"浦和レッズ平川忠亮引退試合"で、スタジアム観戦の幸せを噛みしめた
東京五輪の競技種目が始まった。
サッカー男子は昨日初戦を迎え、1-0で南アフリカに勝利した。
その会場となったのは、東京スタジアム。
5万人近く収容できる大型スタジアムだ。
だけど…
得点シーンも勝利したシーンも静かだった。
スタジアムには、選手と関係者の声と拍手だけが響いていた。
その五輪の男子サッカー初戦と同じ日に、浦和駒場スタジアムで行われたのが、現在浦和レッズのコーチをしている平川忠亮さんの引退試合。
試合開始1時間前の16時には、多くのサポーターが集まっていた。
ちょうどこの時間、さいたま市はこの日の最高気温34.7度を観測したそうだ。
真夏の熱気がスタジアムを包んでいく。
手荷物チェック、検温、アルコール消毒をして、スタジアム内に。
マッチデー・プログラムの特別号を読みながら、試合開始を待つ。
裏表紙は、3年前の引退セレモニーの時の写真。
満員の埼玉スタジアムで作った、コレオグラフィが美しい。
夕方になっても気温はなかなか下がらない。
熱中症に気をつけての案内も。
(コロ ナ対策や熱中症対策など、案内や対策がしっかりととられている。)
試合開始前に、500mlの麦茶の1本目が空になってしまった。2本目に突入!
レジェンドチームには、懐かしい面々が名を連ねる。
闘莉王や永井、柏木、達也、啓太、岡野、小野伸二などなど時代を作ったメンバーたち。
引退していたり、他のクラブチームに移籍している選手たちが、浦和のために戻ってきてくれている。
この他にも、ビデオメッセージなどで懐かしいメンバーも登場。
もう、嬉しすぎる。
収容上限5000人のところ、なんと4991人の入場があったらしい。
駒場スタジアムは22,000人収容のスタジアム。
座席は、前後左右1席おきに空席が入り、2階席はクローズされていた。
今は声を出しての応援はできない。
それでも、いいプレーがあれば拍手が自然と湧き起こる。
公式戦とは違い引退試合なので、選手が面白いプレーをすることもある。
そんな時はスタジアムにどっと笑いが巻き起こったりもする。
とてもいい雰囲気だ。
ひときわ目を引いたのが、小野伸二選手。
タッチやパスなど、とにかく柔らかくそして上手い。
ひとりでレジェンドチームを引っ張り、試合を作っていた。
試合終了後は、表彰式。
過去の試合の映像が、ビジョンに流れる。
あの熱狂の真っ赤なスタジアムに、早く戻りたい。
セレモニーのスポットライトを当てるために、会場の照明が落とされる。
黄昏の空にスタジアムが浮かび上がる。
なんとも幻想的だ。
最後に、選手たちが場内を1周する。
この7月に他のクラブへ移籍をすることになった武藤選手に大きな拍手が湧き起こる。
急な移籍だった武藤選手に、サポーターからこれまでの感謝と激励をすることができた。
このような機会を作ってくれたこと、本当にありがたく思う。
これがスタジアムだ。
選手とサポーターがひとつになれる、特別な場所。
そこには、どちらかひとつでも欠けてはいけない。
2021年7月22日"平川忠亮引退試合"
スタジアムで応援できる幸せを、噛みしめて。
(開催に向けて感染対策などに尽力された運営の方々、ルールを守っての観戦に努めたサポーターの方々のおかげで素晴らしい時間となりました。)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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