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「最後まで全力応援!」創作大賞に挑んだ素晴らしき50人の仲間たち(後編)

(最終編!どどーんと15名の作品を紹介させてください!)


残り1日!

4月から始まった創作大賞2024。
明日、7月31日水曜日までの読者応援期間を持って終了となる。

その創作大賞の読者応援に合わせるように立ち上げたのが「創作大賞のいっぽん2024」
クリエイターたちの本気を互いに応援し合い、創作大賞を盛り上げていくことを目的にしている。

定員の20名はすぐに埋まってしまった。
さらに追加で枠を広げていって、最終で50名のクリエイターに参加をいただけることになった。

(本当はもっと枠を増やせればよかったけれど・・・1週間という短い期間で応援し合うため、今回は対応できる50名までとさせていただきました。参加の検討をされていた方、本当に申し訳ございません)


企画の当初は、スキやコメント数など審査に関係するよう指標「人気度」を互いにあげたいという気持ちもあった。

でも、ここに集結したクリエイターのみなさんの作品が本当に素晴らしくて。

ぜひ多くの方に読んで欲しいと思うし、この中から受賞作品が出て欲しいと心から思っている。


そこで…

最後の応援ということで参加いただいたクリエイターのいっぽんを紹介したいと思う。


作品の魅力が少しでも伝わるように…

そのあらすじや書き出し部分に加えて、私がみなさんの作品に寄せたコメントやXで紹介したリンクも合わせて紹介。


気になる作品があれば、ぜひ読みにいってください!
よろしければ、その作品にスキやコメントもお願いいたします!




36.ちゃりれれ【時々ジャイアン】 さん
読み切り恋愛短編集【れれこい】1.プロローグ 794

◆あらすじ◆
読者欄に投稿したことで編集部の目に留まり、フリーペーパーに月1回自作を掲載してもらえることになったれれ子は、書くテーマを「恋愛」に決める。
担当編集者岩崎から『れれこい(=れれ子の恋)』とタイトルの提案を受け、仄かに想いを寄せる。
れれ子は経験や伝聞を元に、様々なシチュエーションの片恋や失恋を各話異なるスタイルで書く。
岩崎を想うあまり打ち合わせで天然ぶりを炸裂させるれれ子に、岩崎はたじろぐが……。
note公式マガジンに選ばれた『パラレルワールド』を含む各話読み切り全20話+1の恋愛短編集。

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すっかりハマってしまった、れれこいワールド!
それぞれの短編の中に、甘酸っぱさもほろ苦さも詰まっていて、それが共感を呼んでいくのでしょうね。

短編の裏で続いていく、れれ子ちゃんの話。
これが、また面白い。
もっともっと、多くの方に読んでほしいなあ。



37.広瀬クリストファー さん
泣くな! リンダばあちゃん! (挿絵:ChatGPT画伯)

ワーキング・ホリデーというシステムをご存じだろうか。日本と協定を結んだ国において生活し、滞在期間中に働いたり勉強したりすることができる制度である。

20代前半に今よりもっとお肌にも張りとツヤがあった頃、自分探しのために外国暮らしを決意した俺は、働きながら海外で生活できると言うこの制度を利用してオーストラリアに行ったのだ。

しかしこの話は、そんなビザ制度を紹介し青少年の海外渡航を奨励するような話ではなく、ある青二才が外国で出会ったある年上の女性に関する、個人的な思い出話なのである。

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そっけないリンダばあちゃんとの距離が少しずつ詰まっていって、読んでいる方も優しい気持ちになれました。
オーストラリアの街や観光なども、挿絵があることで、とてもイメージしやすかったです!

素晴らしい経験を共有いただき、ありがとうございますー




38.青野晶 さん
「侍少女戦記」 第1幕(全7幕)

★ミュージカル×小説
「侍少女戦記(さむらいしょうじょせんき)」あらすじ★

中沢龍香(リョウカ)は侍になることを夢見ているが「そんなことより結婚しなさい」と両親に反対されている。
龍香の召使いの青年、於菟(オト)はそんな龍香を密かに恋慕していた。
ある日、中沢家の領地に怪物が現れ、それを討伐するために剣豪の朱雀(スザク)がやってくる。
誰もが無理だと言った龍香の夢を、朱雀だけが叶うと言った。
龍香は朱雀に強く心惹かれていく。
それでも於菟は龍香を想い続ける。
一方、朱雀には将来を誓った恋人がいて……。
龍香は侍になれるのか?
また3人の恋の結末は?

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戦いのシーン、とくに刀の扱いのあたりがとても詳細でリアルだったので、表現力が凄いなあと思っていたら・・
まさか殺陣の稽古に通いながら書かれていたとは!驚きです。
激しさも華やかさも持ち合わせていて、小説だけでなく、舞台の上でも多くの人を魅了されるのだろうなあ。
素敵な作品を読ませていただきありがとうございました!



