【SLAM DUNK Gl】153話「ピュアな企み」
福田吉兆のUJBリーグ入り、代理人、花形透に尽力する為、宮城リョータが一役買う。
YouTubeチャンネル「電光石火の宮城リョータ」
に福田を出演させ、スキル勝負、対談と収録を進めた。バスケットボールの認知へと活躍の場を広げる宮城だが、そこにヤラセはない。スキル勝負では真剣勝負で汗を流した。
対談ではヴィルフェーダ大阪、仙道彰の元チームメートでホットラインを形成した選手として紹介され、UJBリーグへの思い、仙道彰の話題をあえて多く引き出した。
「消えた天才と呼ばれた仙道がバスケ界に戻ってきた。相変わらずの高いスキルだけど、まだまだコンディションが戻ってないみたいだけどどう見てる?」宮城
「必ず戻してくるよ。あいつは高いアベレージを誇るがそれでもムラがある。まだまだこれからでしょ。」福田
「連携面も苦しんでいるって話もあるけど?」宮城
「・・・・」福田
「陵南時代は連携面でよくコミュニケーションをとっていた?」宮城
「いや、あいつのパスは、狂いもなかったからな。自然だな。」福田
「信頼関係が構築されていたのだな。」宮城
「あの時は、バスケを始めてまだそんなに経っていなかった。とにかくがむしゃらにやっていたところを仙道がしっかりアジャストしてくれた。」福田
「確かに、2年の時はまだ粗削りだったが、3年になると洗練されてきていたな。」宮城
「でもまだまだ俺たちは未完成だ。今の俺ならもっとお互いの良さを出し合えるはずだ。」福田
「いまの仙道の力になれると?」宮城
「なれるさ。」福田
収録を終え、編集もしながらBar Mr,Buuでミーティングを開く。
「流川の仙道は俺が倒すみたいなインパクトのあるフレーズはなかったのかよ?」宮城
「あ? 倒すわけじゃねーからな。」福田
「この企画をあげて、どういう反応があるかだな?」花形
「ああ でも NBAドラフト指名された流川ほどの反応を求めるのはコクだ。そこでだ!高宮、花道から返信はかえってきたか?」宮城
「えっと ちょっとまって。」高宮
「桜木?」福田
「おお! 返ってきてる。りょーちん! ○○日から関東のチームとプレシーズンマッチだってよ!」高宮
「へへ ちょうどいいね。殴り込み、、みてーなもんだって言ったろ?」宮城
「ダイレクトに乗り込むつもりか!?」花形
「・・俺はやるぜ。」福田
「花形さん、ちょっとヤンチャなことしてもさ、花道ほどじゃねーだろ? あいつがそこにいるんだぜ。
大丈夫だろ!?」宮城
「花形さん、練習生とかそういう制度とか、、。ないんですか?」福田
「こうしてお前らといるのも何かの縁だ。悪者軍団のやり方と俺のやり方をコラボさせよう。俺なりに根回しできるところはしておこう。」花形
「じゃ 練習生に?」福田
「いや、時間がない。そこはお前ら流に直接乗り込むぞ。」花形
「決まりだな!」宮城
「花道には伝えたほうがいいんじゃない?」高宮
「・・・・」
「いや あいつに台本を与えても、めんどくさそうだ。大丈夫だろ!?」宮城
「まぁ 一応、桜木の代理人として動いたからな。何か面倒かけても桜木の迷惑になる可能性もあるしな。」花形
「あくまでピュアな企みだ。」宮城
プレシーズンマッチに福田を参加させようと花形は根回しをする。しかし正規のルートでは時間もないという。練習場所を桜木からつかんだ一行は、その地へと向かうのであった。
プレシーズンマッチ前日トレーニング。
「明日は試合といってもね、準備はするけど、調整はしない、この時期はどんどん追い込もう!」安木
UJBリーグ開幕をまだ先に控え、新規参入チームともあり、厳しいトレーニングを重視するという。
終盤、紅白戦形式の試合が行われる。取材の記者に混じりひっそりと身を隠しながら、そのタイミングを見計らう。
「中々、厳しく追い込んでるな。」宮城
「足攣るやつが多発しないかな?」福田
「そりゃ都合いいけどな。」宮城
「花道、タックルしろ(笑)」高宮
「南もいるしな(笑)」宮城
「来たるべきタイミングで、、、。」福田
紅白戦が行われる。短い時間で数多く回す。その時、選手同士が激しく交錯し、ゲームが中断する。
「きた!?」福田
「行くぞ!?」宮城
「行くのか!?」高宮
来たるタイミングが訪れたのか?
福田吉兆の個人トライアウト始まる。
続
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