みを持っています。

もっとも、辛さに関しては花椒に軍配が上がるみたいです。日本の山椒は、もっとマイルドで、バランス勝負なのでしょう、きっと(^^;)

山椒の食べる部位としては、実と、若い芽(いわゆる「木の芽」です)がありますが、今回は実だけを収穫しました。

収穫したときは、ブドウの房のようにくっついているので、これをひたすら外していき、しょうけ(この竹編みのやつです)の中で振りながらゴミと実を選別し…

最近は、なかなか竹編みのしょうけを見なくなりましたね…
網籠状なので、水分も切れます

ザザッと表面を水洗いし、外で乾燥させていきます。

このあとは、さらにしっかり乾燥させて保存するもよし、さっと下茹でして冷凍するもよし、塩漬けや山椒醤油にするもよし、です。

私は、薬味用に乾燥させたものと、塩漬けと、山椒醤油とを作る予定です(^^)

この記事を書いているのは、まだ乾燥させている途中であります。明日は塩漬けと山椒醤油に取りかかろうと思います!

う~ん、夢が膨らむ♪(笑)


・・・おわり


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