【中医学】肩こりから歯が痛むのはなぜですか？
【質問】
歯の痛みの原因は、肩こりでした。
どうしてそのようなことになるのでしょうか？
【結論】
肩こりによる血液循環が低下したため、歯の痛みが出たと考えられますが、頭痛や耳鳴り、めまいとして出ることもあります。
病気は、経絡（気血のエネルギー線）の詰まりや５臓（肝・心・脾・肺・腎）のエネルギーのバランスの崩れによっても起こります。
✅１）歯の痛みは、さまざまな原因がある
突然歯が痛むのは、辛いものです。
顔の神経は、敏感なので、痛いと不安になりますし、原因がわからないと更に不安になります。
歯医者へ行って、不必要に削られたり、抜かれたり。
それでも、治らずというのは、よくあることです。
肩こりは、整形外科、歯の痛みは、歯医者へ行くので、原因が同じと考えにくいですが、同じです。
そして、原因を推理していくのが中医学（2400年前の医学書）です。
✅２）痛みはなぜ起こる？
虫歯が原因でない場合、なぜ痛いのか？
痛みは、血が流れたいのに流れないときに起こります。
では、なぜ流れないのか？
よくあるパターンが、
筋肉が硬くなり（肩こり）、気血のエネルギー線が詰まり、歯茎や歯の周辺に、血液が届かない。
気は、血液を運び、フレッシュに保つってくれます。
気と血は、いつもセットで流れます。
痛みは、気血が流れにくい場所で起こります。
✅３）頭痛、耳鳴り、めまいとして症状が出る
人によって症状は、さまざまです。
その人の体質によって、表現方法（症状）が違いますが、原因となるのは同じです。
原因は、気血が流れていない。
✅４）なぜ肩こりになったのか？
肩こりの場合、熱の肩こり（陽）または冷えの肩こり（陰）なのかを探す必要があります。
例えば、
・食べ過ぎのエネルギーが、肩に集まった（陽）
・足が冷えて（陰）、上半身が暑くなった（陽）
・お酒や水分の摂りすぎで、肩にむくみがある（陰）
・冷房の冷えが肩にある（陰）
✅５）原因に合わせて対策する
・肩に熱がある場合、熱を散らすように湿布を貼るなど
・肩に冷えがある場合、温めてほぐす
・肩にむくみがある場合、ゆっくり雪を溶かすように温める。
つまり、冷えとむくみの肩こりは、湿布を貼ってはいけないということです。
以上、参考になれば嬉しいです。
2400年前の医学書に病気の原因を推理する方法が書かれているのです。
【プロフィール】
外食、薬大好きだった高齢出産４児の母が、中医学と西洋医学の二刀流で、時短・高コスパの見ため年齢−20歳の美容健康法を伝えます。
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