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読む、カウンセリング。

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読むことで、心理カウンセリングの効果を体験していただくためのnoteです。 心で紡いだ言葉を通して、お読みいただいた方の心と身体を癒すことを心掛けています。
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#二十四節気

【創作大賞2024エッセイ部門】こころを癒す読みもの|音、と、声。

【創作大賞2024エッセイ部門】こころを癒す読みもの|音、と、声。

心の専門家である心理カウンセラーが、偉大なる他者の心に触れたときに芽生える、他者の心身の感性について、徒然なるままに書き下ろすシリーズ、題して、『心理カウンセラーの、感性』です。偉大なる他者の感性、それは、命の煌めきとも呼べます。

その初回は、民放で放映された『坂本龍一特集』の番組の視聴を通して感じた、教授こと、坂本龍一氏の『偉大なる他者の感性』ついて、言葉にしてみました。

以下、記事本文にな

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こころを癒やす読みもの|翅虫の三重奏。

こころを癒やす読みもの|翅虫の三重奏。

挿絵:講談社「童謡画集(3)」(1958年)より

夏の大ホールを埋め尽くしていた
蝉の交響楽団の出番が終わりました。

つぎの演目は、翅虫たちの三重奏、
一転して、ひっそりと、はじまります。

秋の夜長の、幕開けです。
あらためて、

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こころを癒す読みもの|玄鳥去頃に想う。

こころを癒す読みもの|玄鳥去頃に想う。

暑すぎた夏が終わり、
季節が、また、移ろいでいます。

春先、
駅前の雑居ビルに巣を作っていたつばめ、

その雛たちも巣立ち、

いまや玄鳥去、
海原を南へと、渡っている頃でしょう。

「あんな風に、空を飛べたら」

そんな憧れからか、
『空の飛び方』というアルバムを聴いていた、
あの夏の終わりを、おもいだします。

自然に近い生きものたちは、
自分のからだに優しい場所へ移動することで、
移ろう自

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