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【SLAM DUNK Gl】138話「新・戦国時代」
ラストプレーに逆転をかける。
「シンイチ 早めに 俺にくれ! やつのあれはとんでもないプレーだが、まだまだ荒削りだ。俺が崩す!」アレックス
「OK」牧
牧からアレックスへパスが入る。
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アレックスとのマッチアップに持ち込む。
「派手な大技だったな。ならこれは止められるかな。」アレックス
アレックス、得意の小刻みなステップとボールハンドリング、緩急を織り交ぜてドリブル。
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「アンクルブレイクしてやる。」アレックス
「これは、エグイね。」
一瞬の乱れを逃さずアレックスがペネトレイトする。
ヘルプも入り牧へパス。
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「シンイチ 後は頼む!」アレックス
「打たせなければいい! つめろ!」
指示が入り、素早いプレッシャーが牧にかかる。
「(打てない!? 中で決めてやる!)」牧
牧はフェイクで抜き、レイアップへ。
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「打たせなかった時点で、勝ちだよ。」
「バシッ!!」
ダンプカーとも形容されるパワフルな牧への渾身のブロック、勢い余って、牧は転倒する。
「ファウル!?」エリック
「ブー!! 試合終了」
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「牧君!!」秋子
「シンイチ!! 大丈夫か!?」ジャック
「じい!」桜木
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「大丈夫だ、、。それより決めてれば、、。」牧
転倒した牧の下にチームメートが駆け寄る中、
「シンイチ? マキ? あっもしかして、そうゆうことかな?」
「海南、、、海南って、、そうなの?」
「!?!? お前は?」牧
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「海南の実力ってそうなの?」
「海南を知っているのか?」牧
「うん。昔、日本にいた頃、海南に行こうって誘われたんだ。でも環境の違いってやっぱ大事なのかな?」
「・・・・」牧
「信長は元気??」
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「清田!? 清田を知っているのか?」牧
「野ザル!?」桜木
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「うん。信長が僕をバスケに導いてくれたんだ。それで海南に行こうってね。」
「でも、父の仕事の関係で日本を離れることになった。もう昔の話さ。」
「・・・・・・・」
「アフロ。結局、おめーは日本人なのか?」桜木
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「日本人の父とガーナ人の母とのハーフだよ。日本生まれだし、幼少の頃、外国にいても日本人学校に通っていたからね。ずいぶんと日本寄りのはずだよ。」
「名前は?」牧
「サミュエル・謙信」
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「サム!?」桜木
「サミュエル・謙信、、、。」牧
「牧さん。あなたとはまたやりそうな気がするよ。1点差だったしね。今日はデカいことは言わないでおくよ。」謙信
シーズンオフに海南付属高校時代の監督、高頭力から遅れた就職祝いとして安西のツテを頼りアメリカで今まで触れてこれなかった世界、破天荒な桜木花道のマインドに触れることで現状を変えようと共闘した牧紳一。
この経験はどっちに転がっても想定内だった。
しかし想定外のことが起きた。
それは、サミュエル・謙信の存在だった。
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日本代表として再び世界と戦う為のステップのはずだった。しかしここアメリカで立ちはだかったのは同じ日本人だった。
そのことが牧紳一の心にモヤモヤとした雲を覆らせたのである。
「ジャックさん。サーフィンはおあずけです。」牧
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続
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