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【SLAM DUNK GI】72話「単純王の信頼」



残り2分半、ルース・オエステ攻撃、三井にボールが渡る。





「どうしましょう!?」紡希
「考えがまとまっていないのに、、、。」清田
「どうする?」魚住

桜木は、オフェンスリバウンドに備えるのか?超高速カウンターに備えるのか?」花形


ベンチの判断、指示も出せないまま、三井はシュートモーションに、


いや、あいつなら 心配する必要ねえよ。」水戸

「うん。」大楠 「そうだな。」野間 「みんな、甘いよ(笑)」高宮


桜木花道の良き理解者である桜木軍団に迷う様子はない。桜木はベンチに向かって一蹴した。


おい!お前ら! この天才バスケットマン桜木をお前ら凡人と一緒にするな!」桜木



「オフェンスリバウンドは獲る!」
「速攻は止める!」
「それだけだ!」



出たー!!! 単純王!!」桜木軍団



「まあ そういうことですよ(笑)」水戸
「・・・・・」
「桜木らしいのか。」花形

順番通りだ! 何もおかしくねえ。」桜木




三井、シュートを放つ。タイミングを図り、べノンはカウンターに備える。桜木はリバウンドに備える。


「バン!」 シュートは外れる。
寿さん! やはり体力が!?」紡希
「リバウンド!!!」清田


ガルサと桜木のリバウンド対決。


「べノンがいない分、体勢は桜木優勢か?」花形
「うおりゃー!!!」桜木
「とった!」魚住




リバウンドを抑えた桜木、
しかしシルバ、藤真に囲まれる。


「ルカワ! マグレでも何でもいいから決めろ!」桜木

「てめーじゃねんだ! マグレがあるか! どあほう。」流川


桜木のパスに流川が決める。81-84。




ガルサの高速パスの体勢に


「ここで返されたら意味がない!」紡希
「2点しか入ってないんだ!」清田 
「死守―――!!」野間


べノンにパスが通る。追いかける桜木。


「やっぱべノンはえー!」高宮


「いや 追いつく!?」大楠



桜木、べノンに後少しで追いつく。



「桜木、リバウンドは優勢だった。むしろそのままタップでゴールできたはずだ。」魚住

「あえて着地し、パスを出した!?」清田

「流川がシュートを決める間にカウンターに備えたのか?」花形


「!?!? それって、もしかして!?」紡希


「信頼ってやつ、、、かもよ。」水戸




桜木はシュートを流川に託した。その間の僅かな時間でべノンのカウンターに備え戻った。終盤まで温存していただろうべノンの走力に追いつく為だった。そしてべノンに追いつき、超高速カウンターを遅功させることに成功した。




「追いついた!」野間
「しかし、ここは桜木が不利だ。」花形


べノン、鋭い切り返しで桜木を放す、そしてレイアップシュート。


「くそっ ここで止めねーと!!」桜木


桜木も決死のブロックに行く。その時、



「てめーだけじゃ 役不足だ。」流川




流川のブロックが決まる。


「ナイスブロック!!」大楠

桜木のオフェンスリバウンドで三井のシュートミスは帳消しに、流川の2点を引き出し、相手の時間も奪った。」花形

流川も2点を奪い、ブロックで相手の2点も帳消しにした。」魚住



「二人とも4点分の価値だ。」清田



「花ちゃんは楓様がゴール決める時間があったから追いついて、楓様は花ちゃんが追いついたからこそブロックできた。やっぱりこれって。」紡希


残り2分を切った。81-84。



「(リバウンドの桜木 稼ぎ頭の流川、 この二人は、、、)」藤真




「バスケットは算数じゃねえ。」流川


なおも攻防は続く。






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