39.ひよこ初心者 さん
【連載小説】第1話 白山の蛇 #創作大賞2024 #ファンタジー小説部門

あらすじ
陰陽師の家系に生まれた御堂仁雅は、自分の生業を嫌いながらも命令に従い動いていた。ある日、当主から特命が下る。同じく陰陽師を生業とする西園寺家へ半年間赴き、毎夜西園寺の女を抱くという指令だ。他家との交流を避けてきた西園寺が何故。
単身西園寺へ身を置く間、椿の花の前で出会った西園寺紫乃から、仁雅は西園寺の秘密を知る。雪深い山のふもとに住む西園寺の女たちと交流を深めながらも彼女らの運命に怒り悲しむ、和風×恋愛×ファンタジー。

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独特の世界観と広がりのあるストーリーが素晴らしいですね。
読み始めたところから、ちょとドキドキしてしましました。

どの言葉も研ぎ澄まされていて、すごい才能をお持ちだなあと思っています。
第1章、2章とつながりを持たせた壮大な物語。
ぜひ、多くの方に読んでもらいたいです!



40.sugisaru さん
『ソトノレンズ』 第一話 【創作大賞2024漫画原作部門】

あらすじ

奴隷制度が残るとある国の麦畑。
奴隷の少年ルッカは『ただの麦』を無我夢中で
撮影する写真家の青年タヒトと出会う。

麦を「美しい」と言うタヒト。
その言葉に戸惑うルッカ。

しかし、タヒトが撮影した
『たった一本の麦穂の写真』に心を奪われる。

そして誘われるがままカメラを習うことに。

タヒトの教えはただひとつ
「撮りたいもの以外は死んでも撮るな」

奴隷として生きる自分は
本当は何がしたくて、何が撮りたいのか、、

自由奔放なタヒトと出会い
個性的で型破りなアーティスト達
世界中の美しい景色や人々に魅せられ
ルッカの感性は次第に解き放たれてゆく。

世界を巡る写真家の作者が、熱い思いを込めて贈る旅するアートファンタジー!!

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「たった一本の麦穂の写真」
いったいどんなものなのだろう。どれだけ、人の心に刺さるものなのだろう。と想像しながら読むのが楽しかったです。
美しい旅の景色を、主人公たちの目を通して見せてくださりありがとうございました。
タイトルの写真はsugisaruさんの撮られた1枚なのでしょうか。
荒野の岩の間から差し込む太陽の光。まさに、この物語を語ってくれていますね。



41.青柳 千 さん
「私なんてに、さよならを」 第1話

【あらすじ】
関西に住む大学2年生の美月みづきは、半年付き合った彼氏の浮気(未遂?)が発覚し、別れを決意する。
これまで付き合った人は、顔は良いけどダメ男ばかり。
ついつい、顔の良い人に口説かれるとふらふらとしてしまうのは、美月の過去に関係していて……。

ボランティアサークルでの家庭問題に悩む花乃ちゃんとの出会い、久しぶりの片想い。

小学校からの友だち、高校の先生、大学で仲良くなった女の子、サークルの先輩。周りの人に支えられて、過去を乗り越え、本当に大切なものを掴むまでのお話。

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主人公の美月ちゃんの心情をとても、丁寧に書かれていますね。
女性からも男性からも共感されるキャラクターだと思います。
いろいろありながらも、最後はハッピーでよかった。
前向きになれる作品でした~ありがとうございます!



42.早時期 仮名子 さん
針を置いたらあの海へ 第1話

明日も俺のまま、
この身体と心のまま、目を覚ましたい。

<あらすじ>
ニットの名手・レオ(16)は、全身タトゥーの彫り師・たっちゃんさん(28)の「目を借りて」、カラフルなフェアアイルニットを編むことに。
また、たっちゃんさんもレオ独自のセンスと画力に魅了され、顧客のタトゥー図案を共に描いてゆく。
ニットとタトゥーに彩られる日常の中に見え隠れする、2人の抱える苦しみの影。
バディ体制での創作活動を積み重ね、無二の絆を得た2人は、関門海峡へ旅に出る。

傷を負った大人と、傷の場所を知らない少年が、自分を肯定するまでの物語。

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たっちゃんさんとレオ。
2人のキャラクターが生き生きとしていて、互いが重なりながら前へ進んでいくのが素敵ですね。
文章も読みやすく、共感するところもあって、多くの方に受け入れられやすい作品なのではと思います。
続編もあるのですね~
読むのを楽しみにしていますー!


43.rin さん
【#創作大賞2024】「いなくなったきみへ」第一話(全11話)

あらすじ

 いなくなった同級生を捜してほしい。
 大学生の早瀬健(はやせたける)は友人である西野楓(にしのかえで)から馬場昴生(ばばこうせい)という男を一緒に探してほしいと頼まれる。
 ゼミ、サークル、バイト先……いなくなった馬場の痕跡を追う健と楓はその最中、ある女性の存在と不可解な事件に巡り合う。
 古河律子(ふるかわりつこ)。誰がどう見ても美しく、愛嬌があり、控えめで、儚い。誰にでも愛される不思議な彼女。
 健は馬場を探しながら彼女に惹かれ、彼女の過去を知りたいと思うようになる。いくつもの視点を織り成し全てが語られる時、見えてくるのはたった一つの切実な〝願い〟だった。

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「古河律子」
満たされない彼女だからこそ、美しいのかもしれません。
もしも彼女が近くにいたら自分も同じようにその魅力に取り憑かれていたかも。
どきどきしながら、いっきに読ませていただきました。
素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございます😊



44.豆島 圭 さん
残夢【第一章】①手錠

「逢いたくて、あなたに」
鳩巻署の巡査部長、堂森建佑(ケン)が傷害容疑で現行犯逮捕した近堂ひろ子は、そう供述するが、ケンに思い当たることがなく捜査は難航。
ゲイ風の同僚、離婚した妻、交際中の婦警など、ケンと周囲の価値観が露わになる中、女の父親を名乗る男が面会希望で署を訪れ、容疑者の女とケンとの繋がりが見えてくる。
時代は90年代に遡り、ケンの小学校では不可解な出来事が起きていた。突然人が変わってしまったようなクラスの女子に対しケンがとった行動は。
各地で多発している類似事件、女性警官の意味深な言葉、県警の隠蔽体質、近堂の真の動機とは。
今、日本で何が起きているのか。リアルな日常と闇を描く警察ミステリー。

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文章がとても上手いし、構成も素晴らしい。
読み始めのところから、ぐいぐい引き込まれてしまう。

ひとつの点が結びつき、線になり、面になる。時には読者を裏切るようなことや不気味に感じることも入れつつ、話が進んでいく。

これだけの作品をつくることができるって凄いよなあ。

素晴らしい作品を読ませていただきありがとうございました😊




45.オガワヒカリ さん
小説:バンビィガール<1>ある女子大生の夢 #note創作大賞2024

【あらすじ】
書類選考、カメラテスト、最終審査の読者投票を経て、晴れて奈良の情報誌「月刊バンビィ」のイメージモデルを一年間務めることになった紺野こんのあおい。
情報誌ならではの体当たり取材、慣れない食レポ、動画撮影、連載記事……などなど、普通に生きていたら経験できないであろうお仕事に日々精進。
笑顔の裏には、苦しいこともあるけれど、それでもゆきますバンビィガール!
地元奈良への想いと、仕事で関わる人々。感謝の気持ちを忘れず過ごすアラサーモデルの一年間。一見華やかに見える「モデル」の苦悩と葛藤を描いた奮闘記。

夢は何度挑戦してもいい。
諦めない限り、夢は続いていくから。

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夢を叶えるために、もがきながらも懸命に取り組む主人公。
アイドルとかではなく、地方の情報誌のモデルという設定がまた応援したくなりますよね。
自分ももっと頑張りたいなあという気持ちになりましたー😊



46.地中海性気候 さん
ずっと、言葉を追いかけてる

机の中のどこを探しても、ハサミが見つかりませんでした。

図工の時間。紙粘土に色んな物をくっつけて動物を作るそうです。隣の席のコは、さっそく持ってきた毛糸をチョキチョキ切り始めています。
──きれいな色の毛糸、たくさんくっつけたら素敵な毛皮になるなあ。
机の引き出しを引っ張り出すけど、やっぱりありません。お道具袋を開けてみます。ありません。
──私も切りたいなあ。きのう、おかあさんとじゅんびした折り紙、切りたいなあ。

ハトちゃんは困ってしまって、どうしていいか分からなくなって机に突っ伏します。

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ハトちゃんに見えている世界。
きっと伸び伸びとしていて広がりがあるもの。
定義みたいなもので、勝手に決めつけてはいけないのかもしれない。

その中で言葉の持つ役割とはなんだろう。

深く考えさせられる内容でした。
ありがとうございます😊


47.ミーミー さん
誰かいる場所

「芋の子を洗うよう」と言ったら失礼かもしれないが、
実際に目の前に広がっている光景はまさにそんな感じだった。
そう広くもない中学校の図書室に沢山の生徒たち。
見慣れたその光景は、
私が想像していた
「一般的な図書室」とはちょっと違うものだった。

図書室。
それは、
人が本を求めてやってきて、
読んだり借りたり調べたりする場所。

しかし、本とはまったく関係なしにやってくる人もいる。
半分くらいはそうだった。
並んでいる本はただのインテリアだと思っている様子で、
ただ、やってくる人が半分。

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誰かいる場所。
それは図書室だったり、放課後の保健室だったり。
その場所があるからこそ、救われている方とても多いと思います。
そういった優しい居場所を作っていたミーミーさん、素敵すぎです!

noteの中でのミーミーさんの存在も、同じなのかもしれません😊




48.結城 熊雄/Yuki Kumao さん
【小説】無職探偵 ~侵入不可能な浮気現場~ #note創作大賞2024

【あらすじ】
 魔宮夢大まみやむだいの職業はプロの無職。収入源は生活保護のみである。しかし仕事をしていないわけではなく、依頼があれば草むしりから浮気調査まで、どんなことでも引き受ける。一方で依頼主から金銭を手渡されても「お代は国からいただいているので」と、決して受け取らないのだった。
 彼のもとには日々様々な依頼が舞い込んでくる。今回の舞台は「侵入不可能な浮気現場」だ。酒篠摩耶さかしのまやは同棲している恋人・隆二の浮気を疑っていた。監視カメラには誰も映ってないし、窓から侵入もできない。でも確かに女の気配がする……。この無理難題を魔宮は職人のようにいとも鮮やかに解決する。そんな彼のことを人はこう呼ぶ。”無職探偵”魔宮夢大と。

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えー働けるのに生活保護受給って!?
読者全員が感じる疑問を、作品の中でも取り上げてなんとなく納得させていく(煙に巻く・・)あたりが、痛快ですね。反響が大きそう。

1記事で2万字!その手があったか!
素晴らしいです。
続きも楽しみにしています!



49.谷田哲暁 さん
地上1.7mの銃眼から(Disc1) -創作大賞2024 お仕事小説部門

【あらすじ】

鳶職とITエンジニアは同じ仕事だ。
 大学院卒・銀行勤務をへて鳶になった"俺"は退屈が大嫌いだった。
 殴る先輩、キレる親方、死ぬほど重い建築資材、負けるものかとしがみついた夏の日々があった。
 いまIT企業に勤める”俺”は、慣れない職場に戸惑っている。殴らない先輩、キレない上司、人生のログ検索と本音のないメッセージ。
 "自分はどんな人になり、何処でどう生きてたい?"
 真逆の人種の仲間たちの、想い、行動、生き様を見つめ、手紙を書くように友へ問いかける日々のなか、自分そっくりな女性社員との出会いをきっかけに酒とメンツとハッタリだけで答えを見つけていく。
 今この瞬間を抗い続ける泥まみれのストーリー。

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使われている言葉のひとつひとつにドギマギしながら読み進めていく。
不思議な魅力にあふれている作品ですね。
その業界で働いている方しかわからないような細かい描写もあり、リアリティというか生々しさを出されているのが凄いなあ。
各段のタイトルの付け方も、かなり考えられてますね。



50.文者部屋美 さん
1.メアージュピース物語 第3部 果てなき旅を終わらせた冒険者達の章 外伝「世界中を震撼させた悲しみの記録」第1話

かつて「女神メアージュ」と「男神ジュピース」が創造した世界、それが「メアージュピース」。水、氷、山脈、砂漠、草原、岩壁、森、花、魔、死、10の大陸から成るこの世界で繰り広げられる、壮大な歴史と数々の大冒険。第3部の本編は、世界中を恐怖の渦に陥れた歴史にその名を残す「ある殺し屋」に、大切な人の命を奪われた14人の冒険者達が運命的に出会い、皆で協力し合いながら復讐を果たすまでの物語である。が、今回は「外伝」として彼らがどのような悲劇に遭い、復讐の旅に出る覚悟を決めたのか、また何故その「殺し屋となった男」はそのような人生を歩む事になってしまったのかを彼の視点から紐解き、本編に至るまでの前日譚を綴る。

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壮大なファンタジーの中にあるホラー。
映画を見ているような感じで、物語を読むことができました。

3部からなるメアージュピース物語。
なるほど!それぞれの応募部門が異なるのですね。
より多くの参加メディアの目に留まってほしいです!



(前編)
15名の作品はこちらです!


(中編)
20名の作品はこちらです!


本当にみなさん、ありがとうございました!




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ファンベースデザイナー、地域創生プロデューサーなどしてます。 おむすびnoteを毎日書いてたり、浦和レッズを応援したり… みんなが、好きなこと、応援したいことを素直に言える世の中にしたいなあ。 皆さんと、いろいろなコラボをしたいです! ぜひぜひご連絡ください!